FOMA P902i ~ Bluetoothダイヤルアップ設定編 ~

今日はとりあえずBluetoothでダイヤルアップ接続をしてみようと思い立ち、まずは外出時のメインマシンであるLaVie RXに先日購入したBluetoothドングルを装着しました。

装着の手順は以下の通りです。

  1. Bluetoothドングル付属のCD-ROMからBluetooth関連ソフトウェア(東芝製)をインストールを開始します。
  2. インストール中にBluetoothドングルを装着するように指示が出るのでBluetoothドングルを装着します。これ以前にBluetoothドングルを装着していてはいけません。
  3. インストーラが「新しいハードウェアのインストール」関連ダイアログを自動操作して次々にデバイスドライバをインストールします。
  4. 終了まで待って再起動するとインストールは完了です。

続いてFOMA P902iに接続先の設定を行います。手順は以下の通りです。なお、デフォルトで設定されているNTTドコモのプロバイダサービス「mopera」を使用する場合はこの作業は必要ありません(CIDはmoperaの場合1、mopera Uの場合3となります)。

  1. FOMA P902i付属のCD-ROMから「FOMA PC設定ソフト」をインストールします。
  2. FOMA P902iをUSBケーブル(別売り)でパソコンに接続し、付属CD-ROMからデバイスドライバをインストールします。
  3. 「スタート」メニューから「FOMA PC設定ソフト」を起動して「接続先(APN)設定」ボタンを押してAPNを登録します。APNに関しては使用するプロバイダによって異なるので、分からない場合はプロバイダに問い合わせることになります。APNを登録する際に振られる「CID」という番号をダイヤル時に指定するのでこの番号を覚えておきます。

次にFOMA P902iのBluetoothにパソコンのBluetoothを登録(ペアリング)します。

  1. FOMA P902iの「メニュー」ボタンを押し、「生活ツール」→「Bluetooth」→「接続機器リスト」と選択し、左ソフトキー(メールキー)で「サーチ」を実行します。
  2. 検出したBluetooth機器一覧が表示されるので、パソコンを選んで右ソフトキー(iアプリキー)で「機能」メニューを開いて「機器登録」を選択します。
  3. 「端末暗証番号」を入力します(デフォルトは0000です)。
  4. 「Bluetoothパスキー」を入力します。パソコン側も「PINキー(Bluetoothパスキー)」を入力するためのダイアログが開くので同じキーを入力します。
  5. 接続対象のサービスを選択する画面になりますが、ここではまだ接続しないのでクリアキー(iチャネルキー)を押してひとつ前の画面に戻ります。

今度はパソコンのBluetoothにFOMA P902iを登録(ペアリング)し、ダイヤルアップ接続できるように設定します。

  1. FOMA P902iの「メニュー」ボタンを押し、「生活ツール」→「Bluetooth」→「接続機器リスト」と選択し、先ほど登録したパソコンを選んで右ソフトキー(iアプリキー)で「機能」メニューを開いて「ダイヤルアップ全待機」を選択します。
  2. FOMA P902iに「端末暗証番号」を入力する画面が表示されるので入力します。
  3. パソコンの「スタート」メニューから「Bluetooth」→「Bluetooth設定」を選んで「Bluetooth設定」を起動します。
  4. 「新しい接続の追加ウィザード」が表示される(されない場合は「新しい接続」ボタンを押します)ので「エクスプレスモード」を選んで「次へ」をクリックします。
  5. しばらくBluetoothデバイスを検索した後、結果一覧が表示されるのでP902i(FOMA P902iの設定をデフォルトから変更している場合、その名前が表示されます)を選択して「次へ」をクリックします。
  6. FOMA P902iへ接続を開始するのでしばらく待ちます。
  7. パソコンのBluetooth設定によっては「Bluetooth Manager – Bluetooth セキュリティ」のダイアログが表示されるので、先ほど入力したPINキー(Bluetoothパスキー)を入力して「OK」ボタンをクリックします。
  8. 「モデムの詳細設定」を行う表示が出ますが、ここでは何も設定する必要はありません。そのまま「次へ」をクリックします。
  9. 「ダイヤルアップ接続」を作成する表示が出ますので、任意の接続先名を入力し、電話番号に「*99***?#」と入力します(?には先ほどAPNを設定したときのCIDを指定します。例えばCIDが2の場合には「*99***2#」を電話番号欄に入力します)。ユーザー名とパスワードはプロバイダの指示に従ったものを入力します。ちなみに、このユーザー名とパスワードは通常のダイヤルアップの際に使用するものと異なる場合があります(特にユーザー名)。規定のダイヤルアップ接続として使用するか否かのチェックボックスを不要であればはずして、「完了」ボタンを押します。なお、接続先のプロバイダに電話番号を通知したくない場合は電話番号の先頭に「184」をつけることで通知を抑制することができます(moperaは通知しないと接続できません)。
  10. 以上で「Bluetooth設定」のウィンドウの中に作成した接続のアイコンが表示されます。これをダブルクリックするとダイヤルアップ接続を開始します。

以上でつながりますが、必要であればセキュリティを向上させます。この設定を行うと接続時にPINコードを要求するようになります。

  1. タスクトレイのBluetoothロゴを右クリックして「デバイスプロパティ&セキュリティ」メニューを選択します。
  2. 開いたダイアログの「セキュリティ」タブを選択します。
  3. 「セキュリティモード」の設定を「リンクレベルのセキュリティ実施」に変更して「OK」ボタンを押します。

とりあえずダイヤルアップするまでの手順を書いてみましたが・・・。やっぱり手数多いですね。特にBluetoothの使用経験もFOMAでダイヤルアップをした経験も無い人にとってはこういった具体的な手順がないとかなりきつのではないかと思います。Bluetoothにおける初期設定の複雑さはあまり隠されないのでこれはもう覚えるしかありません。慣れれば面倒なだけになるでしょう。FOMAは・・・。USBケーブルによるダイアルアップならば「FOMA PC設定ソフト」で全部できるだけに、Bluetoothでの設定の煩雑さが目立ちます。このソフトに限らずFOMA用の各種ユーティリティがBluetoothでの接続では使用できないのも痛いです。私が愛用している「FOMAパケットバイトカウンタ」も反応しません。残念です。

しかしつながってしまえば快適そのものです。まだ半日程度しか使用していないので確定的なことはいえませんが、その中では急な切断をされることなく使うことができました。今後の使用に期待が持てます。

ダイヤルアップ以外については明日以降に続きます。

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