はじめに
前回の“「Intel Galileo Development Board」を起動して動作確認”で基本的なテストを終えた「Intel Galileo Development Board」を使用して、プログラミング言語の入門で多くのケースで演習として行う「Hello World」を表示するサンプルと同様に、マイクロ・コンピューター・ボードを使用する場合には必ずといっていいほど行う「発光ダイオード(LED)の発光制御(通称Lチカ)」を行ってみます。
前回の“「Intel Galileo Development Board」を起動して動作確認”で基本的なテストを終えた「Intel Galileo Development Board」を使用して、プログラミング言語の入門で多くのケースで演習として行う「Hello World」を表示するサンプルと同様に、マイクロ・コンピューター・ボードを使用する場合には必ずといっていいほど行う「発光ダイオード(LED)の発光制御(通称Lチカ)」を行ってみます。
前回の“「Intel Galileo Development Board」を使用する準備”に続いて、今回は作成したシリアル変換ケーブルとバッテリー・ユニットを装着してIntel Galileo Development Boardを起動して動作確認をしてみます。
「Intel Galileo Development Board」を使用するにあたって、あった方がいいもの、目的によってはあった方がいいもの、さらに限定的ではあるもののできればあった方がいいものなどについてまとめてみたいと思います。私自身、これに沿って必要なパーツをそろえました。
日本国内での発売延期によって、Intel Galileo Development Boardを年末年始の休暇中につついて遊ぶことができないと残念に思っていたところなのですが、インテル株式会社のご厚意でIntel Galileo Development Boardの量産前バージョンを試用する機会を得ました。
このIntel Galileo Development Boardをデジタルカメラで撮影したものを掲載してみたいと思います(シリアル番号および同等と思われるものはマスクしています)。もっとも、あちこちに同じような画像が掲載されているので、もう見飽きていらっしゃるかもしれませんが…。
新しいリリースに対応したものを“Intel Quark SoC X1000 BSP Release 0.9.0のビルド・ガイド”に公開しました。0.8.0である必要があるなど、特に理由があるのでなければ新しい方をご参照ください。
Intelが公開しているIntel Quark SoC X1000関連の資料の中に「Intel® Quark SoC X1000 Board Support Package (BSP) Build Guide」というものがあります。これは、Intel Quark SoC X1000を搭載したリファレンスボードに対応するLinuxカーネルとルート・ファイル・システムのビルド方法や、ボード上のSPI Flashへの書き込み方法、microSDメモリーカードやUSBメモリーに書き込んだLinuxカーネルとルート・ファイル・システムからの起動などの方法を説明する資料です。
この資料は英語のものなのですが、これを日本語にしたものを自分用に作成しました。完全に逐次訳をしたわけではないので、元の資料の置き換え用にはなりませんが、該当資料の文末にある宣言文を読む限り、Intelのライセンス上も問題がなさそうだと思われる(転載と翻訳を禁止するとの明示文がない)ため、参考にはなるかと思い公開してみます。
先日より日本国内におけるIntel Galileo開発ボードの発売延期をお伝えしてきました(その1およびその2)が、ようやくインテル株式会社が公式に発売延期のアナウンスを行いました:
公式発表より引用します:
インテル株式会社は、11 月 3 日発表の「インテル® Galileo 開発ボード」の国内発売開始時期を、下記の通り延期させて頂きます。
当 初:2013 年 12 月中旬予定
変 更 後:2014 年 1 月中旬予定
延期の理由:製品出荷前手続きに時間を要しているため
年末年始の休み中につついてみるということができないことが確定して残念な限りです。
日本では発売が延期された模様のIntel Galileo開発ボードですが、米国と欧州では出荷が開始されたとのことです:
この記事によると、
同社広報担当者のClaudine Mangano氏は、現地時間2013年12月2日付けのメールの中で、「当社認定の米国と欧州の販売代理店から2週間以内に発売となり、その後順次拡大していく」と述べている。
ということで、米国と欧州から出荷が開始され、その他の地域(おそらく日本もここに該当)には順次拡大していくとのことです。この発言は裏を返すと、2週間以内に発売になるのは米国と欧州のみだといっているわけで、日本国内での発売は公式に延期が表明されたと解釈してよいでしょう。
最近はXbox Oneにしても、PlayStation 4にしても日本は後回しが多くて盛り上がれなくて悲しいですね 😥
もしも急いで入手したければ、これらの先行販売地域から個人輸入とかするしかないんでしょうね。あるいはこれらの地域からの並行輸入品(出るかどうか微妙ですけど)に手を出すとか…?
先ほど「スイッチサイエンス、Arduino互換の「Intel Galileo」の予約を開始 – マイナビニュース」という記事を確認していたところ、以下の追記が出ていました:
2013年12月2日追記:Galileoの入荷は2014年1月後半に延期になったとの連絡をスイッチサイエンスよりいただきましたので、その旨、追記させていただきました。
このように、どうやらIntel Galileo開発ボードの出荷が1カ月ほど遅延して、2014年1月後半になったようです。販売予定の6社のうちスイッチサイエンスだけが遅れるとは考えづらいので、日本向けの出荷が遅延したのだろうと思われます。
もし、これが確定だとすると年末年始の休み中につつこうと思っていただけに本当に残念です。
昨日はスイッチサイエンスのプレスリリースページだけを確認して「お知らせないなー」と思っていたのですが、「《予約販売》インテル Galileo 開発ボード」というページの方に以下の記述がありました:
発売日が延期になる旨の連絡がありました。入荷予定時期は2014年1月中旬〜下旬です。(2013年12月2日現在)
ということで、インテルのニュースルームに記載はありませんが、発売延期は確定事項のようです。
Intel Quark SoC X1000を搭載したリファレンスボードには、青いプリント基板を採用したIntel Galileo Development Board(Fab D、以下、Intel Galileo)と緑のプリント基板を採用したKIPSBAY(以下、Kips Bay Fab C)の2種類がCRB(Customer Reference Board)として一般に公開されています。
見た目以外にこの2つボードのどこが異なるのか興味がわき、両者の写真と公開されているIntel Galileoの回路図を元に比較して違いをまとめてみました。