Windows 8.1における3Dプリンターの位置づけ

Windows 8.1がネイティブサポートする3Dプリンターの現状 – 阿久津良和のWindows Weekly Reportマイナビニュース

先日のWebページ・コメンタリーで取り上げた、阿久津 良和さんによるWindows 8.1における3Dプリンターのサポート内容の解説記事の詳しい版が掲載されていました。

2Dプリンターの場合はアプリケーションで作成したデータをGDI(Graphics Device Interface)からXPS(Microsoft XPSもしくはOpenXPS)に変換し、データを受け取った2Dプリンタードライバーは印刷パイプライン内部でさらに変換処理を行って印刷を実行している。一方3Dプリンターはアプリケーションが作成した3Dデータを、OpenXPSドキュメントパッケージとしてカプセル化した3MF形式に変換。続いて3Dプリンタードライバーのパイプライン処理で変換を行い、造形を実行している

2Dプリントフロー(Microsoftのブログより引用)

3Dプリントフロー(Microsoftのブログより引用)

図はMicrosoftのBlogより直接引用しました。

このように、共通言語として3MF(3D Manufacturing Format)を介すことでそれぞれのプリンターにそれぞれのモデルを出力できるようにするとのことです。今は3Dプリンターだけですが、当然ディスプレイに表示してプレビュー表示することもできたりするのでしょうね。できなかったらちょっと困りものですが…。

ところで、2Dプリンターの方の説明でOpenXPSとMicrosoft XPSが出てきますが、この2つのXPSは非常に似た規格ですが完全に互換性があるわけではありません。Windows 7まではMicrosoft XPSのみ、Windows 8からはOpenXPSのサポートが追加されています。

従来のMicrosoftの解説ではXPSといえばMicrosoft XPS、OpenXPSと言及すればOpenXPSだったのですが、今回のMicrosoftによるBlog記事では

4.The document data is converted to XPS format (OpenXPS or legacy Microsoft XPS)

という、従来とは逆転したような表現になっています。

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