「OSS-DB最前線~2013秋~レポート PostgreSQL 9.3の新機能を解説 – クラウド Watch」という記事を読んでいて、直接この記事には関係ないのですが、私にとっていつも少し気になっている論調が目に入りました:
基調講演前に開会あいさつで登壇したLPI Japan理事長の成井弦氏は、「企業が生き残っていくためには、差別化が必要である。しかし業界標準クローズドソフトウェアの“使用法”で差別化ができる時代は終わった」と述べた。
ここでいう業界標準クローズドソフトウェアとは、オープンソースソフトウェア(OSS)ではないソフトウェア全般を指している。1つのベンダーの技術に縛られたソフトウェアは、技術的な限界やコスト的な限界は、提供しているベンダーにしかコントロールできない。自分たちでソースコードを触ることのできないクローズドソフトウェアを“使用”するだけでは、企業が独自性や優位性を担保することは難しいと、成井氏は指摘しているのである。