Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

javax.microedition.lcdui
クラス Item

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.microedition.lcdui.Item
直系の既知のサブクラス:
ChoiceGroup, CustomItem, DateField, Gauge, ImageItem, Spacer, StringItem, TextField

public abstract class Item
extends Object

Form に加えることができるコンポーネントのスーパークラスです。 全ての Item オブジェクトにはラベル・フィールドがあり、そこには文字列を設定ことができます。 一般にコンポーネントがスクリーンに表示される時、その近くにラベルを表示します。 ラベルはアイテムと同じ水平な列か、直接アイテムの上に置くべきです。 実装は、他のテキストによる内容と同じ行におかれるなら、異なった字体でラベルを表示するか、異なるマージンで配置するか、またはコロンを追加するなどによって、他のテキストによる内容とラベル文字列を区別できるように試みるべきです。 スクリーンがスクロールする場合には、実装はラベルを Item と同時に見えるように保とうとすべきです。

ユーザーが Item と対話を試みる時、いくつかの場合にはシステムは実際の相互作用を起こす、システムが生成した画面に切り替えるでしょう。 これのような場合、一般に操作のための何らかの文脈をユーザーに提示するために、この新しいスクリーンの中にもラベルを表示するでしょう。 このような理由から、アプリケーションが全ての対話的な Item にラベルを設定することを推奨します。 しかし、これは必須ではなく、ラベルに null を指定することは正当であり、ラベルが存在しないことを意味します。

アイテム・レイアウト

レイアウトを指示することにより、コンテナの中に Item が配置される際のレイアウトに影響を与えます:

LAYOUT_DEFAULT 指示は、コンテナのデフォルト・レイアウト指針がこのアイテムに用いられることを示します。 他のレイアウト指示と共に使用される場合、LAYOUT_DEFAULT の値はゼロであり、効果を発揮しません。 これは、プログラマの意図をプログラムの中に記録するために役立ちます。

LAYOUT_LEFTLAYOUT_RIGHT および LAYOUT_CENTER 指示は、水平方向の整列を示しており、お互いに排他的です。 同様に、LAYOUT_TOPLAYOUT_BOTTOM および LAYOUT_VCENTER 指示は、垂直方向の整列を示しており、お互いに排他的です。

水平な整列指示、垂直な整列指示および他のレイアウト指示を、レイアウト指示の値を構成するために論理和演算(| 演算子)を用いてどのような組み合わせでも結合することができます。 このような値は setLayout(int) メソッドのパラメータとしておよび getLayout() メソッドからの戻り値として使用します。

いくつかの指示には、いくつかの状況において定義された振る舞いが存在しません。 振る舞いが Item のおかれている特定の状況のために定義されていないのであれば、レイアウト指示は無視されます。

Form 中にある Item のレイアウトに関する完全な仕様はこちらを参照してください。

アイテム・サイズ

Item には明示された2つのサイズ概念があります:最小サイズと好ましいサイズです。 最小サイズと好ましいサイズの双方がレイアウト指針にとって重要な他のスペースと同じく Item のラベル、Item の内容のためのスペースを含む、Item 全体領域について言及します。 これらのサイズにはレイアウトの目的のために重要ではないスペースを含んでいません。 例えば、他の ItemItem へのラベル追加により場所を作るために移動する場合、このラベルによって占有されたスペースはレイアウトにとって重要であり、Item の最小かつ好ましいサイズの一部と見なします。 しかし、実装がラベルのために排他的に予約したマージン内にラベルを置く場合には、隣接する Item のレイアウトには影響を与えません。 このような場合、ラベルによって占有されたスペースは、最小および好ましいサイズの一部とは見なされません。

最小サイズは Item が機能し内容を表示することができる、おそらくは最適ではありませんが、最も小さいサイズです。 Item の内容が変化する時は、常に最小サイズを再計算するかもしれません。

好ましいサイズは、一般的な Item の内容に基づくサイズであり、情報をまったく切り取らずに、テキスト改行(もしあるならば)が許容可能な最小限に保たれる最も小さいサイズです。 Item の内容が変化する時は常に好ましいサイズは再計算されるかもしれません。 アプリケーションは特定の値をパラメータによって setPreferredSize(int, int) メソッドに渡すことにより、好ましい幅または高さ(あるいは双方)をロックすることができます。 Item がアプリケーションで指定された好ましいサイズ内に、その内容を合わせる方法は実装によります。 しかし、アプリケーションによって設定された好ましいサイズに合わせて、テキストによる内容を単語単位で改行することが推奨されます。 アプリケーションは値 -1 をパラメータとして setPreferredSize(int, int) メソッドに渡すことにより、好ましい幅または高さ(あるいは両方)のロックを解除することができます。

Item オブジェクトが作成される時、好ましい幅と高さの両方はロックされていません。 この状態では、実装は Item の内容に基づき、Item のグラフィック・デザインや画面寸法などの他の関連要素を含めて、好ましい幅と高さを計算します。 好ましい幅か高さをロックした後に、アプリケーションは初期状態に戻すために、setPreferredSize(-1, -1) を呼び出すことによってロックされていない状態にすることができます。

アプリケーションは、好ましいサイズの片方の軸をロックし、もう片方の軸をロックしていない状態にすることができます。 これにより、ロックされた軸に合うように内容を整え、それを元にロックされていない軸のために適切な値を計算します。 内容が変化するなら、ロックされていない軸のサイズは新しい内容を反映するために再計算されますが、ロックされた軸のサイズは変更されません。 例えば、アプリケーションが setPreferredSize(50, -1) と呼び出すと、好ましい幅は 50 ピクセルでロックされ、好ましい高さは Item の内容に基づいて計算されます。 同様に、アプリケーションが setPreferredSize(-1, 60) と呼び出すと、好ましい高さは 60 ピクセルでロックされ、好ましい幅は Item の内容に基づいて計算されます。 この特徴は Item のテキスト内容を行送りする際に特に役立ちます。

また、アプリケーションは特定の値を好ましい幅と高さの両方をロックすることができます。 Item の内容はこの要求を尊重するために必要に応じて切り捨てるか補います。 テキストを含む Item に関しては、テキストは指定された幅に収め、全ての切捨てはテキストの終端に対して行われるべきです。

また、Item において、実装は暗黙の最大サイズを提供します。 最大の幅は、一般に Form で使用可能な画面スペースの幅に基づいています。 Form は垂直にスクロールを行うことができるため、一般に最大の高さは使用可能な画面スペースの高さに基づくべきではありません。

アプリケーションが最小より小さいか、最大より大きい値を好ましいサイズとして軸をロックすることを試みる場合、実装は要求された値を無視して、代わりに最小あるいは最大の値を用いるかもしれません。 これが行われた場合、実際に使用される値は getPreferredWidth() および getPreferredHeight() によってアプリケーションから確認ことができます。

コマンド

CommandaddCommand(javax.microedition.lcdui.Command) あるいは setDefaultCommand(javax.microedition.lcdui.Command) を呼び出して設定し、その後 CommandremoveCommand(javax.microedition.lcdui.Command) を呼び出して削除していなければ、CommandItem に存在しています。 Item に設定する Command のタイプは ITEM であるべきです。 しかし、ItemITEM ではないタイプの Command を追加することは誤りではありません。 プレゼンテーションとそのユーザーインタフェースにおける配置のために、あたかもそれらが ITEM タイプであるかのように実装はコマンドのアイテムを取り扱うことができます。

Item にはデフォルト Command が存在することがあります。 この状態は setDefaultCommand(javax.microedition.lcdui.Command) メソッドで制御します。 デフォルト Command は特別なプラットフォーム依存のユーザージェスチャーに割り当てられるのが適切です。 実装は、どのジェスチャーがその特定の Item でデフォルト・コマンドを起動するのが最も適切であるかを選択します。 例えば専用の選択キーを装備している装置でこのキーを押すと、Item のデフォルト・コマンドが呼び出されるかもしれません。 また、それが特別なジェスチャーによって呼び出すことができるとしても、デフォルト・コマンドも同様に他の Item コマンドと同じ方法で呼び出し可能であるべきです。

デバイスによってはデフォルト・コマンドを呼び出すための特別なジェスチャーが Item に存在しないことはありえます。 このような場合、デフォルト・コマンドは他の Item コマンドと同じ方法でユーザーが呼び出すことができます。 実装はユーザーインタフェースの何処にコマンドを置くか決める際にデフォルト・コマンドの状態を用いるかもしれません。

Item はデフォルト・コマンドを持たないこともできます。 このような場合、実装は別の目的(例えばコマンド用のメニューを表示するなどのような)のために特別なユーザージェスチャーを割り当てるかもしれません。 Item のデフォルト状態ではデフォルト・コマンドを持っていません。 Item がデフォルト・コマンドを Item から取り除くか、または setDefaultCommand() メソッドに null を渡すことによってデフォルト・コマンドを持っていない状態にすることができます。

同じコマンドが1つ以上の ItemDisplayable に設定されるかもしれません。 このような状況では、それらの Item および Displayable が表示されている状態においては、それぞれの Item および Displayable にそのコマンドを呼び出すために異なったジェスチャーをユーザーに提供しなければなりません。 ユーザーがコマンドを呼び出すとき、そのオブジェクトに設定されたリスナー(CommandListener あるいは ItemCommandListener のうち適切な方)が呼び出されてコマンドが渡されます。

コマンドを Item に加えると、その外観、それが拡張される方法、およびフォーカス・トラバースの振る舞いに影響を与えるかもしれません。 例えば、Item におけるコマンドの存在が列の中断を起こすかもしれませんし、あるいはそれが(メニュー・アイコンのような)追加のグラフィカルな要素を出現させるかもしれません。 特に、もしもその外観モードが PLAIN(以下を参照)な StringItem に1つあるいはそれ以上のコマンドが設定されれば、あたかもそれが異なる外観モードを持っていたかのように実装がそれを扱うことができます。

外観モード

StringItem および ImageItem クラスでは、コンストラクタによって設定することができる外観モード属性があります。 この属性には、PLAINHYPERLINK または BUTTON のいずれかの値を指定します。 PLAIN 外観モードは、通常は非対話的なテキストまたはグラフィカルな素材の表示に使用します。 外観モードの値は Item の対話性にどのような作用も与えません。 対話的になるようするためには、Item には1つあるいはそれ以上の Command(デフォルト・コマンドが割り当てられるのが望ましい)が設定されていなければならず、またその Command を受け取るための CommandListener を持っていなければなりません。 外観モードの値は Item における Command の呼び出しに対してどのような影響も与えません。 例えば、StringItem の外観モードに HYPERLINK を設定すると、実装はまるでそれがブラウザのハイパーリンクであるかのように文字列の内容を表示するように要求します。 リンクが指示する対象をロードするかまたはユーザーのブックマークへのリンクを加えるなどの様に、ユーザーがハイパーリンクに対してオペレーションを起こすことを期待して行う操作に対する行動を提供するのは Command とリスナーを StringItem に設定するアプリケーションの責任です。

Item の外観モードが PLAIN である場合を除いて、それが拡張される方法と同様に最小、好ましい、最大のサイズに影響するかもしれません。 例えば外観モードが BUTTONStringItem は列を横切って折りたたまれるべきではありません(しかし、外観モードが HYPERLINK である StringItem は、まるで外観モードが PLAIN と同じであるかのように折りたたまれるべきです)。

ボタン・ベースのユーザーインタフェースを作成するために、BUTTON モードの StringItem あるいは ImageItem を使用することができます。 これを安易に使用すると不便なアプリケーションを作成することになります。 例えばフォーカス・トラバース・ベースのシステムで、ユーザーはそのボタンのコマンドを呼び出す前に、ユーザーはボタンへフォーカスを移動させなければなりません。 ボタンが長い Form の向こう側に置かれているなら、ユーザーは全ての利用可能なコマンドを発見するためにかなりの量の移動を実行しなければならないかもしれません。 さらに、Form のもう一方の端にボタンからコマンドを呼び出すのは非常に困難である場合があります。 フォーカス・トラバース・ベースのシステムは、特定の Item にフォーカスをあわせる必要なく、しばしばどこからでも(メニューなどの)コマンドを呼び出す手段を提供します。 ボタンにコマンドを加えてそのボタンを Form に置くことの代わりに、そのコマンドを直接 Form に加えた方が、しばしばより適切でユーザーにとって好ましいことがあります。 ボタンは Item の文字列あるいはイメージの内容とダイレクトなユーザー対話をその Item から呼び出すことができるコマンドの理解に不可欠である場合にのみ使用すべきです。

デフォルト状態

サブクラスによって別の内容が指定されない限り、新たに作成された Item のデフォルト状態は以下の通りです:

導入されたバージョン:
MIDP 1.0

フィールドの概要
static int BUTTON
          Item は外観がボタンであることを示す外観モードです。
static int HYPERLINK
          Item は外観がハイパーリンクであることを示す外観モードです。
static int LAYOUT_2
          この Item に MIDP 2.0 レイアウト・ルールが有効であることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_BOTTOM
          この Item は下部配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_CENTER
          この Item は水平の中央に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_DEFAULT
          この Item をコンテナに配置する際にデフォルト・レイアウト指針に従うべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_EXPAND
          この Item が使用可能なスペースを満たすために幅を増加させることができることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_LEFT
          この Item は左寄せ配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_NEWLINE_AFTER
          この Item がその行あるいは列の最後および(もしもあれば)コンテナ内の次の Item を新しい行または列に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_NEWLINE_BEFORE
          この Item は新しい行か列の先頭に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_RIGHT
          この Item は右寄せ配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_SHRINK
          この Item が最小の幅まで小さくすることができることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_TOP
          この Item は上部配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_VCENTER
          この Item は垂直の中心に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_VEXPAND
          この Item が使用可能なスペースを満たすために高さを増加させることができることを示すレイアウト指示です。
static int LAYOUT_VSHRINK
          この Item が最小の高さまで小さくすることができることを示すレイアウト指示です。
static int PLAIN
          Item は通常の外観であることを示す外観モードです。
 
メソッドの概要
 void addCommand(Command cmd)
          状況反応する CommandItem に追加します。
 String getLabel()
          このアイテムに設定されているラベルを取得します。
 int getLayout()
          Item を置くためのレイアウト指示を取得します。
 int getMinimumHeight()
          この Item のための最小の高さを取得します。
 int getMinimumWidth()
          この Item のための最小の幅を取得します。
 int getPreferredHeight()
          この Item の好ましい高さを取得します。
 int getPreferredWidth()
          この Item の好ましい幅を取得します。
 void notifyStateChanged()
          この ItemForm に載せられていると、ItemItemStateListener への通知を引き起こします。
 void removeCommand(Command cmd)
          状況反応する CommandItem から取り除きます。
 void setDefaultCommand(Command cmd)
          この Item にデフォルト Command を設定します。
 void setItemCommandListener(ItemCommandListener l)
          以前に設定されて ItemCommandListener に代えて、この ItemCommand のリスナーを設定します。
 void setLabel(String label)
          このアイテムにラベルを設定します。
 void setLayout(int layout)
          この Item のためのレイアウト指示を設定します。
 void setPreferredSize(int width, int height)
          この Item のための好ましい幅と高さを設定します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

LAYOUT_DEFAULT

public static final int LAYOUT_DEFAULT

この Item をコンテナに配置する際にデフォルト・レイアウト指針に従うべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_DEFAULT の値は 0 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_LEFT

public static final int LAYOUT_LEFT

この Item は左寄せ配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_LEFT の値は 1 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_RIGHT

public static final int LAYOUT_RIGHT

この Item は右寄せ配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_RIGHT の値は 2 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_CENTER

public static final int LAYOUT_CENTER

この Item は水平の中央に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_CENTER の値は 3 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_TOP

public static final int LAYOUT_TOP

この Item は上部配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_TOP の値は 0x10 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_BOTTOM

public static final int LAYOUT_BOTTOM

この Item は下部配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_BOTTOM の値は 0x20 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_VCENTER

public static final int LAYOUT_VCENTER

この Item は垂直の中心に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_VCENTER の値は 0x30 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_NEWLINE_BEFORE

public static final int LAYOUT_NEWLINE_BEFORE

この Item は新しい行か列の先頭に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_NEWLINE_BEFORE の値は 0x100 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_NEWLINE_AFTER

public static final int LAYOUT_NEWLINE_AFTER

この Item がその行あるいは列の最後および(もしもあれば)コンテナ内の次の Item を新しい行または列に配置すべきであることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_NEWLINE_AFTER の値は 0x200 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_SHRINK

public static final int LAYOUT_SHRINK

この Item が最小の幅まで小さくすることができることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_SHRINK の値は 0x400 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_EXPAND

public static final int LAYOUT_EXPAND

この Item が使用可能なスペースを満たすために幅を増加させることができることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_EXPAND の値は 0x800 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_VSHRINK

public static final int LAYOUT_VSHRINK

この Item が最小の高さまで小さくすることができることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_VSHRINK の値は 0x1000 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_VEXPAND

public static final int LAYOUT_VEXPAND

この Item が使用可能なスペースを満たすために高さを増加させることができることを示すレイアウト指示です。

LAYOUT_VEXPAND の値は 0x2000 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

LAYOUT_2

public static final int LAYOUT_2

この Item に MIDP 2.0 レイアウト・ルールが有効であることを示すレイアウト指示です。 このビットがクリアされており、それが MIDP 1.0 を示すのであればレイアウトの振る舞いはこの Item に適用されます。

LAYOUT_2 の値は 0x4000 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

PLAIN

public static final int PLAIN

Item は通常の外観であることを示す外観モードです。

PLAIN の値は 0 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

HYPERLINK

public static final int HYPERLINK

Item は外観がハイパーリンクであることを示す外観モードです。

HYPERLINK の値は 1 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値

BUTTON

public static final int BUTTON

Item は外観がボタンであることを示す外観モードです。

BUTTON の値は 2 が割り当てられています。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
定数フィールド値
メソッドの詳細

setLabel

public void setLabel(String label)

このアイテムにラベルを設定します。 labelnull の場合、このアイテムにはラベルが設定されていないことを意味します。

パラメータ:
label - 設定するラベル文字列あるいは null を渡します。

getLabel

public String getLabel()

このアイテムに設定されているラベルを取得します。 ラベルが設定されていない場合は null を返します。

戻り値:
設定されているラベル文字列あるいは null を返します。

getLayout

public int getLayout()

Item を置くためのレイアウト指示を取得します。

戻り値:
レイアウト指示値の組み合わせを返します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
setLayout(int)

setLayout

public void setLayout(int layout)

この Item のためのレイアウト指示を設定します。

この ItemAlert に含まれるならば、このメソッドを呼び出すのは不適切です。

パラメータ:
layout - この Item のためのレイアウト指示の組み合わせを渡します。
例外:
IllegalArgumentException - layout の値はレイアウト指示として適切な論理和構成ではない場合に throw します。
IllegalStateException - この ItemAlert に含まれている場合に throw します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
getLayout()

addCommand

public void addCommand(Command cmd)

状況反応する CommandItem に追加します。 Command の意味タイプは ITEM であるべきです。 実装は Item がアクティブの場合(例えばハイライト)に限り Command を提示するでしょう。

加えられた CommandItem に既に存在している(オブジェクトの参照を比較することでテストする)なら、このメソッドは何も行いません。 Item が表示されており実際に見えていて、このメソッドの呼び出しが目に見える Command セットに影響するなら、それが可能であればすぐに実装は表示を更新すべきです。

この ItemAlert の中に含まれているなら、このメソッドを呼び出すのは不正です。

パラメータ:
cmd - 加える Command を渡します。
例外:
IllegalStateException - この ItemAlert の中に含まれている場合に throw します。
NullPointerException - パラメータ cmdnull の場合に throw します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

removeCommand

public void removeCommand(Command cmd)

状況反応する CommandItem から取り除きます。 指定された CommandItem に存在しない(オブジェクトの参照を比較することでテストする)なら、このメソッドは何も行いません。 Item が表示されており実際に見えていて、このメソッドの呼び出しが目に見える Command セットに影響するなら、それが可能であればすぐに実装は表示を更新すべきです。 取り除く対象の Command がたまたまデフォルト・コマンドであるなら、コマンドは取り除かれ、そしてこの Item におけるデフォルト・コマンドは null に設定されます。 以下のコード:

 // Command c は Item item におけるデフォルト・コマンドです
 item.removeCommand(c);

は、以下のコードと等価です:

 // Command c は Item item におけるデフォルト・コマンドです
 item.setDefaultCommand(null);
 item.removeCommand(c);

パラメータ:
cmd - 取り除く Command を渡します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

setItemCommandListener

public void setItemCommandListener(ItemCommandListener l)

以前に設定されて ItemCommandListener に代えて、この ItemCommand のリスナーを設定します。 null 参照は許容されており、全ての既存のリスナーを外すという効果を持っています。

この ItemAlert の中に含まれているなら、このメソッドを呼び出すのは不正です。

パラメータ:
l - 設定する新しいリスナーまたは null を渡します。
例外:
IllegalStateException - この ItemAlert の中に含まれている場合に throw します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

getPreferredWidth

public int getPreferredWidth()

この Item の好ましい幅を取得します。 アプリケーションが所定の値に幅をロックしたのであれば、このメソッドはその値を返します。 そうでなければ、この Item の内容に基づき、また好ましい高さがロックされていればそれを加味した上で計算した値を返します。 完全な議論についてはアイテム・サイズを参照してください。

戻り値:
Item の好ましい幅を返します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
getPreferredHeight(), setPreferredSize(int, int)

getPreferredHeight

public int getPreferredHeight()

この Item の好ましい高さを取得します。 アプリケーションが所定の値に高さをロックしたのであれば、このメソッドはその値を返します。 そうでなければ、この Item の内容に基づき、また好ましい幅がロックされていればそれを加味した上で計算した値を返します。 完全な議論についてはアイテム・サイズを参照してください。

戻り値:
Item の好ましい高さを返します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
getPreferredWidth(), setPreferredSize(int, int)

setPreferredSize

public void setPreferredSize(int width,
                             int height)

この Item のための好ましい幅と高さを設定します。 -1 未満の幅と高さのための値は不正です。 ゼロと最小の幅の範囲に width が含まれているなら、最小の幅を代わりに使用します。 ゼロと最小の高さの範囲に height が含まれているなら、最小の高さを代わりに使用します。

最小の幅または高さより大きい幅または高さの値を指定すると、その軸を指定値にロックします。 実装は画面サイズなどの要素に基づく Item のための暗黙の最大サイズを設けることがあります。 -1 の値を幅または高さに指定すると、その軸のロックを解除します。 完全な議論についてはアイテム・サイズを参照してください。

この ItemAlert の中に含まれているなら、このメソッドを呼び出すのは不正です。

パラメータ:
width - 幅をロックするための値あるいはロックを解除する -1 を渡します。
height - 高さをロックするための値あるいはロックを解除する -1 を渡します。
例外:
IllegalArgumentException - 幅あるいは高さが -1 未満の場合に throw します。
IllegalStateException - この ItemAlert の中に含まれている場合に throw します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
getPreferredWidth(), getPreferredHeight()

getMinimumWidth

public int getMinimumWidth()

この Item のための最小の幅を取得します。 これは Item が機能し、おそらくは最適ではないものの、内容を表示することができる幅です。 完全な議論についてはアイテム・サイズを参照してください。

戻り値:
この Item の最小の幅を返します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

getMinimumHeight

public int getMinimumHeight()

この Item のための最小の高さを取得します。 これは Item が機能し、おそらくは最適ではないものの、内容を表示することができる高さです。 完全な議論についてはアイテム・サイズを参照してください。

戻り値:
この Item の最小の高さを返します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

setDefaultCommand

public void setDefaultCommand(Command cmd)

この Item にデフォルト Command を設定します。 Item にデフォルト Command が以前に存在した場合、その Command は既にデフォルトではありませんが、それは Item に存在したまま残っています。

null でなければ、渡された Command オブジェクトはこの Item のためのデフォルト Command になります。 渡された Command オブジェクトが現在この Item に存在していないのであれば、デフォルト Command が作られる前にまるで addCommand(javax.microedition.lcdui.Command) が呼ばれたかのようにそれを加えます。

null が渡されたなら、Item にはデフォルト Command が全くない様に設定します。 もしも前のデフォルト Command があるならば、Item に存在したまま残っています。

この ItemAlert の中に含まれているなら、このメソッドを呼び出すのは不正です。

パラメータ:
cmd - この Item でデフォルト Command として設定する Command、あるいはデフォルト Command が存在しないことを設定する null を渡します。
例外:
IllegalStateException - この ItemAlert の中に含まれている場合に throw します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

notifyStateChanged

public void notifyStateChanged()

この ItemForm に載せられていると、ItemItemStateListener への通知を引き起こします。 アプリケーションは Item に関して Item の状態が動作に対応して変化したことをリスナーに通知するためにこのメソッドを呼び出します。 このメソッドは単にアプリケーションの別の部分の呼び出しを引き起こしますが、このメカニズムは Item のコンシューマから Item(またこれは他のサブクラスに適用されますが、特に CustomItem の実装)の実装への干渉を吸収することに役立ちます。

編集を別のスクリーンを呼び出すことによって実行し、エディタが現在選択されている Item を含んだ Form に"戻りたい"なら、適したメソッドは Display.setCurrent(Displayable) の代わりに Display.setCurrentItem(Item) です。これにより Form がフォーカスを初めにエディタを呼び出した Item に回復します。

ItemStateListener の規定の振る舞いの維持を確実にするために、呼び出し元(アプリケーション)は以下の場合以外には、この機能を呼び出さない保証をしなければなりません:

ItemStateListener.itemStateChanged(javax.microedition.lcdui.Item) の呼び出しはイベントの流れの中で連続的に行われるため遅延するかもしれません。 notifyStateChanged メソッドは itemStateChanged メソッドの完了までブロックして待つことをしません。

例外:
IllegalStateException - ItemForm に所有されていない場合に throw します。
導入されたバージョン:
MIDP 2.0

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
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