Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

javax.microedition.lcdui
クラス DateField

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.microedition.lcdui.Item
      上位を拡張 javax.microedition.lcdui.DateField

public class DateField
extends Item

DateField は日付と時刻情報を表示しユーザーが編集可能な、Form に登録することができるユーザーインタフェース・コンポーネントです。 このフィールドの値は最初に設定することも後から設定することもできます。 値が設定されていないフィールドは、明確に値が設定されていない状態の表示を行います。 フィールドの値が「未初期化状態」の場合、getDate() メソッドは null を返します。

DateField オブジェクトは、日付または時間情報あるいはその両方を受け取ることができます。 これらの入力モードは、このクラスに定義されている DATETIMEDATE_TIME の各フィールドで指定します。 DATE は日付情報のみを、TIME は時間情報のみを、DATE_TIME は日付および時間情報の両方を設定できます。

入力モードが TIME の場合、Date オブジェクトの日付部分は 1970 年 1 月 1 日が設定されます。

カレンダーの計算はデフォルトのロケールに基づいてタイム・ゾーンが決定されます。 計算の結果および異なる入力モードの設定などにより、このフィールドに設定した値と異なる値を返すことがあります。

導入されたバージョン:
MIDP 1.0

フィールドの概要
static int DATE
          日付情報(年月日)用の入力モードを示す定数(=1)です。
static int DATE_TIME
          日付(年月日)および時間(時分)情報用の入力モードを示す定数(=3)です。
static int TIME
          時間情報(時分)用の入力モードを示す定数(=2)です。
 
クラス javax.microedition.lcdui.Item から継承されたフィールド
BUTTON, HYPERLINK, LAYOUT_2, LAYOUT_BOTTOM, LAYOUT_CENTER, LAYOUT_DEFAULT, LAYOUT_EXPAND, LAYOUT_LEFT, LAYOUT_NEWLINE_AFTER, LAYOUT_NEWLINE_BEFORE, LAYOUT_RIGHT, LAYOUT_SHRINK, LAYOUT_TOP, LAYOUT_VCENTER, LAYOUT_VEXPAND, LAYOUT_VSHRINK, PLAIN
 
コンストラクタの概要
DateField(String label, int mode)
          ラベルと入力モードを受け取ってオブジェクトを構築します。
DateField(String label, int mode, TimeZone timeZone)
          カレントのロケールと指定されたタイム・ゾーンをベースにカレンダーの計算を行うオブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 Date getDate()
          このフィールドの Date 情報を返します。
 int getInputMode()
          このフィールドに設定されている入力モードを返します。
 void setDate(Date date)
          このフィールドに新しい日時を設定します。
 void setInputMode(int mode)
          このフィールドに入力モードを設定します。
 
クラス javax.microedition.lcdui.Item から継承されたメソッド
addCommand, getLabel, getLayout, getMinimumHeight, getMinimumWidth, getPreferredHeight, getPreferredWidth, notifyStateChanged, removeCommand, setDefaultCommand, setItemCommandListener, setLabel, setLayout, setPreferredSize
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

DATE

public static final int DATE

日付情報(年月日)用の入力モードを示す定数(=1)です。 この入力モードを指定すると日付の値のみが編集可能になります。 Date オブジェクトの時間情報は無視されます。

関連項目:
定数フィールド値

TIME

public static final int TIME

時間情報(時分)用の入力モードを示す定数(=2)です。 この入力モードを指定すると時間の値のみが編集可能になります。 Date オブジェクトの日付情報は 1970 年 1 月 1 日の値が設定されているべきであり、アクセスしてはなりません。

関連項目:
定数フィールド値

DATE_TIME

public static final int DATE_TIME

日付(年月日)および時間(時分)情報用の入力モードを示す定数(=3)です。 この入力モードを指定すると日付および時間情報の両方が編集可能になります。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

DateField

public DateField(String label,
                 int mode)

ラベルと入力モードを受け取ってオブジェクトを構築します。 このコンストラクタの呼び出しは以下の記述と等価です。

     DateField(label, mode, null);

入力モードは DATETIMEDATE_TIME のいずれかで指定します。 これ以外の値を入力モードで指定すると IllegalArgumentException を throw します。

パラメータ:
label - 設定するラベル文字列を渡します。
mode - 入力モードを渡します。
例外:
IllegalArgumentException - 入力モードの指定が不適切な場合に throw します。

DateField

public DateField(String label,
                 int mode,
                 TimeZone timeZone)

カレントのロケールと指定されたタイム・ゾーンをベースにカレンダーの計算を行うオブジェクトを構築します。 DateField の値は、初期状態で「未初期化」状態となっています。 指定されたタイム・ゾーンが null の場合、システムがデフォルトで使用するタイム・ゾーンを使用します。

入力モードは DATETIMEDATE_TIME のいずれかで指定します。 これ以外の値を入力モードで指定すると IllegalArgumentException を throw します。

パラメータ:
label - 設定するラベル文字列を渡します。
mode - 入力モードを渡します。
timeZone - 設定するタイム・ゾーンあるいは null を渡します。
例外:
IllegalArgumentException - 入力モードの指定が不適切な場合に throw します。
メソッドの詳細

getDate

public Date getDate()

このフィールドの Date 情報を返します。 フィールドが「未初期化」状態の場合、null を返します。 このメソッドが返す Date オブジェクトはフィールドに設定されているタイム・ゾーンおよびロケールによって調整済みです。

入力モードに TIME が指定されたフィールドの場合、このメソッドが返す Date オブジェクトの日付部分は 1970 年 1 月 1 日と設定されています。 もしもフィールドが持っている Date オブジェクトの日付部分が 1970 年 1 月 1 日より 1 日以上先を示しているか、「未初期化」状態の場合は null を返します。

入力モードに DATE が指定されたフィールドの場合、このメソッドが返す Date オブジェクトの時間部分は 0 時 0 分が設定されます。

戻り値:
date 入力モードが作用した結果の日付情報を返します。

setDate

public void setDate(Date date)

このフィールドに新しい日時を設定します。 date には null を指定することができます。 null が渡された場合、フィールドは「未初期化」状態になります。 このフィールドに設定されている入力モードは渡された Date オブジェクトをどのように取り扱うかを定義しています。

入力モードが TIME の場合、date の日付情報は無視され、フィールドは時分の情報のみを受け取ります。

入力モードが DATE の場合、date の時間情報は無視され、フィールドは年月日の情報のみを受け取ります。

入力モードが DATE_TIME の場合、フィールドは date の日時情報を分精度で受け取ります。

パラメータ:
date - 新しく設定する日時を渡します。
関連項目:
getDate()

getInputMode

public int getInputMode()

このフィールドに設定されている入力モードを返します。 有効な入力モードは DATETIMEDATE_TIME のいずれかです。

戻り値:
入力モードを返します。

setInputMode

public void setInputMode(int mode)

このフィールドに入力モードを設定します。 有効な入力モードは DATETIMEDATE_TIME のいずれかです。

パラメータ:
mode - 設定する入力モードを渡します。
例外:
IllegalArgumentException - 不適切な入力モードが指定された場合に throw します。

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
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