世の中にはタブブラウザというものが存在しています。結構ヒットしているようです。が、私にはこれがなんで便利なのかさっぱり理解できないのです(^^;
私はWindowsXPをメインに使用しているのですが、このOSはある程度多くのメインウィンドウが表示されてタスクバー(これそのものがタブ形式表示ですよね)に表示しきれなくなると、Windowタイトルの一致する(主に同一のソフト群)を1タスクにまとめて、そのタスクをクリックすると個別のタスクが表示されるような機能があります。
タブブラウザはソフト単体でドキュメントのスイッチをタブ形式で選択できるもので、ある意味でMDIの一種ともいえるものです。
さて、私はHTMLになったドキュメント各種を見ながら開発ソフトウェアやオフィス系ソフトを起動していることが多いのですが、この状況下で複数開いているHTMLドキュメントを切り替える方法を考えてみましょう。
まずは非タブブラウザの場合。
- ダイレクトに該当するブラウザの選択、またはマウスでタスクバーのブラウザをクリックしてその中から該当するドキュメントを表示しているブラウザの選択
続いてタブブラウザの場合。
- ブラウザにタスク切り替え。
- ブラウザの中で目的のドキュメントに切り替え。
このように手順が増えてしまって私にとってとても不便なのです。それにタブブラウザを選択しなくてもWindowsXPのシェルが自動的にアプリケーションごとにタスクをまとめておいてくれるので切り替えに困ることはありません。それに対してタブブラウザの場合、ブラウザを選択してからドキュメントを切り替える必要があり、その方法についても、
- OS標準の方法でブラウザを選択。
- ブラウザの中でドキュメントを選択。
という異なるユーザーインターフェースで選択しなければならないのです。
このように感じている私には何故タブブラウザ(というかFirefoxと特定のソフトを名指しした方が分かりやすいでしょうか?→私もJavadocを見るときにウィンドウモードで使用することがあります)がこんなに流行っているのか理解できなかったりします。表示はタブブラウザでも(「しか」だと嫌です)いいのですが、最近のExcelのようにOS標準のタスクバーにもドキュメント単位で表示されるようでないと使いづらいんじゃないかと思う次第です。