カメラ付きケータイで先行していたJ-PHONE(Vodafone)が100万画素級のカメラ付きケータイ電話で何が何でも、なりふりかまわず世界初の「栄冠」を取りに行ったようです。プレスリリースも出ているのですが、トップページ以外へのリンクを禁じると高々に宣言しているJ-PHONEのサイトではなく、インプレスのケータイWatchの記事から『「J-SH53」を5月22日より首都圏4店舗で先行発売』を紹介します。
プレスリリースとこの記事によれば、本日22日にJ-PHONEは直営4店舗において合計300台のJ-SH53を先行発売するとのことです。数が用意できなかったのがここからもわかりますが、とにかく限定だろうと何だろうと世界初の100万画素級カメラ付きケータイにこだわっている姿勢が見えてきます。明日はNTTドコモが全国一斉にD505iの販売を開始することから、その前である今日に「えいやぁ~」と投入したのでしょう。通常の販売は首都圏で27日から順次拡大ということです。
ご存知の様にD505iは記録画素数こそ100万画素を超えていますが、有効画素数は100万画素を大きく割り込む約63万画素となっています。それを正面から潰し(?)というかぶつけていっているのですから対抗意識の強さを感じます。
さて、残るはKDDI(au)ですが、こちらはZDNet Mobileによれば『auのメガピクセル「A5401CA」、5月30日全国一斉発売』ということのようで、時期的には微妙(J-PHONEよりは後ろ、実画素数で100万画素に届いていないNTTドコモを順位に入れなければ2番手、入れれば3番手)ではあるものの、全国一斉投入ということでは1番手あるいは2番手と言えそうです。
久々に「インパクトのある新製品(売り文句が作りやすい上に注目度がそこそこある)」のリリースに各社がしのぎを削っているのがありありと見える状況となっています。
なんとなく数年前にIntelとAMDが「初の1GHzプロセッサ」を投入すべくあの手この手で競争していた時のことを彷彿としました。