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NTTドコモ 505iのiアプリ仕様公開

NTTドコモは昨日4月17日付けで505i向けiアプリの仕様を公開しました。このページから関連する各種ドキュメント(PDF形式)と公式SDK「iαppli Development Kit for DoJa3.0」がダウンロードできます。これで一般開発者も505i向けiアプリの開発が可能になりました。後は端末の発売を待つばかりです。

OBEXによる赤外線通信とiショット

昨日のコラムで「P504iS搭載のカメラに対する成果を近日中に公開できれば」ということを書きましたが、珍しく(?)遅延することなく本日公開することができました。それはWindows上のJavaから赤外線OBEX通信を行う試みというもので、本日追加した「WindowsでOBEXによる赤外線通信を行う」というページにて取り扱っています。このページではOBEXによる赤外線通信を行うライブラリとそのAPIリファレンス、サンプルアプリケーションを公開しています。

これがなぜP504iSのカメラ機能と結びつくのかというと、504iSシリーズはカメラにて撮影した画像を赤外線によるOBEXプロトコルによって外部機器に送信する機能を備えており、Windows上でこの処理を行うソフトウェアを作成することでNTTドコモの通信網を経由することなく撮影した画像を転送することができるわけです。

OBEXによる赤外線通信を行うサンプルアプリケーションとしてiショットのデータを送受信するソフトウェアを同ページで公開しています。このソフトウェアを用いることでP504iSが対応しているJPEG画像をWindowsパソコンとの間で直接やり取りすることができます。

現在のところ評価および実験専用に公開している状態ですが、今後完成度を増していければと考えています。

P504iS

50xシリーズで初めてカメラを搭載したP504iSですが、例によって私も機種変更で購入しました。結構いい感じですが、P504iと比較してやはり厚みが増したことは認識できます。2ミリとはいえ、従来より1割以上厚みが増したのはさすがに手で感じることができます。また、背面の液晶がカラーになり、常時表示ではなくなったのは思った以上に不便です。この液晶は従来同様にモノクロでも常時表示の方が実用性が高かったように思います。カメラが背面に付いたことにより背面のボタンが廃止されて側面に移動したことと、赤外線デバイスの位置が先端から中ほどに移動したことも残念です。特に前者は大変に残念です。正直、この位置のボタンは押しにくいです。

しかしこれらの問題点を差し引いてもこのカメラ機能は偉大で楽しいです。このカメラ機能はFOMA P2101Vで「えいやぁ!」ととりあえず搭載された機能とは異なり、実用性を十分に吟味して実装している感じを受けます。画質はあまりいいとはいえませんが、それを補って余りある楽しさがあります。欲を言えばiショットのメールの利便性をもう少し何とかしてほしい、というのもありますが、それはそれ。楽しめます。

今後出てくるであろうFOMAの新モデルにも期待したいと思います。そしてなにより、iアプリでカメラを制御するための情報が即日公開されたことに対してNTTドコモに対して素直に「・・やるね」といいたいと思います。このカメラに関しては筆者は結構楽しんでおり、近日中(早ければ数日以内に….明日とか?)何らかの成果をこのサイトで公開できると思います。

SO504i

前回までのレポートでNTTドコモ向け新iアプリ端末504iシリーズを取り上げてきましたが、その中で後回しとしていたソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のSO504iに触れる機会があったので、そのことについて書きたいと思います。

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DoCoMoProfile-2.0と標準規格としてのMID Profile

DoCoMoProfile-2.0のAPIリファレンスを見ていて、思わず苦笑してしまった点があります。それはcom.nttdocomo.langパッケージにIllegalStateExceptionクラスが設けられている点です。これはJava 2 Platform, Standard Edition(J2SE)ではjava.langパッケージに存在する同名のクラスと同様の目的で使用します。しかしながら、Java 2 Platform, Micro Edition, Connected Limited Device Configuration(CLDC)ではこのクラスは省略されています。このため、DoCoMoProfile-2.0ではこのパッケージに設けたわけですが..。

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504iシリーズのJava仕様 ~ 仕様書外の部分 ~

インプレスケータイWatchの記事「NTTドコモ端末売れ筋ランキング・東京(5月30日~6月5日)」によれば、504iシリーズよりもSH251iの方が売れているようです。iモードユーザーの中でもカメラ付きの端末は待ち望まれていたのだなぁ、と実感できるデータです。

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注目のN504iと他の504i各機種比較

昨日29日に発売されたN504iですが、F504iD504iより急ピッチに売れているようです。ただ、入荷量が限られるようで一部の店頭では既に売り切れが発生している模様です。売れ行きが好調な理由はNTTドコモ向け端末として「Nブランド」が定着していることと、現在発売されている504iシリーズの中では価格が安価であることも影響しているでしょう。しかし、外観がほとんど変わっていないため、コアなユーザー以外にはあまり積極的に訴えかける部分が少ないような気がするのも確かです。中身については当然それ相応の変更が加わっており、どこからどうみても新機種なのですが..。NシリーズはNシリーズで外見は完成したものであるという認識によるものなのかもしれません。往年のPC-9800シリーズをふと思い出してしまうのは..。

このあたりのデザインや電話機としての評価は各社のニュースサイトで十分に行われていると思いますので、iアプリを動かすプラットフォームとしてみたときの評価(と言うか感想)を書きたいと思います。

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504iの3Dグラフィックス機能

504i向けのiアプリでは、3DグラフィックスAPIがiアプリ拡張APIとして提供されます。公開されているAPIリファレンスを見るとわかるように、3DグラフィックスAPIは2種類存在し、「iアプリコンテンツ開発ガイド for 504i ~ iアプリオプション・iアプリ拡張編 ~ 第1.0版」によればそれぞれを高レベル3DグラフィックスAPI(com.nttdocomo.opt.j3dパッケージ)および低レベル3DグラフィックスAPI(com.nttdocomo.opt.j3d2パッケージ)と呼んでいます。

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