「インテル Galileo 開発ボード」でスケッチを永続化する方法

PC Watchに、多和田 新也さんによる「インテル Galileo 開発ボード」のレビュー記事“【レビュー】Quarkを搭載したIntelの開発ボード「Galileo」を試す(前編)”が掲載されていました。この中で、

少し不便なのは、電源供給を絶つ(=ACアダプタを外す)と、転送したスケッチが消える点で、電源投入後は必ずスケッチを転送しなければならない。つまり、なんらかのアプリケーションを作ったとしても、そのままではPCがないと想定したものを動作させられないことになる。

と書いておられます。

しかし、実際にはmicroSDメモリーカードにインストールしたインテル Galileo 開発ボード用の標準Linuxから起動させた状態であれば、スケッチはmicroSDメモリーカード内に保存され、次回の起動時にもスケッチは維持されて、また実行されます。つまり、本体のほかに記録媒体が必要なわけですね。また、私は試していませんが、USBメモリーでも同様のことが可能であると説明があります(ただし、USBホストもMicro-USB(B)なので、直接挿せるUSBメモリーは種類があまり多くなく、また割高でもあり、実質的にはmicroSDメモリーカードを選択するのが無難だと思います)。

microSDメモリーカードにLinuxを書き込む方法については以前別ページに書きましたので、参考にしていただければと思います。

また、この件はFAQに書いておいた方がよさそうだと思えましたので、“Intel Galileo BoardとQuarkに関するまとめ(勝手にFAQ)”ページにも書き加えました(ついでにシリアル・ケーブルあるいはシリアル変換ケーブルが必要な事例についても追記しました)。

以上のように、このレビュー記事の上記引用部分は少し誤解を招きそうだと思いました。後編では補足されているといいなぁ、と思っています。


あと、これは個人的な印象なのですが、各GPIOなどのポートはデジタル入出力(CMOS5あるいはCMOS3.3)であり、その規格に沿っていれば発光ダイオードが明るかろうが暗かろうが問題ないわけです(GPIOは発光ダイオードを明るく点灯させるためのものではありません)。それを理解していない人が読むと、いろいろと誤解をしそうなレビューだなぁ、と思いました。

なお、PWMについては比較あるいは検証できるような環境を現時点で持ち合わせていないので特にコメントはありません。


LCDディスプレイを追加して、これの更新速度が遅いと書いている以下の部分:

「Hello, world.」を表示させる際に、1文字ずつゆっくりと表示されるのである。これはこれで面白い表現方法ではあるのだが、スケッチを見ても分かる通り特にそのような処理は狙っておらず、このようにしか表示できないのは問題になる。

これについては事実です。

インテル Galileo 開発ボードのGPIO出力アップデート周波数は230ヘルツに制限されると明記されています。これは、本当に遅すぎる制限で、いろいろと困る点です。というか、私も困っている点です…。

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