Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

javax.microedition.io
インタフェース SecurityInfo


public interface SecurityInfo

このインタフェースはセキュアなネットワーク接続に関する情報にアクセスするためのメソッドを定義します。 セキュアな接続を実装するプロトコルは、接続に関連するセキュリティ・パラメータを報告するためにこのインタフェースを活用することができます。

定義するのは証明書、プロトコル、バージョンおよび使用中の暗号スイート(CipherSuite などのセキュリティ特性)などです。

導入されたバージョン:
MIDP 2.0
関連項目:
CertificateException, SecureConnection, HttpsConnection

メソッドの概要
 String getCipherSuite()
          接続に使用している暗号スイート(CipherSuite)の名前を返します。
 String getProtocolName()
          セキュア・プロトコルの名前を返します。
 String getProtocolVersion()
          プロトコルのバージョンを返します。
 Certificate getServerCertificate()
          サーバーとの間でセキュアな関係を証明するために使用した Certificate オブジェクトを返します。
 

メソッドの詳細

getServerCertificate

Certificate getServerCertificate()
サーバーとの間でセキュアな関係を証明するために使用した Certificate オブジェクトを返します。

戻り値:
サーバーとの間でセキュアな接続を確立するために使用した Certificate オブジェクトを返します。

getProtocolVersion

String getProtocolVersion()

プロトコルのバージョンを返します。 もしもプロトコルにとって適切であるならば、"."(Unicode U+002E)で区切ったメジャーバージョンとマイナーバージョンを含むべきです。

以下に事例を示します。

戻り値:
文字列表記によるプロトコルのバージョンを返します。 この戻り値は null にしてはなりません。

getProtocolName

String getProtocolName()

セキュア・プロトコルの名前を返します。

戻り値:
文字列表記によるセキュア・プロトコルの識別子を返します。以下に返すプロトコル名を例示します。
  • TLS(RFC2246) または WAP TLS Profile と Tunneling(WAP-219-TLS) を使用している接続の場合は"TLS"を返します。
  • SSL V3(The SSL Protocol Version 3.0) を使用している接続の場合は"SSL"を返します。
  • WTLS(WAP 199) を使用している接続の場合は"WTLS"を返します。

getCipherSuite

String getCipherSuite()

接続に使用している暗号スイート(CipherSuite)の名前を返します。 返される名前は The TLS Protocol Version 1.0(RFC2246) の Appendix C の表 CipherSuite definitions(暗号スイート定義)の CipherSuite カラムに由来します。 暗号スイートが Appendix C に存在しないのであれば、返される名前は null ではありませんが、その内容は規定されていません。 The TLS Protocol Version 1.0 によらない実装では、セキュアな接続が SSL V3 または TLS1.0 または WTLS または WAP TLS Profile と Tunneling を使用するか否かに関らず、同等な暗号スイートには同じ名前があるように、接続を証明する際に使用する実際の鍵交換、暗号方式およびハッシュの組み合わせから、暗号スイート名を選択すべきです。

戻り値:
文字列表記による使用している暗号スイートの名前を返します。

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
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