もともとのIntel Edisonは標準SDカード・サイズで、Intel Quark Coreをデュアル・コアで搭載するとして発表(その1)されました。それが3月28日にAtom系のSivermontアーキテクチャのデュアル・コア、500MHzに変更されると発表(その2)され、形状はSDカード型ではなくなり、サイズもSDカードよりやや大きなものに変わりました。そして、またまたこの形状が変更されて、SDカード・サイズに戻り、今年の夏ごろにリリースされるそうです(その3)。
- その1:
Intel CEO Unveils Products, Initiatives and Collaborations for More Immersive, Intuitive Experiences and Increased Device Security – Intel Corporation - その2:
wearables Tailoring Intel® Edison Technology to Provide Expanded Benefits – Intel Corporation - その3:
Maker Con Day 2 – AM Sessions – Rock N Roll Science
その1の最初の発表のころのIntel Edisonは実動しないフェイクというかモックだったのではないかと私は考えています。このころの配布された高解像度のIntel Edisonを見ると、明らかに画像の切り貼りや不鮮明化の編集を行った痕跡が認められます。会場に展示されたものも、見える形での動作デモがなかったこともこれを裏付けていると考えられます。※1
その2のものは、開発中のボードとしては「なるほど」と思えるものになっているので、開発中の実動するボードだったのではないかと考えています。
その3は、Intel Galileo Gen2の検索で行き着いた先のブログに記載のあった情報です。発表者はMichael Bellさん(Corporate vice president and general manager of the New Devices Group for Intel Corporation)とのことで、その2とその3のニュース・ソースは同じということになります。
ですので、その3も有名なニュース・サイトやIntel公式の発表ではありませんが、おそらくは信頼性のある情報であろうと受け止めています。
Intel Edisonは二転三転しつつも一歩一歩進んでいるようです。もっとも、このIntel EdisonはBluetoothと無線LAN(Wi-Fi)を搭載する関係で、リリースとともに日本でも使用できるとは言い切れない部分があります。認証を通して日本でも使えるようにしていただけるとうれしいです。
ぜひお願いします!!
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2023年3月23日更新
一部リンク先が当時と異なる内容のサイトへと変化したため、リンクを解除しました。
- 2015年4月5日追記:“初期発表時の「Intel Edison」のモックアップ説の一部を撤回”で表明したようにモックアップ説を撤回しました。併せてこちらのメモも参照いただければと思います。