はじめに
日本時間7月1日の朝8時ころに「Intel® Galileo Gen2 Product Brief」が公開されました。この内容の紹介と既存のインテル Galileo 開発ボードの差異について解説してみたいと思います。
なお、Intelの該当ドキュメントのライセンスは「Creative Commons Attribution Share-Alike License (ver. 3)」ということで著作権法上の問題がないため、例によって私(さかきけい)による日本語意訳を全文掲載します。※1
日本時間7月1日の朝8時ころに「Intel® Galileo Gen2 Product Brief」が公開されました。この内容の紹介と既存のインテル Galileo 開発ボードの差異について解説してみたいと思います。
なお、Intelの該当ドキュメントのライセンスは「Creative Commons Attribution Share-Alike License (ver. 3)」ということで著作権法上の問題がないため、例によって私(さかきけい)による日本語意訳を全文掲載します。※1
今年1月に開催されたInternational CESの直前にIntel Edisonは発表されました。発表当時の記事「【イベントレポート】【Intel基調講演】IoT時代に備えてさまざまな手を打つIntel ~SDカード大のQuark搭載コンピュータ「Edison」を公開 – PC Watch」によれば、以下のようなスペックでした:
開発コードネーム「Edison(エジソン)」と呼ばれる、SDカード大の小型基板を紹介した。Edisonは、2013年9月のIDFでIntelが発表した22nmプロセスルールで製造される超低消費電力SoCとなるQuarkを搭載しており、Bluetooth LE、Wi-Fiの機能が搭載されており、Linux OSなどが動くようになっているという。
UbuntuおよびDebian Linuxをインテル Galileo 開発ボードで動かすということが比較的早期から行われており、“「インテル Galileo 開発ボード」関連の日本語ページのリンク集”からも1件リンクしています。このころからlibpthreadのコードでアプリケーションがクラッシュしてしまうことがよく知られていました。
Intelが新たにIntel Quark SoC X1000の動作温度を0℃~70℃から-40℃~85℃に拡張した新SKUである3製品を公開しました:
ちなみに、このメモでよく扱っている「インテル Galileo 開発ボード」もIntelが配布しているmicroSDメモリーカード用のイメージにはOpenSSLが入っています。
そのバージョンを確認してみました:
root@clanton:~# uname -a
Linux clanton 3.8.7-yocto-standard #1 Tue Oct 1 00:09:01 IST 2013 i586 GNU/Linux
root@clanton:~# openssl version
WARNING: can't open config file: /usr/lib/ssl/openssl.cnf
OpenSSL 1.0.1e 11 Feb 2013
そろそろ秋葉原における「インテル Galileo 開発ボード」の需要がひと段落したようで、PC DIY SHOP FreeTが特価処分を行っていました:
【処分特価】intel Galileo 3本限定 3,980円! もはや多くは語りません…超特価です。 pic.twitter.com/ogi9u2OEzM
— PC DIY SHOP FreeT (@PCDIYFreeT) April 12, 2014
MicrosoftがBUILD2014において、Intel Galileoボード上でWindowsを動作させるデモを発表したそうです:
この記事によると以下のようなWindowsの動作デモを行ったそうです:
現在、Galileoで動作するOSはLinuxだが、インテルとマイクロソフトの密接な連携によりWindowsの動作に対応したことをMyerson氏は明らかにした。Galileo上で動作するWindowsのデモとして、大型の「ピアノ」デバイスを披露した
“Intel expands Quark family with new products – cpu-world”によると、Intel Quark SoC X1000にDDR3のECC対応を追加したIntel Quark SoC X1010と、DDR3のECC対応に加えてSecure Bootに対応したIntel Quark SoC X1020Dが追加されるそうです。
ようやく日本で発売された「インテル Galileo 開発ボード」を、本日秋葉原にて午前中に購入してきました。購入先はパソコンハウス東映で7,280円でした。おそらく同店で購入したのは私が最初であったようです。店員さんにはこれで特定できるかと思いますが、最初の2個を買っていったのが私です。壊す気満々なので、とりあえず予備がほしいなぁ、と…。