x86/x64/X86S」カテゴリーアーカイブ

IA-32/Intel64/AMD64/X86-Sなど、x86/x64/X86S系の話題のカテゴリーです。

Androidアプリの開発環境にはAMD CPUよりIntel CPUの方が相性が良い

Android用アプリケーションの開発を行うための「Android SDK」には、各種Android環境のエミュレーターが含まれています。この中の一つに、Intel Atom環境のエミュレーターがあり、これを高速化するための「Intel® Hardware Accelerated Execution Manager(以下、Intel HAXM)」というソフトウェアモジュールが提供されています。

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日本HPから新たなAMD製APU搭載モバイルノートPC登場

日本HP、AMD Temash搭載/タッチ対応の11.6型モバイルノートPCPC Watch

私はこのノートの2世代前のHP Pavilion DM1-4009AUを使用しているのですが、結構不具合が出ています。

  • 省電力モードへ移行によって液晶表示が切れた後に復帰すると、表示にノイズが乗ることがある。
  • タッチパッドのキャリブレーションがおかしくなり、正常に操作できなくなることがある。
  • Bluetoothが無反応になることがある。

こういった不具合が完全に解消しているかどうか、新機能の搭載によって新たな不具合が増えていないかどうか、ちょっと不安に思ってしまいます。※1タッチ対応液晶搭載で比較的安価で、従来機よりパフォーマンスが上がっているので、こういった不具合が出ないのであれば非常に魅力的なものになりそうです。

AMD製CPU/APU搭載パソコンは比較的安価なものが多い関係で、高価な製品と比較してどうしても部材や設計、テストなどのコストが低めに抑えられる傾向があると思います。そうなると、どうしても不具合が多めになるのかな、などと、ちょっとネガティブに考えてしまう面もあるのですが、いかがでしょうか?


  • 完全にスクラッチというよりは従来機からの改良の可能性が高いだろうな、という私の予想に基づくものです。現実には異なるかもしれません。

昨年のIntelのCPUにおけるSYSRET命令に関わる脆弱性

はじめに

昨年(2012年)の6月13日に、IntelのCPUで動作する一部のOS、仮想化ソフトウェアなどでセキュリティ上の問題が発生するというニュースが流れました。この件は普通にパッチが各社、各開発元から供給されて、いつものように対応がとられました。

今回はこの脆弱性そのものではなく、脆弱性の元になったIntelのCPUにおけるSYSRET命令とソフトウェアの開発にまつわる話題について書いてみたいと思います。

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Xbox Oneが搭載する巨大チップ

【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】Microsoftが「Xbox One」のチップ概要をHot Chipsで発表PC Watch

後藤 弘茂さんによる、Xbox Oneの構造解説と、PlayStation 4との対比についての記事です。

サウスブリッジチップは各種I/Oとクロック、システムコントローラを統合している。KinectモジュールはサウスブリッジにUSBで接続されており、同じくUSBに接続されたWi-Fiが2系統ある。片方のWi-Fiはゲームコントローラなどを接続する。コントローラはBluetoothではなく、Wi-Fi接続だ。

Wi-Fiが2系統というのは面白いですね。片方の帯域を使いきっても、もう片方には影響を与えないで使用できるようにするためなのでしょうか。Bluetoothではないのは、Wi-Fiとの干渉あるいは帯域の少なさを嫌気したのでしょうか…? 理由を聞いてみたいところです。

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Intelが予定していたIA-32の独自64ビット拡張の仕様を推測する

2015年9月14日追記

思考実験的に書いてみた本コラムですが、2年たった現在では異なる考えを持っている箇所があります。修正を施そうかとも思ったのですが、あちこち修正するよりも当時のコラムは当時のままにしておき、そのことを文頭に表明しておく方がより良いのではないかと思えたので、本追記を加えました。

ご参照いただく際には上記のことを念頭においていただければと思います。

はじめに

Intelが初代8086を生み出してから、今日(こんにち)のIntel Core iシリーズ(Haswell)にも続く64ビット拡張までを順番に見てみたいと思います。その際に、64ビット拡張としてAMDが採った手法と、それまでのIntelが行ってきた拡張手法を比較し、Intelが最終製品に反映させなかったIA-32の独自64ビット拡張であるYamhill Technologyの姿について考察してみたいと思います(後述しますが、最終的にIntelはAMDの設計と互換性の高いClackamas Technologyを採用したため、Yamhill Technologyは市場に出ることなく終わりました)。

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Intel 80286のA20マスクにまつわる話

はじめに

HMAの説明で80286の不具合として挙げられていることが多いA20マスクがらみの話。しかし、これは仕様であって不具合ではないという解説をしてみたいと思います。

※本稿では16進数表現を「0000h」のように終端に「h」を付けて表現します。数値の先頭が0から9ではない場合には0を補います。ただし、参考文献からの引用は原文通りとします。
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うっかりのIntelさん

AKIBA PC Hotline!で「仕様ミスの「お買い得Xeon」が販売、初期ロットのみスレッド倍増」という、なかなか見られない面白い記事が出ていました。※1

該当の「Intel® Xeon® Processor E3-1225 v3 (8M Cache, 3.20 GHz)」は、確かにスペック上4コア4スレッドなので、4コア8スレッドは本当にお買い得ですね。

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MMXテクノロジーに関する誤解

はじめに

MMXテクノロジー(以下、MMXと略記)は1997年1月9日にIntelが正式発表※1した「Pentium Processor with MMX Technology(日本での通称MMX Pentium、英語圏ではPentium MMX)」にIA-32史上初めて搭載された、SIMD(Single Instruction Multiple Data : 1命令複数データ処理)命令です。

MMX自体は、もう少し早く1996年3月か4月くらいには発表されていたはずです。※2 そのため、MMX Pentiumの発売前に対応ソフトウェアが発表される※3などしていました。

特徴は、

  • SIMDであり1命令で複数のデータを同時に処理できること
  • データのあふれに対してキャップをかけられること
  • 対象となるデータは整数演算に限られること
  • 使用するレジスターはFPUと兼用であること

などです。
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