ピアソン桐原の桐原書店化によって失われる可能性のあった一部翻訳書籍を丸善出版が引き継ぐことになりました。これは本当に良いことだと思います。日本人が日本語でIT関連情報を読むことができるのは素晴らしいことです:
さらに、
なお、下記以外のタイトルにつきましては、価格、ISBN、発売時期などが決まり次第、
逐次、小社ウェブサイトにてご案内いたしますので、ご確認くださいませ。
ということで、今回の発表のあった第一弾以降の再出版もあり得そうなのが、本当にうれしいところです。
現在のIT関連日本語書籍の出版状況では実感することは難しいかと思うのですが、日本向けのIT関連書籍・ドキュメントは他言語の市場規模と比較して相当に優遇されています。これでこそ、先端のIT技術者として活躍できる人たちが日本では少なくないと思います。これはきっと、本当の意味で失われてみるまでわからないことなのかもしれません。例えばJavaは7で日本語向けのドキュメントをオミットするとの宣言がなされました※1(今回は少し遅れて公開されましたが、今後は不明確です※2)。こういった決断が今後増える可能性があるところで、今回のこの発表は朗報です。
今後も良質な日本語IT書籍・ドキュメントが出版されることを望みます。※3
ちなみに丸善「出版」の方とは思っていませんでしたが、下記「ピアソンのJava書籍」へアクセスをいただいていたことは確認していました(書店の方かと思っていました)。もしも、少しは対象の書籍を選択するにあたって選考材料にしていただけていたのであれば、うれしく思います。
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