HP ProLiant MicroServer のハードウェアセットアップ

昨日のサーバーの話題の続きです。

カバーの取り方と扉の開け方

筐体上部のカバーが外れます。これは主に光学ドライブを MicroServer に搭載する際に外します。外し方は、本体背面上部にあるネジを緩めて引っ張ると、パカっとあきます。

本体前面下部の扉は本体背面に取り付けられた透明な袋の中に入っているカギで開けることができます。この扉の中には本体内部および一部外部のネジを回すのに必要なレンチと、光学ドライブおよびハードディスクを固定するためのネジが収められています。

詳しくはこちらの資料を参考にしてください。

ハードディスクの追加

MicroServer で使用できるハードディスクは、サーバーで一般的な SAS ではなく、一般のパソコンで使用されている SATA のもの(3.5 インチ)を使用します。

前面の扉を開けると見える、ハードディスク格納ユニットを引き抜いて、ハードディスクを格納ユニットに取り付けます。取り付けは、ハードディスクなどに付属してくる通常のネジ(この場合は別途ネジ回しが必要)または扉に取り付けられているネジを使用します。格納ユニットに取り付けたら本体に取り付ければ OK です。非常に簡単です。

メモリーの追加と RocketRAID 2720 の追加

メモリーと増設ボードの取り付けは比較的厄介です。本体のメインボードを取り出す必要があるためです。メインボードを止めている手回しネジを緩めて、最初は全てのケーブルを取り外し、完全にメインボードを引き抜いて作業をするのがよいでしょう。慣れてくれば増設対象によっては全てを抜く必要がないことがわかると思います。

増設ボードの場合には別途筐体背面のスロットカバーを外す必要があります。これのはずし方は、スロットカバー上部の四角い出っ張りを握りつつ引っ張るとスロットカバーを押さえている部分のロックが外れます。この状態で扉の中に格納されているレンチでネジを外すとスロットカバーを外すことができます。この状態のままメインボードを戻すと、増設ボードの背がこのスロットカバーのあった位置に来るはず..なのですが、なかなかうまくいかないこともあります。メインボードを筐体に戻す際には、増設したカードがずれたり外れたりしないように注意しながら作業をする必要があります。

今回取り付けた RocketRAID 2720 は RAID ボードであり、ハードディスクをこちらのカード経由でアクセスするようにする必要があります。初期状態でメインボード側に接続されている mini SAS(SFF-8087) のケーブルを、この RAID 側のコネクタに接続すれば完了です。まったく同じコネクタなので、この点で悩むことは何もないと思います。メインボードを筐体に戻すときに、ケーブルが邪魔になってやや面倒ですが、取り付けに関する問題はそれくらいでしょう。なお、当然ではあるのですが、RAID カードによるハードディスクアクセスは本体のアクセスランプに一切反映されません。アクセスしているのかどうかは音で判断するしかありません。

DVD ドライブの追加

これはわかってしまえばなんていうことはないのですが、私は少々悩みました。まず、必要なものですが、DVD ドライブなどの光学ドライブの他に、通常の SATA ケーブル、4 ピン電源コネクタを SATA に変換するケーブルが必要です。長さの関係で、電源変換を行うのはケーブルである必要があります。単なる変換コネクタでは距離が足りなくなり、光学ドライブに接続できない可能性があります。

これらを用意したら、まず扉に取り付けられているひときわ大きな 4 本ネジを外して DVD ドライブに取り付けます。続いて本体前面から DVD ドライブを押し込むとちょうどいいところでカチリと止まります。あとは SATA ケーブル、SATA 電源ケーブルを接続し、SATA ケーブルのもう片側をメインボードの SATA コネクタに挿して出来上がりです。

なお、ここの SATA コネクタを使用するドライブはあまり高速に動作しないようですので、それを理解したうえで接続するドライブを選択すべきです。どうも、ソフトウェアから見るとパラレル ATA に見え、しかも 40 ワイヤ接続に見えるようです。すなわち、最大 33MB/Sec での転送となるようです。SSD ドライブのように高速なドライブを増設したい場合には別途 SATA カード等を増設し、そこからケーブルを接続することを検討したほうがよいでしょう。そういう場合には mini SAS コネクタが 2 つ付いている RocketRAID 2720 はいいかもしれません。