最近のコンピューター言語の方向性について

私はコンピューター言語というものに特別詳しいわけではありません。それでも、自分で仕事でもプライベートでもコードを書く必要があることから最低限、現在のコンピューター言語の進む方向などを眺めています。そして、最近思うですが、ある言語AがXという機能を実装すると、言語Bや言語C、言語Dでも追いつけ追い越せという勢いで似たような機能が追加されます。本来、各コンピューター言語はそれぞれの目的に沿って設計されていて、必ずしも横並びで機能を実装する必要がないのにもかかわらず、一斉に実装にかかる、そんな風に私の目には見えることがあるのです。

本質的にその機能が必要なのか、その言語の実装方法としてあっているのか、というものを吟味するよりも早く、出来上がった誰かの実装をほぼそのままの形で取り込んだり、他の言語で実装されたのと同じような実装を取り込んでいるように見えることもあります。

結果として各コンピューター言語は特定の方言程度の差しか残っていないように見えることもあるんですよね…。なんだか、この方向、本当にあっているのかな、と思うこともあります。

もっとも私としては実装されて、便利だと思えばもちろん使うわけですが…なんか、これでいいのかなぁ、なんて考えてしまうこともある、なんてことをちょっと記録しておきたいと思ってこれを書いてみました。

Microsoft Outlook 2010とNorton製品のコンフリクトの話の続き

勝手に増殖する「元のファイルを変更すると、アイテム内に変更が反映されます。」フォルダーに関するコラム「先日のMicrosoft Update以降Outlook 2010がおかしなことに」の続きです。

「スパムフィルターをオフにする(Norton AntiSpam Outlook Pluginを無効にする)」というのはなかなかできることではないので、仕方なくこの状況に甘んじています。先週配信されたMicrosoft Updateで、もしかしたら対策されるのではないかと淡い期待を抱いていたのですが、残念ながら問題は解消されませんでした。NortonはNortonで、まだ直してくれないようです。正直かなり困ってます。どちらでもいいので早く直してください!!

さて、増え続けるフォルダーを消しながらだましだまし使うわけですが、1つ、大きな問題が発生しました。それは…。消せないフォルダーが出現したのです。ショートカットメニューに「フォルダーの削除(D)」を選択できる状態で表示されるのでこれを選択して確認のメッセージボックスで「はい(Y)」を選択すると…。何もなかったかのようにフォルダーは居続けて消せません。Nortonのアドインを停止した状態でも削除できないという、本当に困った事態になってしまいました。

次にフォルダー必要がある時に、新しいフォルダーを作る代わりに改名して使うとか、そういうことで気にしない方向に持っていくしかないのかもしれません。

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絵本作家のやなせたかしさんが死去

やなせたかしさん死去=「アンパンマン」漫画家、94歳時事ドットコム」ということで、好きか嫌いかは別として、多くの日本人が1度は見たことのあるであろうアニメ「それいけ!アンパンマン」の原作者である、やなせたかしさんがお亡くなりになられたそうです。「やなせたかし : 「死んだら映画の宣伝になる」とブラックジョークMANTANWEB(まんたんウェブ)」で見かけたときはお元気そうかと思っていましたが、本当にお加減がよろしくない部分があったのでしょうか?

謹んでご冥福をお祈りいたします。

なお、個人的には時事ドットコムの書いている「漫画家」というより「絵本作家」のイメージが強いです。

マウスの調子が悪い

長らく(5年くらいかな?)デスクトップマシンで愛用してきた「Microsoft IntelliMouse Optical USB and PS/2 Compatible」の調子が悪くなってきました。最近は、左シングルクリックがダブルクリックになったり、左ダブルクリックがトリプルクリックになったりします。常になるわけではないのですが、気になる程度に起こるようになってきました。スイッチがチャタリング補正できないほどの信号を出しているのか、チャタリングを抑える回路の方が調子が悪くなったのかいずれかなのでしょう。

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AMDがIntel Virtualization Technology互換の実装をすべき理由

はじめに

まず、本題に入る前に、私が使っているパソコンについて説明をしておきたいと思います。

私が現在個人で使用しているパソコンは3台あり、デスクトップパソコンが「ASUS P6T / Intel Core i7-930 / メモリ24GB / HDD 1.5TB / NVIDIA GeForce GTX 580」、ノートパソコンが「HP Pavilion DM1-4009AU / AMD E-450 APU with AMD Radeon™ HD 6320 Graphics / SSDを480GBに換装 / メモリ8GB)」、そしてホームサーバーが「HP ProLiant MicroServer / AMD Athlon II / メモリ16GB / HDD 2TB×4」です。

そして、私はIntel派でもAMD派でもありません(Intel派にはAMD派に見え、AMD派にはIntel派に見えているだろうな、と思っています)。どちらでも自分がその時々でよいと思ったものを買います。今はたまたまAMDが多くなっていますが、数年前はIntel一色でした。さらにその前はデスクトップパソコンがAMDで、ノートパソコンとホームサーバーがIntelでした。こんな感じにいろいろと試してみています。

そのような使い方をしている中で、表題のように私は考えるようになりました。それを今回は書いてみたいと思います。

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IntelのMicrocodeアップデートに関する話題

IntelがPentium Pro(P6アーキテクチャ)以降で採用している、Microcodeのアップデートですが、これに関する分析を行っている「Notes on Intel Microcode UpdatesInertia War」というページを江添亮さんのブログ「Intelのドキュメント化されていないマイクロコードアップデート用のバイナリの考察本の虫」経由で知りました。

今のところフォーマットと署名などに関する部分までの分析がなされていますが、結論は出ていない状況です。それでもいくつかの情報が出ており、興味深い分析が書かれています。

ただ、本当にこのフォーマットがわかってしまい、(それが実際に動くかどうかは別として)マイクロコードを誰でも書けるようになってしまうと、Intel CPUそのものをクラックしたり壊したりする、なんてことにもなりかねないので、これは判明しないままの方が多くの人の幸せになるんじゃないかなぁ、とか、ちょっと後ろ向きではあるんですが、そんなことを思ってしまいました。

米国Adobe SystemsからAdobe IDについてのメールが来ました

先日「Adobeがサイバー攻撃を受けて290万件のユーザー情報などを漏えい」で書いたように、私はAdobe IDを持っており、このアカウントの情報が漏えいしたかどうかについて知りたいと思っていました。そこで、前述の記事を書いた時点ではAdobeから登録メールアドレスへメールが届いていなかったことや、私個人としては影響度合いが比較的少ないと思われることもあり、積極的にパスワードを変更することなくしばらく待って、Adobeからメールが来るかどうかを確認してみることにしました。

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Web連載漫画「バイナリ畑でつかまえて」#7

山田胡瓜さんの連載まんが『「バイナリ畑でつかまえて」第7話:コノ、オオゾラニITmedia PC USER』が掲載されました。

ぉぅ。こう持ってきますか…。

毎回期待を裏切らない、心に響く話です。

じんわりときました。

タイトルが…ですね。本当に。よい未来が来るといいですね。

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“Unreal mode”と呼ばれているx86の状態について

Intel 80386以降において、リアルモードでありながらセグメントリミットを0ffffh以上(通常は0ffffffffh)に設定して、上位メモリを自由にアクセスすることを「Unreal mode」と呼称することがあるようです(実はこのような名前がついていることを最近まで私は知りませんでした)。これを「裏ワザ」扱いしているページもあるのですが、これは普通にマニュアルに書いてある動作なのです。

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“Lakemont Core”が見つかりにくかった理由

私が「Intel® Quark SoC X1000 Core Developer’s Manual October 2013」で「Lakemont Core」の記述を発見した際に、該当の「Figure 49. Virtual 8086 Environment Interrupt and Call Handling」が画像だから置き換えられずに残ったのでは、というようなことを「Intel Quark Core自体の仕様(コードネームはLakemont Core?)」で書いたのですが、見直してみたところ、実際にはそんなことはなく普通にPDFとして構成されている図でした。ではなぜ該当するPDF自体をAdobe Readerなどで開いて「Lakemont Core」を検索すると該当箇所がヒットしないのでしょうか?※1

実はこの部分、通常のUnicodeの範囲※2ではなく「(PDF)Supplementary Private Use Area-BUnicode Consortium」の範囲のUnicode※3で記載されているからです。このため検索に引っかからなかったようです。これは、該当部分を作った人が意図的にリークを狙ったのか、作業上の理由でそうなっているのかは不明ですが、結果としてコードネームから実製品名への置き換えや、その後のチェックでなかなか気づきにくいことになっており、見過ごされることとなったようです。

ちなみに、昨日まではGoogle検索でも該当するPDFは引っかかっていませんでしたが、今朝のくらいから(?)引っかかるようになったようです。

Googleで特殊なUnicodeの公式PDFが検索できた画像


  • 私は検索してヒットしなかったので該当部分は画像なんだろうと勝手に思い込んでしまっていました。
  • 通常のUnicode表現→「Lakemont Core」
  • 該当PDFのUnicode表現→「※PHPまたはWordPressが対応していないために貼り付けられませんでした※」U+10002F U+100044 U+10004E U+100048 U+100050 U+100052 U+100051 U+100057 U+100003 U+100026 U+100052 U+100055 U+100048