Intel Galileo(Fab D)とKips Bay Fab Cとの違い

はじめに

Intel Quark SoC X1000を搭載したリファレンスボードには、青いプリント基板を採用したIntel Galileo Development Board(Fab D、以下、Intel Galileo)と緑のプリント基板を採用したKIPSBAY(以下、Kips Bay Fab C)の2種類がCRB(Customer Reference Board)として一般に公開されています。

見た目以外にこの2つボードのどこが異なるのか興味がわき、両者の写真と公開されているIntel Galileoの回路図を元に比較して違いをまとめてみました。

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3DMarkで不正に高いスコアを出していたAndroid端末をランキングから除外

各種報道で、いくつかの有名なAndroid端末がFuturemarkの3DMarkに限って特殊な対応をすることで通常よりもスコアを高く出すという、ベンチマークのチート(ハードウェアベンダーはチートではなく最適化だとコメントしたそうですが)が行われていることが伝えられています。これに対して、3DMarkの開発元であるFuturemarkが、同社のランキングから除外したそうです:

ベンチマークソフトの開発元としては、不正と思われる対応にどのように対処するかというのは、あまり打てる手はないででしょう。その中でも最も厳しく、かつ効果的なのが今回の排除なのではないかと思います。もっとも、それでもベンチマークを実行して結果が得られるのであれば、Webマガジンや雑誌向けに、今後も「最適化」を各メーカーはしてくるのでしょうが…。

きっと今後も続報が出てきそうな話題だと思います。

電子回路に対応する3Dプリンター

電子回路が作れる 3D プリンタ「EX1」、Kickstarter で目標額達成インターネットコム」という、電子回路がプリントできる3Dプリンターの記事が出ていました…。これを見て、素直にほしいと思いました。子供のころからこういうのほしかった…!!

日本でもそれなりの価格で出てくるようであれば、(価格にもよりますが)ほぼ間違いなく買うと思います。自宅であれこれできたらきっと楽しいですよね。

まんが“低俗霊狩り【完全版】其の一&其の二”を購入しました!

先週の金曜日(2013年11月22日)に、飲みに行く待ち合わせの間に本屋によったところ「低俗霊狩り【完全版】」の「其の一(奥瀬サキ / ワニブックス 9784847038969 1920979007000」と「其の二(奥瀬サキ / ワニブックス 9784847038976 1920979007000」が出ていましたので、ためらいもなくささっと購入しました。事前情報では11月25日だったのですが、早めに並べていたようです。

低俗霊狩り【完全版】其の一&其の二 表紙

低俗霊狩り【完全版】其の一&其の二の表紙を撮影引用しました。

表紙(と裏面)からして従来のものを踏襲していて「うわ~~~」っていう感じです。当時のコトをいろいろと思い出しつつ中身を読みました。そして、そう、これこそが「低俗霊狩り」のテイストだよね!と、非常に強く認識を新たにしつつ読むことができました。従来の単行本も、探せばどこかの段ボール箱に入っていて出てくることがわかっていても、今回これを買ってよかったと思いました。それだけ、懐かしさと同時に、自分自身が当時体験したり思っていたりしたことが、作品の記憶とともによみがえってきました。

たぶん、こういうテイストのまんがって今でも必要とされているんじゃないかな、って思います。この記事を読んで少しでも興味を持ったら、手に取っていただけると紹介した当人としてはうれしく思います。

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Androidの64ビット版をIntelがAtomプロセッサーでデモ

CNET Japanの「インテル、「Android」向け64ビット「Atom」プロセッサをデモ」という記事によれば、IntelがAndroidの64ビット版をAtomプロセッサーで動作させるデモを行ったそうです。スマートフォンおよびタブレットではAppleのiOSがいち早く64ビット版を投入していますが、Androidも順調に64ビット対応が進んでいるようです。

IAアーキテクチャもARMアーキテクチャも、現状のプロセッサーでは64ビットアプリケーションと32ビットアプリケーションを並行してサポートが可能な構造を有していますから、互換性の面でも大きな問題はないでしょう。

あとは、いつ、本当の意味で64ビットが求められる環境になるかですが、それはもう少しかかりそうに思います。いずれにしても、アプリケーションは無理して64ビット化しなくてもよいのは、現状のWindowsと同様でしょう。

なお、日本語の記事の検索をそれなりに行ってみた範囲では、64ビットのAndroidのデモは今回が初であったようです。とはいえ、Atomで動くならばARMでも64ビット化は達成されたとみてよいでしょう。もっとも、デモを行うレベルまで各種ドライバーやハードウェアを整備するという点については、Intelが先行しているのでしょう。だからこそ、今回のデモがあったのではないかと思われます。

「ロリポップ!レンタルサーバー」の運営元paperboy&co.が脆弱性報告窓口を開設

今年の8月から9月にかけて、paperboy&co.が運営する「ロリポップ!レンタルサーバー」にて運用されていたWordPressサイトが多数改ざんされるという問題が発生しましたが、それを受けた対策の一環として脆弱性の報告を社外から受け付ける窓口を設置するという発表がありました:

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Intel Quark関連コードネームまとめ

はじめに

私自身、Intel Quark関連のコードネームをまとめておく記事(メモ)があった方が便利だと思えてきたので、作ってみることにしました。必要に応じて、今後もこの記事を更新していこうと考えています。

更新内容は文末の更新履歴をご参照ください。

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AMDが次世代APU“Beema”と“Mullins”をTDPではなくSDPを使って説明

AMDが次世代APUの説明をする際に、TDPではなくIntelが提唱したSDPを使用して説明をしたとのことです:

この記事より該当部分を引用します:

BeemaのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)は10~25Wとなる見通しで,Kabiniの15~25Wと比べると下限が下がる。またMullinsでは,Temashの3~4WというTDPに代わり,2W以下というSDP(Scenario Design Power)値が採用されたのがポイントだ。
 SDPはIntelが提唱した値で,言うなれば「『タブレットデバイスに必要とされる程度の性能』」で動作させたときの発熱を基準とした放熱設計基準値」といったところ。要するに,タブレットデバイス向けの新しい熱設計指標を用意することで,より薄いタブレットデバイスを実現できるようにしてきた,といったところだ。

このように、Intelが提唱したSDPをAMDが使用して説明しており、結果としてSDPという指標がタブレットデバイスといった小型のデバイスでは有用な指標であることをAMDが追認したことになります。ただ、IntelのSDPの指標内容は非公開だったはずなので、AMDのSDPと同一であるとは言い切れません。おそらく異なるのではないかと考えられます。このため、SDPだけで直接比較することはできないでしょう。

先週のMicrosoft UpdateでもOutlook 2010とNorton製品の競合問題は直らず

9月下旬に発生した、「Outlook 2010」において勝手に「元のファイルを変更すると、アイテム内に変更が反映されます。」というフォルダーが作られて、それがOutlook 2010の再起動とともに増えていく問題の続報です。SymantecかMicrosoftがプログラムの修正してくれれば直るはずのこの問題、ひそかに期待しながら先週のMicrosoft Updateを実行して、再起動をしたわけですが…。

残念ながら問題は改善しませんでした。

SymantecでもMicrosoftでもどちらでもいいので対応をしてください! お願いします!!

このまま直らないようなら、仕方がないので約10年くらい使ってきたSymantec製品をあきらめてMcAfee製品に移ろうかな、とも考え始めています。それまでに直るかどうか…?

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外国人の名前をどう読めばいいのか不明な時に役立つサービス

欧米人の名前をアルファベットでみても、いったいどのような発音になるのかさっぱりわからないことがありますよね。こんな時に名前のつづりを入力すると発音のチェックをできるサイトがあるそうです:

Linux」が日本で流行り始めたころにLinusさんのお名前をどう読んで、Linuxをどう呼ぶかについて、いろいろな派閥があったことを思い出しました。あるいは、それよりもう少ししまえに「C++」が流行り始めたときに、考案者のBjarne Stroustrupさんのお名前をどう読むかについても議論があったように思います。

こういう堂々巡りに陥りやすい議論をさっくりと解決できるかもしれないのが、このサービスです。

とはいえ、日本人の耳に理解できる内容と、欧米言語に慣れている耳に理解できる内容には開きがありますので、最終的にはやっぱり議論になっちゃうのかもしれませんが…。