インターネットは巨大な釣堀

炎上マーケティングならぬ、炎上させて注目を浴び、結果として技術を情報を手に入れよう、ということなんだろうけど…。本気で信じちゃう人もいるんだろうし、なかなか微妙な感じです。

釣られてちょろっとコメントをしてみます。

さて、対象のブログは「Windows Vista以降を使うと生きるのがつらい理由」というものです。はてなブックマーク経由で見てしまいました。ううむ。

気楽に一問一答形式で引用しつつコメントをしてみることにします。

量子力学的Program files
最近のWindowsは、Program files(や、ProgramData)がとても不思議な挙動をします。
具体的にいえば、お前が今エクスプローラーでみているProgram filesと、サービスで起動されたApacheがみているProgram filesは別物である。マジで。

これはVirtual Storeという、後方互換のために設けられた機能です。管理者権限があれば普通に変更できますので、必要に応じて権限昇格して作業をすれば問題ありません。UNIX/Linuxでrootにならない状態で他のGID/UIDのファイルが読み書きできないと言っているのと同じ話、と考えると理解しやすいかもです。

量子力学的ネットワークドライブ
Windowsのネットワークドライブ(マウント)は他のOSとは異なり、高度にも、セッション単位で作成されています。

Windowsではマウントとネットワークドライブは別の概念ですから、別の動きをして当然なのです。OSが異なれば管理方法も異なるのですから、自身が使おうとしている先のOS仕様を先に学んだ方が結果的に近道になると思います。急がばまわれの精神ですね。

さて、ログインセッション単位にネットワークドライブにフォルダーを共有するのは、並行してログインがあり得ること、並行しなくとも他のユーザーが環境を切り替えてログインすることなどを考えれば、実現されないといけない機能なのです。また、ドライブに割り当てる共有リソースはログイン者の権限でログイン資格を得て共有しているわけで、それをセッションを超えて共有してしまうのはよろしくないので、こうなっています。

すごい高度な設計ですよね、人類の0.01%くらいはうれしがりそうです。僕は泣き出します。

なので、逆に人類の0.01%くらい(もいないと思いますが)しか泣かないと思います。むしろ別れていないなんてことになってしまったら、それで泣く人類の数の方がはるかに多いんじゃないかと思います。

あとは、なぜUNCではダメなのかが書いていないことや、追記で問題を解決されているようなので、対応方法については割愛します。

観測されないログ
(中略)
Windowsでは、ログはイベントビューワというものにまとまっています。
メーラーみたいなUIのプログラムで、文字列ではないのですっごくみづらい、すっごくコピペしづらい、簡単なGrepにも難儀する最悪の代物ですが、わりとここには重要情報が多く出ているので、シブシブ是非使いましょう。

ログはイベントログというものの中に格納されていて、GUIのイベントビューアーで閲覧するほか、PowerShellやVB Scriptなど、いくつかの言語で操作できます。簡単なスクリプトも付属していたり、ダウンロードできたりします。これらを知ることで「最悪の代物」という印象も多少変わるんじゃないかと思います。ちなみにOS X配下のVMで動かしているようですから、イベントログをsyslogへ転送するソフトを導入するとOS X側から管理をしやすいかもしれません。

ちなみに「イベントビューワ」ではなく「イベントビューアー」です。

え?どこにあるか?スタートメニューとかコンパネとかをしらみつぶしにさがしましょう。
そしてさっさとデスクトップなりにショートカットをつくりましょう。

キーボードを打つのが苦にならないようなので「eventvwr.msc」を実行すればいいかなと思います。あるいはスタートで開いた直後の中にあるところに「イベント」とか入れればすぐに候補に出せていいかもしれません。

さて、そもそもWindowsのApacheとPHPはどうすべきなのか
そもそもWAMP環境は似非のかたまりであり、苦行であって、楽をしようとかできるはずがない。

使い手がUNIX/Linuxと同じように使えるのが「正義」だと思い込んでいると、苦行にしかならないです。それではとても残念です。なので、少しばかり宗旨替えしてハッピーになれるようにした方がいいんじゃないかなー、と思います。それぞれの環境ではそれぞれのやり方があるわけですから…。

また、UNIX/Linux向けのソフトウェアからWindowsにも展開されたソフトウェアには、Windows用アプリケーションとしては当然必要となる要素が欠けているものが少なからずあります。それをWindowsのせいだと思うとストレスがたまるので、中間解を探す方向で考えると少しは楽になるんじゃないかと思います(アプリケーションの仕様上の制限のせいでOSの機能が使えないことを、OSのせいにするのは八つ当たりになってしまって建設的ではないし…)。

逆にWindows向けに作られた後にUNIX/Linuxへ展開されて残念なアプリケーションもありますので、それはそういうものだということで、そのアプリケーションの問題だったりするんですよね。

なかなか面倒です。

あと、本番でWindowsのクライアントOSを使う場合には一度EULA(End User License Agreement)を読んでみた方がいいかもしれません。

知られざる完璧な解決策
Windows 2000をつかうと問題の9割が解決します。

うーん…、ところで本番もそれでいくのですか? それでも大丈夫な環境ですか? 少し心配です。

追記2 勝手な宣伝
パーフェクトRuby (PERFECT SERIES 6)

少し立ち読みしてみましたが、この本はいいものです。Rubyに興味がある方には私からもお勧めします。

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