日本国内シェア最大手の三菱電機がディスプレイ事業から撤退

三菱電機ディスプレイ製品事業が終了することが明らかとなりました:

これは、個人的にはかなりショックな出来事です。私は30行BIOSの2代目作者であるとともに、ヘビーユーザーでもありました。ヘビーユーザーであるからこそ、2代目の作者となったわけです。30行BIOSがリファレンスとしていたのは、三菱電機のXC-1498CⅡでした。デフォルトのモジュールがこれに特化したものであったのは、よく知られたところであったでしょう。そして、私もこのディスプレイを使用していました。その後、同社のRD17GⅡに移行して、90桁BIOSの開発とリリースを行いました。

このように、私の30行BIOSと90桁BIOSの歴史には三菱電機のディスプレイがともにありました。そして、Windows時代になった後も、RDF22PIIRDF221Hと同社のディスプレイを使用してきました。

そして、液晶時代に入ってからは、昨日に書きましたが、DELLの製品に切り替えをしました。それまでは本当に長らく三菱電機一筋だったのです(途中にNEC三菱電機ビジュアルシステムズ時代がありましたけれど)。

そんな同社が、日本でのシェアトップのまま、採算が確保できないということで撤退してしまうということには、少なからず精神的なショックを受けました。

採算が確保できない以上、仕方ない選択であることには理解しますが、イメージ的にはまだまだいける気がしていましたので、やはり「ここまで来ているのか…」という印象はぬぐいきれないものがあります。

あまり購入面で貢献できていたとは言えませんが、私の今日(こんにち)があるのは三菱電機のディスプレイがあってこそだったと思っています。それが歴史の1ページになるにしても、その事実は変わらないものです。

いままでありがとうございました。

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