複数回にわたって問題のフォローをしてきた「ファンタシースターオンライン2(PSO2)」におけるデータ消去問題ですが、各種メディアの扱いが小さくなった以降も公式サイトを見る限り着実に進行しているように見受けられます:
月別アーカイブ: 2013年10月
Intelの14nmプロセスで製造されるARM“Cortex-A53”
先日「Intelの14nmプロセスの歩留り問題は限定的?」で少し言及したALTERAの「Stratix 10」にARMのプロセッサーコア「Cortex-A53」を載せる話が出てきました:
このEE Time Japanの記事によれば、
Alteraは2013年10月29日(米国時間)、次世代SoC(System on Chip) FPGA「Stratix 10 SoC」のCPUコアに、最大4コアの64ビットプロセッサ「ARM Cortex-A53」を採用すると発表しました。Stratix 10 SoCは、Intelの14nmトライゲートプロセスで製造されるため、ARM Cortex-A53は従来のデュアルコアプロセッサ「ARM Cortex-A9」に比べて、少なくとも6倍のデータ処理能力が得られるという。
とのことで、Intelの14nmプロセス採用して製造されるARMを含むFPGA「Stratix 10 SoC」の発表がありました。これと他社の最新プロセスで製造された「ARM Cortex-A53」コアのチップと比較することで、Intelの14nmの実力がより評価しやすくなるかもしれませんね。
テープアウトはほぼ1年後の2014年10月ということで、そこから製造に入ることになりますので、かなり先の話ではありますが、おそらくはFinFETかつ14nmプロセスで製造される初のARMプロセッサーとなるのではないでしょうか?
もっとも、これは一般生活用品向けのチップではないので、その意味では直接その存在を意識することはほとんどないでしょう。
関連記事
IBM PCの初期開発プロジェクトの指揮者であるBill Lowe氏死去
現在使われているパソコンの原型を作ったBill Loweさんが死去されたそうです:
彼が指揮をして短期間に試作機を完成させたのがIBM PCの原型です。この際にIntel 8088を採用したことが、現在の巨大企業Intelを生み出す原動力となりました。もしも彼が別のプロセッサーを採用していたら、とは思うのですが、Intel 8086ですら高コストだとしてIntel 8088を選んだような状況ですから、Motorola 68000シリーズが採用されることは絶対になかったでしょう。あるべき時にあるべきものを生み出せていた企業が残るのでしょうね。
彼の生み出した系譜上のパソコンで仕事をしている一人として、心よりご冥福をお祈りいたします。
Adobeから流出したAdobe IDの総数は3800万件
CNET Japanの記事「アドビへの不正アクセス、影響は3800万アカウントに」(著・Dan Ackermanさん / 翻訳・村上雅章さん、野崎裕子さん)によると、
Adobeは米国時間10月3日、攻撃を受けたことにより同社の顧客IDと暗号化されたパスワードが漏えいしたことを明らかにした。その時点で同社は、ハッカーらが約300万ユーザーの暗号化されたクレジットカードの記録とログイン情報へのアクセスを得たと述べていた。だが、影響を受けたアカウントの数はこれよりはるかに多いことが分かった。
この攻撃では実際、3800万件のアクティブアカウントが影響を受けた。
ということで、当初予想されていた約300万件(でも十分多いのですが)のデータだけではなく、3800万件ものデータが影響を受けていたとのことです。この3800万件の影響を受けた顧客への通知はすべて終了しているそうです(この3800万件のなかに私のアカウントも含まれていたというわけです)。
また、このほかに非アクティブのアカウントも影響を受けるとのことで、かつての顧客にも影響範囲が広がるそうです。そちらに向けた通知が現在進行中とのことで、現在までに連絡が来ていないかつての顧客にも、これから通知が行くことがありそうです。
密やかなる趣味?「痛スーツ」
スーツの裏地に「痛」装飾をした「痛スーツ」なるものが販売されているそうです:
- 裏地に美少女キャラ? 「痛スーツ」着てみますか? 大丸梅田店 – MSN産経west
- [たぶん公式?]痛スーツProject(職場注意かも?)
OracleがJava MEをJava SE化する計画を説明
日本オラクルが9月にサンフランシスコで行われた「JavaOne San Francisco 2013」の内容を国内向けに説明したという記事が出ていました:
インテルの社長交代とIntel組織内での位置づけ変更
インテル株式会社(以下、インテル)の社長交代と、それと同時に米国Intel Corp(以下、Intel)内における同社の位置づけの変更についての興味深いレポートが出ていました:
【笠原一輝のユビキタス情報局】インテル社長交代の背景 ~日本法人は独立地域からアジア太平洋地域へと所属変更 – PC Watch
NTTが10ギガビット/秒の光ファイバーによるサービスを来年度から導入予定
少し前ですが、NTTが光を増速して10ギガビット/秒のサービスを行うことができる新装置を公開したとのニュースが出ていました:
WordPress 3.7へのアップグレードを実施
WordPress 3.7(日本語版 / 英語版)がリリースされたので、このサイトは先週末に更新を行いました。職場で私が扱っているサイトも一通り更新をして、今のところ問題なく動いています。一部グラフィック関連でトラブルが出ているようなので、ビジュアルエディターをよく使う方はその方面の情報を注視した方がよいかもしれません。
自作のプラグイン類(clickwrapとmarginalnote)も問題がないようです。仕事で作ったテーマもそのまま問題なく動きました。このページのテーマに関しては、カスタマイズ元のTwenty Twelveが今回更新されたので、カスタマイズを先ほどやり直して適用してみました。従来と同じように表示されている…はずです。
ダメだったら直します 😉
2013年10月31日追記
WordPress 3.7.1がリリースされ、ビジュアルエディターの問題も解消されています。まだ3.7の方は3.7.1への移行をした方が幸せになれると思います。
続・本物のFM音源をUSBで接続
以前「本物のFM音源をUSBで接続」で紹介した、USBで接続するFM音源がついに秋葉原の店頭で販売開始したそうです:
私にとっては価格がやはりどうしても高く、気持ちとしてはほしいのですが財布がついていきません。涙を飲んで私は見逃し…かと思います。はい。今のところそんな心づもりです。
FM音源時代、本当に楽しかったんですよね~。あの時代はローランドのMT-32とか、CM-64(CM-32L+CM-32P)とか、MIDIも活発でしたね。本当に懐かしいです。
そういえば、このOPMボードは沖電気のADPCM音源MSM6258は載ってないっぽいですよね(ヤマハのADPCMとのデータ互換なく、苦労した思い出があります)。ということは、X68000互換、というわけではないのかな? もっとも、そういう言い方をすれば、OPNAの方も86音源互換のPCM音源はなく、代わりにDRAM(OPNAはDRAMを外付けするとADPCMが使いやすくなります:つけないとADPCMが使えないというのは誤った認識です)が載っていますね。
あぁ、こんなことを書いているとやっぱりほしくなります。悩ましい…。