昨日の設定でダイヤルアップ接続がBluetooth接続でできるようになりました。FOMAはマルチタスク対応で通信方式にW-CDMA（DSCDMA）を採用している関係で、ダイヤルアップ接続中に音声通話の発信/着信を通常どおり行うことができます（着信割り込みによってダイヤルアップ接続を切断する必要がありません）。これをNTTドコモはマルチアクセスと呼んでいます。通信方式にPDCやcdmaOne/1x/EV-DO系を採用した携帯電話ではできないことで、FOMAやVodafone 3Gのアドバンテージだといえます。

これは今までのUSBケーブルによる接続でもできたことですが、Bluetoothで無線化されたことにより、さらに自然に行えるようになりました。何しろUSBケーブルはそんなに長いわけでは無かったですからね。ケーブルがなくなることによる開放感は言葉にできないほどに自然です。ダイヤルアップ中にも各種操作ができるマルチタスク機能もBluetoothによってさらに引き立てられます。

ダイヤルアップ時に使用できる機能は非常に幅広く、カメラ、SDオーディオ、メールの読み書き（送受信はできない）、アドレス帳の操作、音声の発信/着信、等々です。圏外になることが要求されるような機能（赤外線通信、USBケーブルによるOBEX通信など）、パケット通信を必要とする機能（ｉモード）など以外はかなりの機能がマルチタスクで切り替えて使用できます。結構便利です。

Bluetoothを使うことによる電池の減りは気になるほど早くないですが、多少影響している気がしないでもないかなぁ、という程度です。気分次第ですね。