x86/x64/X86S」カテゴリーアーカイブ

IA-32/Intel64/AMD64/X86-Sなど、x86/x64/X86S系の話題のカテゴリーです。

ASUS P9D WS

AKIBA PC Hotline!を見ていたら、久しぶりにほしいと思うマザーボードが発売されていました。ASUSP9D WSです。

これにIntel® Xeon® Processor E3-1275 v3 (8M Cache, 3.50 GHz)を組み合わせて、ECC Unbuffered DDR3 1600なメモリを16GBから32GBを入れたマシンを作りたいものです。そしてそれをプライベートクラウドにしたいです。Intel® TSX-NI(Transactional Synchronization Extensions)も使えますし、プログラム開発にもいいですね。

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AMD K10 シリーズの不具合

AMD K10 シリーズの不具合

Dragonfly BSD の開発者である Matthew Dillon 氏が、AMD K10 シリーズの CPU のバグを見つけたという記事が The RegisterDragonFly BSD developer stung by Opteron bug に掲載されています。

非常に簡単に要約すると、あるパターンでスタックへ積んだデータを pop すると、スタック・ポインターが正しくない値となるもので、結果としてプログラムはクラッシュします。x86 系ではスタックにアクセスする命令が多数あるため、スタックを高速に操作するための回路が実装されていることが多いのですが、これが特定条件で悪影響を与えているのだろうと推測します。

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AMD Athlon II が部屋に来た!

別に避けているわけではないのですが、私は気づくと Intel 製の CPU を選択していることが多い気がします。しかし、先月ついに AMD K-6、 AMD K6-2 および AMD K6-III 以来十数年ぶりに AMD の CPU が部屋にやってきました。それは AMD Athlon II Neo N36L です。これを搭載した製品はアレしかありません。そう、アレです。

それに関してはまた別途書くとして、この CPU の特性について、メモ代わりにちょっと書いておきたいと思います。
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AMD Phenom 系プロセッサ“ K10 ”の TLB 不具合について

はじめに

米 AMD が昨年発表したプロセッサ AMD Phenom は errata(エラッタ) を持っていることが広く知られています。同一のシリコンを用いる予定であった AMD Opteron 計画は延期を余儀なくされ、発売された AMD Phenom も多くの疑念を抱く結果を招いています。

これは初期の段階において、不具合の内容が公式に公開されないままに報道が先行したことが大きく寄与していると思います。それと同時に、AMD から適切な発表が行われるのが遅かったということを指摘しないわけにはいかないでしょう。

この不具合について書かれたドキュメントを AMD は 2008 年 2 月 25 日付け(米国時間)で発表しましたが、同内容についてはあまり取り上げられていないように思います(特に日本国内の日本語の報道において)。

そこで、このドキュメント(Revision Guide for AMD Family 10h Prosessors : Publication #41322 / Revision 3.16 / Issue Date 02/25/08)に記載されている該当 errata #298 の内容を日本語にて解説したいと思います。
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LaGrande Technology

はじめに

2003 年から 2004 年にかけて、Intel は自社の CPU に関して 4T というものを掲げていました。それは、

  • HT – Hyper-Threading Technology
  • LT – LaGrabde Technology
  • VT – Vanderpool Technology
  • CT – Clackamas Technology

です。Intel はこれらが Intel が注力する今後の技術であると高らかに謳い上げ、AMD との差別化をはかっていました。
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CPU へのノースブリッジなどの統合

はじめに

Intel がリリースする CPU は、(いわゆる)ノースブリッジを含む全てのチップセットを別チップで提供するという方式を採用していますが、対する AMD は、ノースブリッジを CPU に統合するという方式を採用しています。これはどちらがより優れているかという話ではなく、それぞれ利点と欠点があるとみるべきでしょう。
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NetBurst アーキテクチャ

はじめに

Intel の Pentium 4 および Pentium D シリーズに採用されているアーキテクチャを同社は NetBurst と命名しています。このアーキテクチャは最近の Core Microarchitecture(以下、Core MA) の導入に伴って、同社からも見放された技術として認識されています。この NetBurst アーキテクチャは言われているようにダメなものなのでしょうか。その点について今回は書いてみたいと思います。

なお、ここで何度か書いているように私はハードウェアの専門家ではなく、書いていることには誤りが多分に含まれる可能性があることをご了承ください。
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メニイコア(Many Core)

はじめに

今回は最近話題になっているマルチコアからメニイコアまでの話を私なりの解釈でまとめてみました。私はソフトウェア方面の知識しかないので、かなーり怪しい内容ですが、空想半分の話ということで読んでいただければと思います。というわけで、マジ突っ込みはナシでお願いします。
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1999年9月3日

とりあえず、18日までに本ページを発足させることが最重要課題なので、暫定ということで設置します。

なぜ18日なのかというと、技術評論社の「SoftwareDesign」の10月号に掲載される記事にこのページのURLを書いているからです。30行BIOSと90桁BIOSに関する記事が簡単に出ていますので、興味がある方は読んでみてください。

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