新光ディスク規格「Archival Disc」をソニーとパナソニックが策定

ソニーとパナソニックが新たな光ディスクの規格「Archival Disc」を策定したことを発表しました:

公式発表から少し引用します:

光ディスクは、保存時に温度・湿度の変化の影響を受けにくく、防塵性及び耐水性などの対環境性に優れ、またフォーマット世代間の互換性が保証されているために将来にわたってもデータの読み出しが可能になるなど、コンテンツの長期保存に適しています。両社は、今後拡大が期待されるアーカイブ市場に対応するには、光ディスク1枚あたりの記録容量を上げることが必須であるとの考えで一致し、業務用次世代光ディスク規格の共同開発を進めてきました。

このように業務用に保存に適した大容量の光ディスクの規格を新たに策定したものとのことです。当初は1枚で300ギガバイトからはじめ、500ギガバイトを経て最終的には1テラバイトを目指すそうです。

ディスクは片面3層、追記型で、両面ディスクと仕様にあるので、素直に読むと片面150メガバイト、両面で300メガバイトということのようです。※1

また、追記型であると明記されていることからわかるように、従来のコンパクトディスク(CD)やDVDとは異なり、プレス製造で同一の内容を大量に作るということは意図していないようです。まさに保存専用ということですね。

業務用ということで価格は高いものになるのだろうと思いますが、1テラバイトになるのであれば一般でも需要があるのではないかなぁ、と思いますが、どうでしょうか?


  • ロードマップのところに「1ディスクあたりの記憶容量が300GBのシステム」という記述があり、「1ディスク」と表現していることから片面で300ギガバイトを実現しているわけではないと読みました。

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