ハードウェア」カテゴリーアーカイブ

ハードウェアに関するカテゴリーです。

「Intel QuarkなIntel Edison」と「Intel AtomなIntel Edison」

はじめに

先日公開したメモ“「Intel Edison」のSoCはいったい「何」なのか?”をお読みになった方より、

  • CES 2014でデモされたEdisonと発売されたEdisonの開発はどの程度オーバーラップしていたのか?

とのご指摘をいただきました。

全くその通りで、その点は非常に重要なのです。しかし、先日のメモではこの点を考察していませんでした。そこで今回はこの点を踏まえて、先日のメモの補足という形で考察してみたいと思います。

2015年4月5日追記

初期発表時の「Intel Edison」のモックアップ説の一部を撤回”で表明したように、全ての旧Intel Edisonがモックアップだったのではないかという説を撤回しました。本メモはその反映がなされていませんので、その点ご留意ください。後程内容を調整する可能性があります。

続きを読む

「Intel Edison」のSoCはいったい「何」なのか?

はじめに

Intel Edison Compute Moduleについて、技術的なことあるいはちょっと作ってみたことなどを書いてきましたが、今回はちょっとわき道にそれて「Intel Edison Compute Module」のSoCはいったい「何」なんだろうか?ということを書いてみたいと思います。

続きを読む

“Intel Edison Compute Module – Firmware R2-BETA-WW05-15”について

はじめに

2015年3月26日(木)に「Intel Edison勉強会 第2回目: OSのアップデートが来ました!」というのがあり、私も「Intel Edison Compute Module Firmware Release 2 BETA WW05-15」についてのセッションを受け持ちました。その際に使用した資料(スライド)の配布と、当日口頭で話をした内容を盛り込んでまとめたメモを公開します。

続きを読む

Intel版Arduino IDE 1.6.0をWindows 7にインストールしてみる

はじめに

2015年2月9日にArduino IDE 1.6がリリースされました。いろいろと改善されているのですが、Intel Edison/Galileo向けのIntel版Arduinoは別枠でメンテナンスされており、同社のボードを使用する開発者は移行することができなかったのですが、約1か月後の3月11日にIntel版のArduino IDE 1.6もリリースされました。

続きを読む

リチウムイオン・ポリマー(Li-Po)充電池の供給が心細くなっている

最近は電子工作方面のことをよく書いているこのメモですが、今回はその電子工作を支える電源について書いてみたいと思います。

電子工作で最も重要なのは言うまでもなく電源です。これがなければ始まりません。また、一般に電子工作系では3.3 Vや5 V系を安定して得るために、これよりもやや高い電圧の電源を必要とします。配線を這わせても問題がなければAC-DC変換アダプターを使用し、そうでなければ多くのケースで乾電池(個人的には缶電池という漢字を普及させたいとも思う)あるいはリチウムイオン・ポリマー充電池を使用することが多いのではないかと思います。

特に大電流を取り出す必要がある用途では、事実上リチウムイオン・ポリマー充電池一択、それもSparkFun Electronics製品そのものであることが多いではないでしょうか?

続きを読む

「Intel Edison Kit for Arduino Hardware Guide」を日本語で読んでみる

はじめに

Intel Corporationが送り出したIntel Edison Compute Moduleと同時にリリースされた専用ボードのひとつにArduino互換の「Intel Edison Board for Arduino」があります。Arduino向けの資産を受け継ぐことができる設計であり、多くのユーザーがいるのではないかと思います。

続きを読む

「Intel Edison Breakout Board Hardware Guide」を日本語で読んでみる

はじめに

Intel Corporationが送り出したIntel Edison Compute Moduleと同時にリリースされた専用ボードのひとつに「Intel Edison Breakout Board」があります。これは同時にリリースされたArduino互換の「Intel Edison Board for Arduino」に対して、Intel Edisonネイティブの1.8 V信号レベルや各種信号をそのまま使用することを前提とした抽象度が低く、やや扱いの難度が高い代わりに、より細かい制御が可能で小さなボードに仕上がっています。このボードを使用するために必須のドキュメントが「Intel® Edison Breakout Board Hardware Guide / 331190-006」です。

このドキュメントにはIntel Edison Breakout Boardを扱うために必要な情報がいろいろと含まれているのですが、現時点では英語版しか存在していません。そこで、今回は私の視点、私の理解で読んだ内容を元に日本語で書き起こした同ドキュメントを「Intel® Edison Breakout Board / ハードウェア・ガイド」として公開してみることにします。

続きを読む

「Intel Edison Compute Module Hardware Guide」を日本語で読んでみる

はじめに

Intel Corporationが送り出したIntel Edison Compute Moduleは、非常にコンパクトで各種用途に比較的簡単に応用できることから、多くの活用例が発表されています。このIntel Edison Compute Moduleを使用するために必須のドキュメントが「Intel® Edison Compute Module Hardware Guide / 331189-004」です。

このドキュメントはかなり詳細な内容が含まれてはいるのですが、現時点では英語版しか存在していません。そこで、今回は私の視点、私の理解で読んだ内容を元に日本語で書き起こした同ドキュメントを「Intel® Edison Compute Module / ハードウェア・ガイド」として公開してみることにします。

続きを読む

Intel Edison/Galileo Gen 2等でHC-SR04を8個同時接続してみる

はじめに

先日のメモで超音波距離センサーHC-SR04を扱うためのArduino IDE 1.5系用のライブラリーを作成しましたが、今回はこれを用いながら8個のHC-SR04を同時に接続して使用してみたいと思います。

続きを読む