Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

java.lang
クラス Throwable

java.lang.Object
  上位を拡張 java.lang.Throwable
直系の既知のサブクラス:
Error, Exception

public class Throwable
extends Object

Throwable クラスは、Java 言語および Java 仮想マシンにおいて throw される全てのクラスのスーパークラスです。 同様にこのクラスおよびサブクラスを catch 節で指定することができます。

通常、throw されるクラスは Exception クラスあるいは Error クラスのサブクラスとして作成されます。 一般的な例外を示す場合は Exception クラスのサブクラスとして、致命的な状態を示す場合は Error クラスのサブクラスとして作成します。

一般的に Throwable クラスのサブクラスは Throwable クラスと同様に2つのコンストラクタを持ちます。 1つはパラメータを受け取らずにオブジェクトを生成するコンストラクタであり、もう1つはパラメータから String クラスによるメッセージを受け取ってオブジェクトを生成するコンストラクタです。 サブクラスによっては更に多くのコンストラクタを持つものもあります。

Throwable クラスには、オブジェクトが生成されてから throw された実行スタックのスナップショットが含まれています。 また、オブジェクト生成時に設定されたメッセージを含みます。

導入されたバージョン:
CLDC 1.0

コンストラクタの概要
Throwable()
          メッセージを指定しないでオブジェクトを構築します。
Throwable(String msg)
          メッセージを指定してオブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 String getMessage()
          設定されているメッセージ文字列を返します。
 void printStackTrace()
          Throwable オブジェクトが投げられた位置からのスタック・トレースを標準エラー・ストリームへ出力します。
 String toString()
          Throwable オブジェクトの文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

Throwable

public Throwable()
メッセージを指定しないでオブジェクトを構築します。


Throwable

public Throwable(String msg)
メッセージを指定してオブジェクトを構築します。

パラメータ:
msg - 生成された理由を示すメッセージ。
メソッドの詳細

getMessage

public String getMessage()
設定されているメッセージ文字列を返します。 メッセージが設定されていない場合は null を返します。

戻り値:
メッセージ文字列あるいは null を返します。

toString

public String toString()

Throwable オブジェクトの文字列表現を返します。 オブジェクトにメッセージ文字列が指定されている場合は、

の形の文字列表現を返します。 メッセージ文字列が指定されていない場合は実際のクラス名を返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
Throwable オブジェクトの文字列表現が戻ります。

printStackTrace

public void printStackTrace()
Throwable オブジェクトが投げられた位置からのスタック・トレースを標準エラー・ストリームへ出力します。

関連項目:
System.err

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
許可無く公開/非公開および Internet/Intranet/LAN を問わず他サイトに転載すること、複写および複製すること、ローカル・ファイル等に保存することを禁じます。


Copyright© 2001-2002,2005-2009,2011 by KEI SAKAKI.
ALL RIGHTS RESERVED.
無断転載を禁じます。

Unofficial "CLDC 1.0 + MIDP 1.0" API Reference はこちらです。