Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

java.lang
クラス Character

java.lang.Object
  上位を拡張 java.lang.Character

public final class Character
extends Object

プリミティブ型の char をラップするクラスです。 Character クラスは1つの char 型の値を保持します。

ラップを行うほかに String クラスへの変換および String クラスからの変換等の char に関連する処理を提供します。

導入されたバージョン:
CLDC 1.0

フィールドの概要
static int MAX_RADIX
          文字列との変換で使用することのできる基数の最大値です。
static char MAX_VALUE
          char が表現できる値の上限値を示します。
static int MIN_RADIX
          文字列との変換で使用することのできる基数の最小値です。
static char MIN_VALUE
          char が表現できる値の下限値を示します。
 
コンストラクタの概要
Character(char value)
          パラメータに渡された value を持つオブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 char charValue()
          オブジェクトが保持している char 値を返します。
static int digit(char ch, int radix)
          渡された文字 ch を指定された基数 radix で数値評価した結果を返します。
 boolean equals(Object obj)
          渡されたオブジェクトとこのオブジェクトを比較します。
 int hashCode()
          オブジェクトのハッシュコードを返します。
static boolean isDigit(char ch)
          渡された文字が数字であるか否かを判定します。
static boolean isLowerCase(char ch)
          渡された文字が小文字であるか否かを判定します。
static boolean isUpperCase(char ch)
          渡された文字が大文字であるか否かを判定します。
static char toLowerCase(char ch)
          渡された文字を小文字へ変換します。
 String toString()
          オブジェクトが保持している char 値を String オブジェクトへ変換します。
static char toUpperCase(char ch)
          渡された文字を大文字へ変換します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

MIN_RADIX

public static final int MIN_RADIX
文字列との変換で使用することのできる基数の最小値です。 この基数はこのクラスの digit メソッドのほか、Integer クラスの parseInt メソッド、toString メソッドおよび valueOf メソッドなどの基数変換での適用可能最小値を示します。

関連項目:
digit(char, int), Integer.parseInt(java.lang.String, int), Integer.toString(int, int), Integer.valueOf(java.lang.String, int), 定数フィールド値

MAX_RADIX

public static final int MAX_RADIX
文字列との変換で使用することのできる基数の最大値です。 この基数はこのクラスの digit メソッドのほか、Integer クラスの parseInt メソッド、toString メソッドおよび valueOf メソッドなどの基数変換での適用可能最大値を示します。

関連項目:
digit(char, int), Integer.parseInt(java.lang.String, int), Integer.toString(int, int), Integer.valueOf(java.lang.String, int), 定数フィールド値

MIN_VALUE

public static final char MIN_VALUE
char が表現できる値の下限値を示します。

関連項目:
定数フィールド値

MAX_VALUE

public static final char MAX_VALUE
char が表現できる値の上限値を示します。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

Character

public Character(char value)
パラメータに渡された value を持つオブジェクトを構築します。

パラメータ:
value - ラップする対象の char 値。
メソッドの詳細

charValue

public char charValue()
オブジェクトが保持している char 値を返します。

戻り値:
オブジェクトが保持している char 値。

hashCode

public int hashCode()
オブジェクトのハッシュコードを返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
対応するハッシュコード。

equals

public boolean equals(Object obj)
渡されたオブジェクトとこのオブジェクトを比較します。 パラメータ obj に渡されたオブジェクトが Character クラスでなおかつ同じ char 値を保持している場合に true を、そうでない場合は false を返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
obj - 比較対象のオブジェクトを渡します。
戻り値:
等しい場合は true を、等しくない場合は false を返します。

toString

public String toString()
オブジェクトが保持している char 値を String オブジェクトへ変換します。 変換結果は保持している char が示す一文字だけを持った文字列になります。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
オブジェクトが保持している char 値を文字列として表現した結果。

isLowerCase

public static boolean isLowerCase(char ch)
渡された文字が小文字であるか否かを判定します。

パラメータ:
ch - 判定する対象の文字を渡します。
戻り値:
小文字の場合は true、そうでなければ false

isUpperCase

public static boolean isUpperCase(char ch)
渡された文字が大文字であるか否かを判定します。

パラメータ:
ch - 判定する対象の文字を渡します。
戻り値:
大文字の場合は true、そうでなければ false

isDigit

public static boolean isDigit(char ch)
渡された文字が数字であるか否かを判定します。

パラメータ:
ch - 判定する対象の文字を渡します。
戻り値:
数字の場合は true、そうでなければ false

toLowerCase

public static char toLowerCase(char ch)
渡された文字を小文字へ変換します。 小文字へ変換することができない文字はそのまま返されます。

パラメータ:
ch - 変換する対象の文字を渡します。
戻り値:
変換した結果の文字を渡します。

toUpperCase

public static char toUpperCase(char ch)
渡された文字を大文字へ変換します。 大文字へ変換することができない文字はそのまま返されます。

パラメータ:
ch - 変換する対象の文字を渡します。
戻り値:
変換した結果の文字。

digit

public static int digit(char ch,
                        int radix)
渡された文字 ch を指定された基数 radix で数値評価した結果を返します。 数値へ評価できない文字の場合、-1 を返します。

パラメータ:
ch - 評価する対象の文字を渡します。
戻り値:
評価した結果値。

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
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