小山 哲志さんによるPHP 5.5の新機能レポート記事です。
「PHP 5.5.0」が、2013年6月20日に公開されました。2012年3月1日に公開された「PHP 5.4.0」から数えて1年3カ月ぶりのメジャーバージョンアップになります。
今度のリリースは比較的早かったなぁ、という印象を持っています。実際に使い始めるのはしばらく後になりそう※1ですが、順当な進化を続けているようです。この記事によると、今回のバージョンアップでは以下の機能が追加されたそうです。
- Zend由来のオペコードキャッシュが標準に
- 反復処理を簡単に書けるジェネレータ
- 例外処理でついにfinallyが利用可能に
- パスワード専用のハッシュ関数を用意
個人的にはオペコードキャッシュとfinally
がうれしいです。前者は速度アップ、後者は例外処理の記述性向上ですね。私はJava言語に親しんでいる関係で、C++やPHPでコードを書きながら標準だとfinally
がないよ、悲しいよ、と思っていることがあります。それが、PHPでならとりあえず解消されるということでうれしいです。
プラットフォームとしてPHP 5.5が標準になるのを今から楽しみに待ちたいと思います。
実行環境として一般化しないと、なかなか実際のアプリケーションに新機能を使いにくいです。