はじめに
2006 年 10 月 11日に、Transmeta が Intel を特許侵害で提訴した、というニュースが流れました(参考:Transmeta、特許侵害でIntelを提訴 〜Core 2プロセッサなどの販売停止を請求 – PC watch、Transmeta社,マイクロプロセサ特許侵害でIntel社を提訴 – Tech-On!など)。
今回はこの件についての私見を書いてみたいと思います。
2006 年 10 月 11日に、Transmeta が Intel を特許侵害で提訴した、というニュースが流れました(参考:Transmeta、特許侵害でIntelを提訴 〜Core 2プロセッサなどの販売停止を請求 – PC watch、Transmeta社,マイクロプロセサ特許侵害でIntel社を提訴 – Tech-On!など)。
今回はこの件についての私見を書いてみたいと思います。
私は昨年購入した FOMA P902i をメインの携帯電話として使用しています。この携帯電話のが最近調子よくありません。電池の持ちが非常に悪く、そして膨張しているのです。あぁ、電池パックが寿命なんだなぁ、そろそろ変えないといけないんだなぁ、と思っていたのですが、IRC でこのことを話したところ U.Nakamura さん(なかむら(う)さん)さんに、日刊工業新聞社と産経デジタルが発行している Web マガジンの フジサンケイ ビジネスアイ による記事 FOMA12機種で電池パック膨張 ドコモ、昨年から無償交換 を教えていただきました。
最近のパソコン寄りのIT 系では「仮想化」というキーワードを見かけます。Microsoft の VirtualPC 2004 が無償化された話題、同 Virtual Server 2005 R2 Enterprise Editon が無償化された話題、VMware が VMware Player を無償提供した話題、仮想化ソフトウェアのオープンソース Xen などなど。とにかく仮想化ブームと言えるくらい、色々な話題があります。
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KDDI と沖縄セルラーは、10 月 10 日付で au 携帯電話において Java で作成されたオープンアプリがご利用可能に というニュースリリースを掲載しました。これによれば、同社が採用している BREW プラットフォーム対応機種においても、来春以降発売機種で Java で作成されたアプリケーションが実行可能になるものが発売されるというものです。この Java によるアプリケーションを「オープンアプリ」と呼んでいる辺りに微妙さが現れていると思えてしまいます。
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2003 年から 2004 年にかけて、Intel は自社の CPU に関して 4T というものを掲げていました。それは、
です。Intel はこれらが Intel が注力する今後の技術であると高らかに謳い上げ、AMD との差別化をはかっていました。
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Intel がリリースする CPU は、(いわゆる)ノースブリッジを含む全てのチップセットを別チップで提供するという方式を採用していますが、対する AMD は、ノースブリッジを CPU に統合するという方式を採用しています。これはどちらがより優れているかという話ではなく、それぞれ利点と欠点があるとみるべきでしょう。
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Intel の Pentium 4 および Pentium D シリーズに採用されているアーキテクチャを同社は NetBurst と命名しています。このアーキテクチャは最近の Core Microarchitecture(以下、Core MA) の導入に伴って、同社からも見放された技術として認識されています。この NetBurst アーキテクチャは言われているようにダメなものなのでしょうか。その点について今回は書いてみたいと思います。
なお、ここで何度か書いているように私はハードウェアの専門家ではなく、書いていることには誤りが多分に含まれる可能性があることをご了承ください。
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最大規模のソフトウェア開発会社であり OS ベンダーでもある Microsoft が、Windows に何もかも取り込んでいってしまい、これが各国の独占禁止法に触れるかどうか、ということが時々そして繰り返し話題に上ります。現在は Windows Vista に XPS という、PDF 対抗ではないかといわれる機能が入ることに対して Adobe が、x64 向けの Windows Vista のカーネルにパッチを当てることができなくなる PatchGuard 技術が、Microsoft 以外のベンダーがカーネルから締め出され、セキュリティソフトウェアを作るベンダーを阻害しているとして Symantec がそれぞれ苦情を申し立てています。
OS の範囲について苦情があがったのは今回が初めてではありません。Internet Explorer が Windows に統合されたときもそうでした。記憶に新しいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、すでに 10 年近く前のできことです。
このように OS とはいったい何処までで、どこからが OS の範囲を超えるのかについて私の考えを書いてみることにします。なお、OS といっても様々なものがありますが、今回はパソコン向け、それも私にとって主流であるもの限ることにします。
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