新しいものにどんどん変わっていく秋葉原で、また一つ「古きもの」が消えてしまうようです。今から25~30年くらい前に、私も時々買いに行っていた「秋葉原ラジオストアー」が閉館するというニュースが出ていました:
- JR高架下の電子パーツ街「ラジオストアー」が11月末に閉店 – AKIBA PC Hotline!
- 電気街の顔「秋葉原ラジオストアー」が閉館 64年の歴史に幕 – ITmedia ニュース
- 64年の歴史に幕、秋葉原ラジオストアーが11月末に閉店 – ASCII.jp - ゲーム・ホビー
時代の流れ、なんでしょうね。こういう中にある小規模な電子パーツショップを回って、チップや抵抗、コンデンサー、発光ダイオード、配線、はんだ、コネクター、それに基板などを買ってきていろいろと電子回路を自作したものです。懐かしいです。
少し補足したいのですが、この「買う」というのも、普通のお店で物を買うのとはちょっと違うんです。各ショップは実に多岐にわたった相談にのっていただいたり、アドバイスをしていただける場でもありました。それに、コネクターとリボンケーブルを同時に買って圧着を依頼したりとか。本当に「自作」に欠かせない、いわば「ステーション」のようなものだったのです。
こういう経験があったので、いわゆる「自作PC」の「自作」が、「そんなの自作じゃねーだろ!」とずっと抵抗がありました。「自作PC」ってなにも作っていないですよね。ただパーツ買ってきて組み立てるだけ。そういう認識がどうしても強く残っていました。いまは、もう、定着しちゃったし、いいかぁ、という感じではありますが…。
電子パーツショップ系は言うまでもなく、いわゆる「自作PC系」のショップや電気店もだいぶ減ってきましたし、近いうちに秋葉原=電気街というイメージも過去のものになってしまうのかもしれません。
なんだか寂しいなぁ、と思ったニュースでした。
なお、最後に半田ごてを握って作業をしたのは、SUPERMICRO PIIIDME(PIIIDREでも同じ)にSocket 370のPentium IIIをデュアルで稼働させる時のジャンパー飛ばしだった気がします。これはWebページを作って紹介しました。海外からもずいぶんリンクされたのを思い出します(現在そのページは存在しません)。