NTTが10ギガビット/秒の光ファイバーによるサービスを来年度から導入予定

少し前ですが、NTTが光を増速して10ギガビット/秒のサービスを行うことができる新装置を公開したとのニュースが出ていました:

この記事によると、

新型の10G-EPONが現行設備と違う点は3つある。(1)分岐できる上限を32から128に増やした(2)家庭やオフィスに提供できる最大通信速度を毎秒1ギガビットから10ギガビットへ引き上げた(3)個々の家庭やオフィスに割り当てる通信速度を自由に調節できる――というものだ。

とのことで、最大10Gbpsのサービス提供が可能になるそうです。この機器は来年度中に運用を開始するそうです。

家庭に本当に10Gbpsがやってくるのかわかりませんが、来たらいいですね。問題はまだ10Gbpsのネットワークが一般化していないことで、ルーター、ハブ、パソコンをすべて10Gbps対応にすると、考えたくない程度の出費になってしまいます。なので、理論上はサービス可能になったとしても、しばらくは1Gbpsが事実上の上限になりそうだと思います。

それでも10Gbpsが使いたい、となると、とりあえず、ルーターを専用機で買うのは現実味がない(今のところ業務用の高価な製品しかない)ので、当面はパソコンにLinuxなどをインストールして対応することになりそうです。Intel X520 10GbE Dual Port Adapter C3N52AA(Intel製のHP向けOEM製品)(参考価格:執筆時点においてNTT-X Storeで49,770円)のような、口が二つあるネットワークカードを購入して構築することになりそうです。あるいは、先日紹介した“10ギガビットEthernet搭載マザーボード GIGABYTE「GA-6LXGL」”にネットワークアダプターを追加するという手もあるのですが、現状だとこの2ポートネットワークアダプターの方が1ポートのネットワークアダプターより安価だったりするので、なかなか選択が難しいところです。

それとも、来年度中にはNTT東西が安価なルーターを用意してくれる…のでしょうか? そうなるといいですね。

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