ソニー製品の一部でWindows 8.1ではUSB充電できなくなるという話

ソニーが“「Windows 8.1」を搭載したPCでのUSB充電についてのお知らせ”という発表をしています。Windows 8.1に変えたパソコンでは、一部製品のUSB充電ができなくなるということがあるというお知らせなのですが、この手のお知らせにしては珍しく、大雑把なカテゴリーしか掲載されていません。個別の型番とかも載せてほしいです…。また、「可能性」ということで、必ずしも発生するわけでもなさそうな書き方も気になります。

今後、充電用のソフトウェアを配布予定だとのことですが、これらの対象製品を持っている場合はWindows 8.1への移行が必要かどうか、ちょっと考えてみたほうがよさそうです。また、ソニーと同様のチップや仕組みを使っている他社製品でも発生したりしないのか、少し気になりますね。

ちなみにWindows 8.1でUSBでの電源の扱いが厳格化されたのが原因との見方が広まってます。たぶん、そうなんだろうと思います。今までがフリーダム過ぎたといったところなのでしょう。

2013年10月18日追記

この件についてMicrosoftがサポート情報「Some USB devices do not recharge in Windows 8.1(英語、機械翻訳日本語)」を出しています。これによると、やはりUSB電源管理厳格化の影響のようです。

対応ドライバーによる更新あるいはデバイスの電源管理の拡張設定を無効にすることで対応できるそうです。

なお、この内容から推測するに、ソニー製品に限らずこの問題が発生しているはずです。他のメーカー製品でも問題が出ているようであれば、このサポート情報を参考にするとよいかと思います。

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ソニー製品に限った問題ではないので、別途記事を作成しました。

「ハッカー」は誤用No.1という記事を目にしつつ

間違った意味で使われる言葉ランキング、第1位は「ハッカー」 INTERNET Watch”という記事を眺めながら、ハッカーとクラッカーの意味を分けようということ自体が無駄な努力だよなぁ、と私の自論を反芻していました。

それで、世の中どんなでは「ハッカー」という言葉の使われ方は感じなのかなと思っていろいろと検索していて、山形浩生さんのサイトの中の「Hackについて」という文章に行き着きました。ハックとハッカーと、その背景とかが説明されています。それを踏まえて読む必要があるのですが、赤字になっている2008年3月13日加筆部分より一部を引用します:

ハッカーは悪い意味で使うほうが本来の意味で、コンピュータ業界の変な「よい」ハッカーという言いぐさは、やはり内輪だけの隠語と考えるべき。だからこそ、「悪い」用例があんなにも急激に普及したのだ。コンピュータがこれだけ普及したためにそう思えなくなっている面はあるけれど。ハッカーは善玉といいたいなら、それは環境変化による用法変化を認めろと言うことであり、それならばネット普及にともなうハッカーという用語の悪玉化も甘んじて受け入れるべきだろう。

これ、まったくもって同感です。まったくです。本当に。検索して、ここで納得して検索をやめてしまったくらいの説得力を私にもたらしてくれました。このページをハッカーという語に特別な思いを持って主張する人には一度は読んでほしいなぁ、と思います。

私がAppleのOS Xマシンではなく一般的なWindowsマシンを使用している理由

私はWindowsマシンを使っています。プログラムの開発にもこれを使用しています。一方で、世間の開発者の中にはAppleのマシンとOS Xを組み合わせた環境で開発を行っている人が目立って増えています。そちらの利点もよくわかるのですが、それでもなお私はWindowsマシンを選択しています。その理由は、「多くのエンドユーザーと同じ環境を使うことでその使い方や感じ方を知っておくことが大事だ」と考えているからです。

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マウスの調子がとんでもなく悪かったので買い換えました

先日「マウスの調子が悪い」で書いたように、愛用していた「Microsoft IntelliMouse Optical USB and PS/2 Compatible」のクリック回数が勝手に増幅される問題が生じるようになってしまいました。書いたときは多少気になる程度だったのですが、加速度的に状態が悪くなっていき、昨日の時点で正常な操作がほぼ不可能になってしまいました(該当記事の追記の通りです)。

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やはりクラウドがIA-32需要をけん引している模様

Intelの7~9月期(第3四半期)の決算の発表がありました。関連ニュースを以下に紹介します:

前者のYoichi Yamashitaさんによる記事から引用します:

米Intelは10月15日 (現地時間)、2013年第3四半期 (7月-9月)決算を発表した。パソコン向けプロセッサを扱うPCクライントグループが苦戦を強いられる一方で、サーバ向けプロセッサの需要増からデータセンターグループが12%の伸びを記録。

このようにクライアント部門は苦戦しているものの、サーバー部門は伸びています。このことは、スマートフォンやタブレットにIntelが入れてはいないものの、その機器を通じてアクセスされるサーバーには導入が進んでいるということを示しています。つまり、ARM入りスマートフォンやタブレットが売れれば、それだけサーバー需要が伸び、Intelのサーバー向けCPUが売れるというサイクルが生じていることを意味します。

先日「クラウドはIA-32系の追い風になっている」でも書きましたが、すでにクラウドのプラットフォームとして多数の採用実績のあるIntel(IA-32)は、このクラウド分野においてさらに安定的な成長を続ける可能性が高いのではないかと私は考えています。

一方で安定的な成長のためにはクライアント方面も伸ばす必要があり、当面はWindows 8.1市場を狙う(というよりは維持する)ようですが、この市場は今回の決算でも縮小傾向であることが見て取れ、いずれはスマートフォンとタブレット市場を攻略する必要があります。そちら方面は、周りから見ていても苦戦していますよね…。デバイスメーカーが設計や開発環境を変えてでも採用したいと思うような特徴のある製品を出しさえすればうまくいくのでしょうが、どうもそういう何かを提供できるのか、現状では非常に不透明に見えます。

やはり先端製造プロセスを武器に、他社と同等程度ではなく他社にはできないような低消費電力でハイスピードなSoCでしょうか? またはデジタルRFの完成による、完全な1チップSoCへの統合でしょうか?


ところでこういう決算に関する記事でも話題にも上らないなど、もう完全に忘れ去られている(?)IA-64系は、いつ正式に止めるんでしょう…?

Intel、14ナノメートルプロセスが1四半期ほど遅延すると発表

これまで一貫して順調と報じられてきたIntelの14ナノメートル(14nm)による製造プロセスに歩留り上の問題が発生して、1四半期延期になるというニュースを紹介します:

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台風26号のおかげで動けず

台風26号が来ているせいで電車が止まってしまって足止めを食っています。安全のための制限だから仕方ないのですが…。相手が天気次第ということで、先を見通しにくいのが困りどころです。

あとどのくらいしたら電車は動き出すのだろう…?

2013年10月16日夜追記

結局11時くらいまで電車は来ませんでした。それからいつもの2倍くらいの時間をかけて、いつもの3倍くらい人が乗っている電車で仕事に行きました。もう、行くまでに体力を使い果たした感じで、ついたころにはもうヘロヘロでした。

しかも、帰りもダイヤが乱れまくりで、激混みでした (;_;) 本当に疲れた一日でした。

Intelが定義するIA-32アーキテクチャというもの

「IA-32(Intel Architecture 32)」とは、Intelが「IA-64(Intel Architecture 64)」の定義をする際にアーキテクチャを呼び分けるために使い始めた名称であり、同時に定義でもあります。世の中一般の認識では「IA-32」とは「Intel 80386」によって確立した32ビットアーキテクチャのことを指すものだとしているのではないかと思います。

しかし、実際にはそうではありません。

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AMDのSeaMicro部門がVerizonのデータセンター案件を受注

AMDのSeaMicro部門がVerizonのデータセンター案件を受注したという記事が出ていましたので紹介したいと思います:

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