大量のメールの送り主は…

出社すると、私のメールボックスにはおびただしい量のメールが溜まっていました。送り主はサーバー監視ツールからの警報で、あるサービスのHTTPポートからの応答がなくなったということをレポートするものでした。それは、かつてのサービスで、読み物系であったために更新が終わった後も放置されていたものでした。しかし、最近はそういうものを置いておくことが難しくなってきました。

私は担当から外れたのですが、まだ緊急時の送付先からは外されていなかったようです。数時間後にそのエラーレポートも止められていました。コンテンツの最後、ですね。心電図がフラットになるような、そんな雰囲気を醸し出しています。

そのまま置いておくのが難しくなった理由はいくつかあるのですが、重要な理由は2つだと思います。1つはセキュリティの問題です。更新性がなくてもそこに存在していれば、OSやその上で動くソフトウェアの更新を誰かが何らかの形で行っていかなければなりません。2つ目は前述の理由とかぶるのですが、コストの問題です。要するに余裕が減ったんですね。セキュリティ的なメンテナンスや、サーバーあるいはネットワーク費用、それに掲載コンテンツに対するお客様からのお問い合わせ対応などのコストが、更新が終わったコンテンツを置いておくだけでも発生します。なので、なかなか単純に置いておけばいい、とはいかなかったりするんですよね…。

もったいない話なんですけれど。

私が現在進行形で担当している中にも、終了が検討されているものがあります。これもコンテンツ系なので残しておいてもいいんだけどなぁ、とか思いつつ、やっぱりコスト問題があってクローズすることになるんだろうなー、とか考えつつ、こんなコラムを書いてみました。

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