キヤノン EOS R5 Mark II が本日到着

私はデジタル・カメラ(デジカメ)として現状ではキヤノンの「EOS R5」をメインとして使用しているのですが、本日その後継機である「EOS R5 Mark II」が発売となりました。この製品が本日手元に届いたということ「だけ」を報告するメモです。レビュー的なものはまったくありません。いじってみた感想は後日書きたいと思います。まずは台風の影響で天気も悪いので室内でいろいろと試してみたいと思います。

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キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMを使ってみた

はじめに

最近は写真撮影を趣味としている「さかきけい」です。私は現在キヤノンの「EOS R5」をメインのデジタル・カメラ(デジカメ)として使用しています。そんな私がキヤノンのRFマウントのレンズ「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM(以下、RF100-500)」を使ってみたことについてメモにまとめたいと思います。

このレンズを今回「使ってみた」と表現しているのは購入したわけではないからです。私は「キヤノンフォトサークル」の一般会員で、その中に「抽選で当たる!商品モニター募集」というサービスがあり、今回はこれを通じて「商品モニター」として送料を含めて無償で借りました(もちろんキヤノンフォトサークル会員費用は普通に支払っています)。

そんなわけで、プロモーションでも提供でも案件でも何でもありません。このメモは単に商品モニターとして借りた個人が勝手に書いているものです。

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Intelが発表したX86S Revision 1.1について(2/2) – 分析編

はじめに

今回はIntelが発表した「X86S EAS Revision 1.1」の提案を分析する回です。発表された提案の具体的な内容については前回の「Intelが発表したX86S Revision 1.1について(1/2) – 詳細編」を参照いただければと思います。

なお、本メモでは「X86S EXTERNAL ARCHITECTURAL SPECIFICATION」を「X86S EAS」にリビジョン番号を付けた形で表記します。例えば前回のドキュメントについてであれば「X86S EAS 1.0」です。このように「Rev.1.0」に対して言及する場合であっても「X86-S」ではなく「X86S」と表記します。

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Intelが発表したX86S Revision 1.1について(1/2) – 詳細編

はじめに

先日、IntelがX86-64(Intel 64 / AMD 64)を現代に合わせて変更(モダン化)した仕様「X86-S(X86S)」を提案する内容のドキュメントを発表しました。本サイトにおいても以下のメモで取り上げました:

これについて新たにIntelが内容を更新したRevision 1.1を公開しました。初期に公開されたRevision 1.0とは異なる部分が多数あり、より明確にX86Sというものを描き出しています。その内容について、前回と同様に「さかきけい」の理解で日本語化をしてみたものを本メモ「詳細編」として公開したいと思います。前回の提案から追加されたもののもあれば、変更されたもの、あるいは削減されたものもあります。

そして、私の所感については別のメモ「分析編」としてお届けしたいと思います。というわけで、今回は2回の連載となる予定です。なお、「概要編」に相当する部分については今回ほぼ更新されていませんので割愛します。

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2024年を迎えて

はじめに

なんと西暦2024年を迎えてしまいました。最近は毎年思うのですが、過去の自分の記憶の連続線上から、ずいぶん遠くに来たものだと感じます。私が子供のころには携帯電話などなく、黒電話のみでモジュラー・ジャックもないのです。モデムもありません。当然当時のパソコンの性能は現在のものと比べることに意味を見出すことが難しいほどの性能差があります。

そして現在はというと。ここ数年は特に生成AIの爆発的な普及、各種紛争の勃発など、時間経過とともに世界は激しく動き続けています。個人が持っているスマートフォンやパソコンなどの処理能力や通信能力は神の領域に達しているのではないかと感じることもあります。

個人的にはもう少しゆっくり・まったりと時間が過ぎていくことを望んでいるのですが、実際の世の中はそれよりもだいぶせっかちで過激な動きを見せているように思います。

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Intelが発表したX86-Sについて(3/3) – 分析編

はじめに

Intelが公開したX86-Sの提案に関する連載における最終回です。掲載が予定・予想よりだいぶ遅れてしまいました。今回は仕様を要約しての簡単な紹介と疑問点、後方互換性の観点からどういうことが起こるのか、仮想化にあたえる影響、AMDの今後の対応としてあり得るシナリオは何かなどを分析したいと思います。

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Intelが発表したX86-Sについて(2/3) – 詳細編

はじめに

Intelが公開したX86-Sの提案について取り上げる3本中2本目の本メモでは、Intelが公開したX86-SのPDFドキュメントの内容を「詳細編」として日本語化して掲載します。内容はとても高度で、IA-32とIntel 64を仮想化関連、その後のセキュリティー向けの追加仕様、マルチコア/マルチCPUが起動してから実際にUEFIやOSを起動するまでの動きなどを含めて理解していることが前提となっています。それらに対する変更点と、それによる影響を論じるものとなっています。

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Intelが発表したX86-Sについて(1/3) – 概要編

はじめに

Intelがこれまでのほぼ完全な後方互換路線(上位互換路線)から外れて、現代に合わせた命令セット・アーキテクチャーに移行する際の具体的な設計仕様を発表しました。この内容にはある程度のIA-32およびIntel 64の理解をしている人たちに向けた概要を説明するWebページと、深くIntelアーキテクチャーを理解していることを前提とするPDFファイルによる詳細の2つに分かれています。

今回は1本のメモですべての内容について書くのではなく、3本に分けることにしました。というのも、それぞれ必要な知識レベルが異なる情報が2つあることと、それぞれについて私の解釈でコメントをする回に分けたほうが理解が進むと考えていることによります。

1本目である今回は、Intelが該当する詳細なPDFを公開しているWebページに書かれている内容を、さかきけいの理解で日本語にしたものを「概要編」としてお伝えしたいと思います。

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CentOS 8環境をMIRACLE LINUX 8環境に移行してみた

はじめに

先日のメモ「またまた地味なサイト・リニューアル」では、CentOS 8からUbuntu Linux 22.04 LTSへ移行したという事柄について説明をしました。今回は、その際に検討して選択しなかった、CentOS 8からCentOS 8互換の他のディストリビューションへの移行を実験的にしてみたということについて書いてみたいと思います。

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