またまた間が開いてしまいました。この間、いろいろと苦しんでみたりIrShotのバージョンアップをしたりしていました。というわけで、新しいβ系列を開始します。本日、IrShot for Windowsのバージョンアップ版である「version 0.20β1」をリリースしました。
今回の変更点は以下のとおりです。
- シリアルポート経由による送信をサポートしました。これはFOMAをUSBケーブルで接続し、ドライバをインストールした状態で使用することを意図しています。
- どの程度設定できればいいのかよくわからなかったので、シリアルポートをすべてコンボボックスに表示し、その中から選んで必要に応じて速度のみを設定するようにしてみました。
- OBEXプロトコルの性格上、8ビットの通過が前提でフローコントロールにXON/XOFF(ソフトウェアフローコントロール)は使用不可能であることから、常に8ビット&RTS/DTSコントロール(ハードウェアフローコントロール)を指定しています。
- 機器によってはパリティビットとストップビットも設定できたほうがいいのかどうか判断ができなかったため、この部分はデフォルトをそのまま使用しています。
- FOMA N901iSで検証してみたところ、実際の通信速度は設定値と無関係な速度で行っているようです。115200bpsの設定で秒速100KBほどの速度で転送していることを確認しています。
- シリアルポート経由の受信は選択できません(対応する機種が無いと思われますので・・・)。ちなみに実装はしてあります。作ってから意味のないことに気づきまして。
- 「赤外線送信」と「シリアル送信」ウィンドウのキーバインドが一部重複していたのを修正しました。
上記バージョンアップ履歴には書いていませんが、シリアルポートの選択中に「あ、FOMA接続してなかった」という状況で追加接続するとそれを認識して自動選択するような無駄にユーザーフレンドリーな機能も実装してあります。