コラム」カテゴリーアーカイブ

コラムに関するカテゴリーです。

ソフトウェアRAIDとハードウェアRAID

はじめに

最近はハードディスクおよびSSD(以下、ハードディスクに略記)の価格低下と動画などの大容量データの普及に伴って業務以外でも使われることが多くなったのがRAIDです。一般には、複数のハードディスクにデータを分割して読み書きすることで速度向上と容量の増加を狙うRAID 0※1、2つあるいはそれ以上のハードディスクに同じ内容を同時に記録することで耐障害性を高めるRAID 1、3台以上のハードディスクに分散してデータとパリティをストライピングして読み書きすることで耐障害性(RAIDグループ内に1台までの故障に耐える)と読み出し高速化を狙うRAID 5が使われることが多いのではないかと思います。

これらのRAIDの処理を行う分類において「ソフトウェアRAID」と「ハードウェアRAID」がありますが、これらの分類はかなり曖昧なものです。分類の仕方や文脈によって大きくグループ分けが変わることがあります。それについてちょっと書いてみたいと思います。
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MMXテクノロジーに関する誤解

はじめに

MMXテクノロジー(以下、MMXと略記)は1997年1月9日にIntelが正式発表※1した「Pentium Processor with MMX Technology(日本での通称MMX Pentium、英語圏ではPentium MMX)」にIA-32史上初めて搭載された、SIMD(Single Instruction Multiple Data : 1命令複数データ処理)命令です。

MMX自体は、もう少し早く1996年3月か4月くらいには発表されていたはずです。※2 そのため、MMX Pentiumの発売前に対応ソフトウェアが発表される※3などしていました。

特徴は、

  • SIMDであり1命令で複数のデータを同時に処理できること
  • データのあふれに対してキャップをかけられること
  • 対象となるデータは整数演算に限られること
  • 使用するレジスターはFPUと兼用であること

などです。
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WordPressで欄外注記を付けるプラグインを作成中

WordPressの機能追加はできる限り自分で作るようにしたいと思っています。なぜそうするかのかというと自分の勉強をするためです。仕事でもWordPressを扱っていることもあり、できる限り多くのことを知っておきたいのです。

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ASUS P9D WS

AKIBA PC Hotline!を見ていたら、久しぶりにほしいと思うマザーボードが発売されていました。ASUSP9D WSです。

これにIntel® Xeon® Processor E3-1275 v3 (8M Cache, 3.50 GHz)を組み合わせて、ECC Unbuffered DDR3 1600なメモリを16GBから32GBを入れたマシンを作りたいものです。そしてそれをプライベートクラウドにしたいです。Intel® TSX-NI(Transactional Synchronization Extensions)も使えますし、プログラム開発にもいいですね。

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スティーブ・ジョブズの伝記 – 漫画版1巻

8月12日に発売された、スティーブ・ジョブズ氏の公認伝記の漫画版「スティーブ・ジョブズ 1 / 著:ヤマザキマリ 原作:ウォルター・アイザックソン / 講談社(9784063768756 1929979006198)」を購入して読みました。彼が亡くなった日のメモにも書きましたが、私は彼が好きではありません。人間としては嫌いだけれど、それでもどこかやはりずば抜けたところがあって、無視できない人という印象です。

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以前のページの掘り起し

書いたつもりの文章が検索しても見当たらずに、あっちこっちファイルを検索してみてなんとか見つけ出しました。今から14年前、1999年にニフティ「メンバーズホームページ」に掲載していたものがそのファイルでした。それを元に一部の記事(旧DDIポケットのH”のページ その1その2)をこちらに移設して再公開しました。

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Apache HTTP Serverの設定におけるメモ ~ ダイジェスト認証 ~

Googleで「Apache ダイジェスト認証」を検索するとトップに「@IT atmarkIT」の「Apacheでユーザー認証を行うには(Digest認証編)」が表示されるのですが、この設定は古いバージョン用で現在のバージョンではエラーが出てしまいます。※1

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ピアソン桐原→桐原書店へ

個人的には少々驚いたニュースです。少なくとも、この1週間で一番びっくりしたというか…。

8月1日に株式会社ピアソン桐原がピアソン・グループを離脱して株式会社桐原書店として再スタートするという発表「新生・桐原書店がスタート」をしました。

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