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Unofficial "CLDC 1.1 + MIDP 2.0" API Reference. (日本語版) |
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前のパッケージ 次のパッケージ | フレームあり フレームなし |
参照先:
説明
インタフェースの概要 | |
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Runnable | 新たなスレッドを起動するクラスはこの Runnable インタフェースを実装します。 |
クラスの概要 | |
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Boolean | プリミティブ型の boolean をラップするクラスです。 |
Byte | プリミティブ型の byte をラップするクラスです。 |
Character | プリミティブ型の char をラップするクラスです。 |
Class | Class クラスは Java 仮想マシン内に存在するクラス、インタフェース等の各種情報を管理しています。 |
Double | プリミティブ型の double をラップするクラスです。 |
Float | プリミティブ型の float をラップするクラスです。 |
Integer | プリミティブ型の int をラップするクラスです。 |
Long | プリミティブ型の long をラップするクラスです。 |
Math | 基本的な演算機能を提供します。 |
Object | 全てのクラス階層のルートに存在するクラスです。 |
Runtime | アプリケーションとアプリケーション実行環境とのインタフェースとして機能するクラスです。 |
Short | プリミティブ型の short をラップするクラスです。 |
String | 文字列を表すクラスです。 |
StringBuffer | 書き換え可能な文字列を表現するクラスで、書き換えの行われない文字列を取り扱うことを前提とした String クラスのパートナー的なクラスです。 |
System | Java 仮想マシンおよびホスト・システムに関連するアクセスおよびユーティリティを提供します。 |
Thread | スレッドの生成および管理を行うクラスです。 |
Throwable | Throwable クラスは、Java 言語および Java 仮想マシンにおいて throw される全てのクラスのスーパークラスです。 |
例外の概要 | |
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ArithmeticException | 算術演算処理において例外的な条件が発生した場合に throw されます。 |
ArrayIndexOutOfBoundsException | 配列へのアクセス時に指定されたインデックスが不正な場合に throw されます。 |
ArrayStoreException | 配列変数に対して互換性の無い型を代入した場合に throw されます。 |
ClassCastException | 代入互換性が無いクラスあるいはインタフェースへキャストしようとした場合に throw されます。 |
ClassNotFoundException | ロード対象として指定されたクラスが存在しない場合に throw されます。 |
Exception | 一般的な例外を示す全ての例外クラスのスーパークラスです。 |
IllegalAccessException | アプリケーションが Class クラスを使用してクラスのロードを試みた際に、対象となるクラスが public 属性ではないなどの理由で該当する対象クラスへアクセスできなかった場合に throw される例外クラスです。 |
IllegalArgumentException | 渡されたパラメータが不正であったり不適切な場合に throw される例外クラスです。 |
IllegalMonitorStateException | 対応するモニターを持たないスレッドが Object クラスを使用してモニターによってウエイトを試みるか、対応するモニターを持たない他のスレッドが Object クラスを使用して再開を通知した場合に生成される例外クラスです。 |
IllegalStateException | 不正な状態にあるメソッドを呼び出した場合に生成される例外クラスです。 |
IllegalThreadStateException | 不正な状態にスレッドがあるため、要求された処理を実行できない場合に throw される例外クラスです。 |
IndexOutOfBoundsException | 指定されたインデックス番号が対象となる配列、文字列、ベクターなどに対して範囲外である場合に throw される例外クラスです。 |
InstantiationException | アプリケーションが抽象クラスあるいはインタフェースに対して、Class クラスの newInstance メソッドを使用して新たなインスタンスを生成しようとした場合に throw される例外クラスです。 |
InterruptedException | スレッドがウエイト状態、休止状態、一時停止状態にある場合に、他のスレッドが Thread クラスの interrupt メソッドを使用して割り込みを発生させた場合に throw されます。 |
NegativeArraySizeException | 負のサイズの配列を生成しようとした場合に throw される例外クラスです。 |
NullPointerException | オブジェクトとして null が許されない場合に null が使用されるか、あるいは null と評価される場合にこの例外を throw します。 |
NumberFormatException | 文字列を数値へ変換しようとした際に何らかの理由で数値へ変換できない場合に throw されます。 |
RuntimeException | Java 仮想マシンの正常なオペレーション中に throw される可能性のある全ての実行時例外のスーパークラスです。 |
SecurityException | セキュリティ上問題のある処理を行った場合に実装によって throw されます。 |
StringIndexOutOfBoundsException | String クラスおよび StringBuffer クラスの charAt(int) メソッドなど、文字列の位置を指定するメソッドにおいて、不正な位置が指定された場合に throw される例外クラスです。 |
エラーの概要 | |
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Error | Error クラスは重大な事態が発生した場合に throw されるエラー群を定義するクラスです。 |
NoClassDefFoundError | Java 仮想マシンが(通常のメソッドの呼び出しの一部として、または新しいインスタンスを作成するための new 式の一部として)クラスの定義をロードしようとした際に、クラスの定義を見つけることができない場合に throw します。 |
OutOfMemoryError | Java 仮想マシンがガーベジ・コレクタによってメモリを回収しても必要なメモリが確保できなくなった場合に throw します。 |
VirtualMachineError | Java 仮想マシン・レベルで何らかの障害(リソース不足、ハードウェアの異常、Java 仮想マシン自体の不具合検出等)が発生した場合に throw します。 |
MID Profile のランゲージ・クラスは Java Platform, Standard Edition(Java SE)に由来します。
Connected Limited Device Configuration で定義された java.lang
のクラスに加えて、Mobile Information Device Profile では Java Standard Edition からの以下のクラスを含みます:
TimerTask
のスケジューリングやユーザー・インタフェース・コンポーネントの配置などにおいて、不正な状態遷移を要求すると IllegalStateException
を throw します。
MIDP は Connected, Limited Device Configuration(CLDC)に基づいています。 CLDC のいくつかの特徴が MIDP によって変更されるか、または拡張されます。
MIDP は java.lang.System.getPeoperty
を使用して、アプリケーションが入手する必要のある以下の属性値(CLDC 仕様に基づき定義されたものに加えられる)を定義します:
システム・プロパティ | 解説 |
---|---|
microedition.locale | デバイスの現在のロケールです。null であるかもしれません。 |
microedition.profiles | このデバイスがサポートする J2ME プロファイルを空白(Unicode U+0020 )で分割したリストです。
MIDP 2.0 デバイスに関しては、少なくとも"MIDP-2.0" をこのプロパティに含まなければなりません。 |
他のプロパティは他のプロファイルまたは実装によって利用可能であるかもしれません。
microedition.locale プロパティロケール・プロパティは null
であることがあり、言語からならなければならず、またオプションで国名コードを含むかもしれません。そして、"-"
(Unicode U+002D
)によってその2つを分割します。
例えば、"fr-FR"
または"en-US"
。
(注記: MIDP 1.0 仕様は HTTP による言語タグの書式を規定する RFC3066 言語識別のためのタグを使用しています。これはフィールドが"_"
(Unicode U+005F
)によって分割される点が Java SE によるロケールの表示可能な文字列の定義と異なります。)
言語コードは ISO-639 によって定義される小文字2桁のコードでなければなりません。
国名コードは ISO-3166 によって定義される大文字2桁のコードでなければなりません。
アプリケーション・リソース・ファイルは java.lang.Class
の getResourceAsStream(String name)
を使用することでアクセスします。
MIDP 仕様では、getResourceAsStream
は、リソース・ファイルを MIDlet スイートの JAR ファイルから取得することを可能にするために使用します。
リソース名は MIDlet スイートの JAR ファイルに対するコンテンツを参照します。
絶対パス名は"/"
で始まる、JAR ファイルの中の完全修飾ファイル名です。
相対パス名は"/"
で始まらず、getResourceAsStream
を呼び出したクラスに相対します。
相対名を、完全修飾パッケージ名に含まれる"."
文字を"/"
および"/"
の分割に変換し、"/"
を前値して、絶対名に変換します。
得られた文字列は、可能な以下の限り同じ処理を適用することによって正規形式に変換します:
"/./"
を"/"
に置き換えます。
"/segment/../"
を segment
を含まない状態の"/"
に置き換えます。
正規形式のリソース名は JAR の中のリソースの絶対パス名です。
パスは JAR ファイルの外へ決して拡張することはできません。そして JAR ファイルの外にあるリソースにはアクセスすることができません。
例えば、"../../"
は JAR ファイルの外を指しません。
または全ての残りの"."
または".."
文字は、文字通りにリソースを切り分ける際に扱われます。
リソースがまったくその名前で存在しないのであれば、Class.getResourceAsStream
は null
を返します。
また、デバイスはクラス・ファイルをリソースとして JAR ファイルから読み出すことを許容してはなりませんが、他の全てのファイルはアクセス可能であるに違いありません。
MIDlet によって呼び出された java.lang.System.exit
は java.lang.SecurityException
を throw しなければなりません。
MIDlet が、それを実施するために示すことができる唯一の方法は、MIDlet.notifyDestoryed
の呼び出しです。
MIDlet によって呼び出された java.lang.Runtime.exit
は java.lang.SecurityException
を throw しなければなりません。
MIDlet が、それを実施するために示すことができる唯一の方法は、MIDlet.notifyDestoryed
の呼び出しです。
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Unofficial "CLDC 1.1 + MIDP 2.0" API Reference. (日本語版) |
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公式仕様書原文の著作権表記等(※): Mobile Information Device Profile Specification ("Specification") Version: 2.0 Status: FCS Release: November 5, 2002 Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc. All rights reserved. | ※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。 ※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。 |