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AMDが次世代APU“Beema”と“Mullins”をTDPではなくSDPを使って説明

AMDが次世代APUの説明をする際に、TDPではなくIntelが提唱したSDPを使用して説明をしたとのことです:

この記事より該当部分を引用します:

BeemaのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)は10~25Wとなる見通しで,Kabiniの15~25Wと比べると下限が下がる。またMullinsでは,Temashの3~4WというTDPに代わり,2W以下というSDP(Scenario Design Power)値が採用されたのがポイントだ。
 SDPはIntelが提唱した値で,言うなれば「『タブレットデバイスに必要とされる程度の性能』」で動作させたときの発熱を基準とした放熱設計基準値」といったところ。要するに,タブレットデバイス向けの新しい熱設計指標を用意することで,より薄いタブレットデバイスを実現できるようにしてきた,といったところだ。

このように、Intelが提唱したSDPをAMDが使用して説明しており、結果としてSDPという指標がタブレットデバイスといった小型のデバイスでは有用な指標であることをAMDが追認したことになります。ただ、IntelのSDPの指標内容は非公開だったはずなので、AMDのSDPと同一であるとは言い切れません。おそらく異なるのではないかと考えられます。このため、SDPだけで直接比較することはできないでしょう。

AMDのSeaMicro部門がVerizonのデータセンター案件を受注

AMDのSeaMicro部門がVerizonのデータセンター案件を受注したという記事が出ていましたので紹介したいと思います:

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AMDがIntel Virtualization Technology互換の実装をすべき理由

はじめに

まず、本題に入る前に、私が使っているパソコンについて説明をしておきたいと思います。

私が現在個人で使用しているパソコンは3台あり、デスクトップパソコンが「ASUS P6T / Intel Core i7-930 / メモリ24GB / HDD 1.5TB / NVIDIA GeForce GTX 580」、ノートパソコンが「HP Pavilion DM1-4009AU / AMD E-450 APU with AMD Radeon™ HD 6320 Graphics / SSDを480GBに換装 / メモリ8GB)」、そしてホームサーバーが「HP ProLiant MicroServer / AMD Athlon II / メモリ16GB / HDD 2TB×4」です。

そして、私はIntel派でもAMD派でもありません(Intel派にはAMD派に見え、AMD派にはIntel派に見えているだろうな、と思っています)。どちらでも自分がその時々でよいと思ったものを買います。今はたまたまAMDが多くなっていますが、数年前はIntel一色でした。さらにその前はデスクトップパソコンがAMDで、ノートパソコンとホームサーバーがIntelでした。こんな感じにいろいろと試してみています。

そのような使い方をしている中で、表題のように私は考えるようになりました。それを今回は書いてみたいと思います。

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“Unreal mode”と呼ばれているx86の状態について

Intel 80386以降において、リアルモードでありながらセグメントリミットを0ffffh以上(通常は0ffffffffh)に設定して、上位メモリを自由にアクセスすることを「Unreal mode」と呼称することがあるようです(実はこのような名前がついていることを最近まで私は知りませんでした)。これを「裏ワザ」扱いしているページもあるのですが、これは普通にマニュアルに書いてある動作なのです。

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AMD Radeonで一部DVIポート⇒HDMIコネクタ変換で音声データを含めない話

AMD RadeonグラフィックスカードをCatalystドライバーと組み合わせて使用している場合に、DVIポートをHDMI機器へ接続するためのアダプターを付けていると、音声データが出力されないケースがあるという記事「AMD Intentionally Crippled Their HDMI AdaptersPhoronix」が出ていたので紹介します。

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AMDの提唱するグラフィックスAPI「Mantle」の行く先

AMDが新Radeonシリーズとともに発表したグラフィックスAPI「Mantle」ついて、私の予想を書いてみたいと思います。AMDの発表については以下の記事が詳しいです:

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Androidアプリの開発環境にはAMD CPUよりIntel CPUの方が相性が良い

Android用アプリケーションの開発を行うための「Android SDK」には、各種Android環境のエミュレーターが含まれています。この中の一つに、Intel Atom環境のエミュレーターがあり、これを高速化するための「Intel® Hardware Accelerated Execution Manager(以下、Intel HAXM)」というソフトウェアモジュールが提供されています。

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日本HPから新たなAMD製APU搭載モバイルノートPC登場

日本HP、AMD Temash搭載/タッチ対応の11.6型モバイルノートPCPC Watch

私はこのノートの2世代前のHP Pavilion DM1-4009AUを使用しているのですが、結構不具合が出ています。

  • 省電力モードへ移行によって液晶表示が切れた後に復帰すると、表示にノイズが乗ることがある。
  • タッチパッドのキャリブレーションがおかしくなり、正常に操作できなくなることがある。
  • Bluetoothが無反応になることがある。

こういった不具合が完全に解消しているかどうか、新機能の搭載によって新たな不具合が増えていないかどうか、ちょっと不安に思ってしまいます。※1タッチ対応液晶搭載で比較的安価で、従来機よりパフォーマンスが上がっているので、こういった不具合が出ないのであれば非常に魅力的なものになりそうです。

AMD製CPU/APU搭載パソコンは比較的安価なものが多い関係で、高価な製品と比較してどうしても部材や設計、テストなどのコストが低めに抑えられる傾向があると思います。そうなると、どうしても不具合が多めになるのかな、などと、ちょっとネガティブに考えてしまう面もあるのですが、いかがでしょうか?


  • 完全にスクラッチというよりは従来機からの改良の可能性が高いだろうな、という私の予想に基づくものです。現実には異なるかもしれません。

GPUとは何を指す言葉なのか?

はじめに

「GPUとは何か?」と質問をされて、正確に答えられる人は割と少ないと思います。特に、GPUという言葉をきちんと知っていると正確に答えるためには一言では表現できないでしょう。「GPU」と「いわゆるGPU」を分けて説明する必要があるからです。

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