Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

javax.microedition.media.control
インタフェース VolumeControl

すべてのスーパーインタフェース:
Control

public interface VolumeControl
extends Control

VolumeControlPlayer のオーディオ・ボリューム(音量)を制御するためのインタフェースです。

ボリューム設定

このインタフェースは、出力音量を 0 から 100 の範囲の整数値で指定することができます。

ボリュームを指定する基準

ボリュームの基準は均等段階で指定します。 0 は無音を表し、100 が最も大きなボリュームを示す、0 から 100 までの範囲で指定します。 直線的な増加値を生み出すための割り当ては実装に依存します。

ミュート(無音)

ミュートのオンまたオフの設定をしても、getLevel が返すボリューム・レベルは変化しません。 ミュートが true ならば、Player はオーディオ信号をまったく生成しません。 ミュートが false ならばオーディオ信号は生成され、ボリュームは復元します。

音量変更イベント

VolumeControl の状態が変化するときには、PlayerListener を通じて VOLUME_CHANGED イベントを通知します。

関連項目:
Control, Player, PlayerListener

メソッドの概要
 int getLevel()
          現在設定されているボリューム・レベルを取得します。
 boolean isMuted()
          この VolumeControl に関連するミュート状態を取得します。
 int setLevel(int level)
          0 から 100 の範囲の値による、直線的なポイントスケール(さかき注:それぞれのポイント 0 から 100 までの 101 ポイントの範囲によるそれぞれの段階)を使用してボリュームを設定します。
 void setMute(boolean mute)
          この VolumeControl に関連する Player のミュート状態を設定します。
 

メソッドの詳細

setMute

void setMute(boolean mute)

この VolumeControl に関連する Player のミュート状態を設定します。

既にミュート状態にある Player に対して setMute(true) を呼び出しても無視します。現在ミュート状態ではない Player に対して setMute(false) を呼び出しても同様です。 ミュートのオンまたオフの設定をしても、getLevel が返すボリューム・レベルは変化しません。

setMute がミュート状態に変化を起こすと、PlayerListener を通じて VOLUME_CHANGED イベントを通知します。

パラメータ:
mute - ミュート状態にする場合は true を、ミュート状態を解除する場合は false を渡します。
関連項目:
isMuted()

isMuted

boolean isMuted()

この VolumeControl に関連するミュート状態を取得します。

戻り値:
ミュート状態ならば true を、そうでなければ false を返します。
関連項目:
setMute(boolean)

setLevel

int setLevel(int level)

0 から 100 の範囲の値による、直線的なポイントスケール(さかき注:それぞれのポイント 0 から 100 までの 101 ポイントの範囲によるそれぞれの段階)を使用してボリュームを設定します。

0 は沈黙です; 100 は、この VolumeControl がサポートする中で最も大きな音を示します。 0 未満あるいは 100 以上の level が指定されると、level はそれぞれ 0 または 100 とみなします。

ボリューム・レベルが setLevel によって変化するならば、PlayerListener を通じて VOLUME_CHANGED イベントを通知します。

パラメータ:
level - 新しく設定するボリューム・レベルを渡します。
戻り値:
実際にレベルとして設定した値を返します。
関連項目:
getLevel()

getLevel

int getLevel()

現在設定されているボリューム・レベルを取得します。

PlayerREALIZED 状態(オーディオ・デバイスは初期化されていません)であり setLevel がまだ呼び出されていない(つまりオーディオ・デバイスもオブジェクト設定上もレベルを設定されておらず未定状態)ならば、getLevel-1 を返します。

戻り値:
現在のボリューム・レベルまたは -1 を返します。
関連項目:
setLevel(int)

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
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