はじめに
前回紹介した機種の中から、最後にメイン環境としていたPC-9821Xt/C10Wをまずは使用できるようにしたいと思います。
以前、引越しについて書いた際にも言及したのですが、私の持ち物には古いパソコンが含まれます。これらと、それほど古いと思っていなかったけれど、実際に考えてみれば古いPC-9821Xt/C10Wを含めて、また使用したいと考えています。
先週の「Intel® Quark™ SoC X1000 Board Support Package (BSP) Release 1.0.1」の公開と同じタイミングで「Intel® Galileo Software / Package Version: 1.0.0 for Arduino IDE v1.5.3」などがリリースされました。このパッケージには新たなIntel Galileoファームウェア Release 1.0.0が含まれており、OpenSSLに存在する「HeartBleed」の脆弱性の修正やいくつかの問題の修正、機能の追加などが行われています。
現行の「Intel Galileo(プロダクト・コード:Galileo1)」の後継製品である「Intel Galileo Gen2(プロダクト・コード:Galileo2)」の情報について、先週末にいろいろと書きましたが、現時点で判明していることをまとめてみたいと思います。
最初(2013年10月)にIntel Quark関連の資料を見たときに、Intel Quark Core(Intel QuarkシリーズのCPUコア)のコードネームは「Lakemont Core」だ、ということを認識したわけですが、その後は本当に「Lakemont Core」が該当するコードネームなのかということを、確認できずにいました。
Twitterを検索していたところ、5月15日付けのツイートでIntel Galileo Gen2の写真が掲載されていました:
Intel talks about Gen2 of Galileo @MakerCon pic.twitter.com/ObZI89mMyN
— Guido Burger (@guido_burger) 2014, 5月 14
Intel Corporationは、2014年5月22日(現地時間)に「Intel® Quark™ SoC X1000 Board Support Package (BSP) Release 1.0.1」を公開しました。0.0.1のリリース番号のアップですが、そこからの受けるイメージとは異なり、新たなプラットフォームのサポートの追加が含まれています。
その追加されるプラットフォームとは次期「Intel® Galileo」ボードである「Intel® Galileo Gen2」です。またOpenSSLのセキュリティ・ホール「Heartbleed」の対策と、「Intel® Quark™ Core」に存在するLOCK
プリフィクスが不安定な問題への対応なども含まれています。さらに細かいところでは「Quark」にTMマークの付与が行われました。
もともとのIntel Edisonは標準SDカード・サイズで、Intel Quark Coreをデュアル・コアで搭載するとして発表(その1)されました。それが3月28日にAtom系のSivermontアーキテクチャのデュアル・コア、500MHzに変更されると発表(その2)され、形状はSDカード型ではなくなり、サイズもSDカードよりやや大きなものに変わりました。そして、またまたこの形状が変更されて、SDカード・サイズに戻り、今年の夏ごろにリリースされるそうです(その3)。
次期「Intel® Galileo」ボードである通称「Galileo 2」の情報が少しずつですが、出てきています。この新しいIntel® Galileoボードは、現在のところ「Intel® Galileo Gen2」と呼ばれています。