LGA2011プラットフォーム用Ivy BridgeベースCPU

ようやくLGA2011プラットフォーム用のIvy BridgeベースCPU「Core i7-4960X」が発表されました。

若杉 紀彦さんによる「Intel、Ivy Bridgeベースになった最上位CPU「Core i7-4960X」PC Watch」という記事によれば、CPUクロックが3.5GHzから3.6GHz、メモリがDDR3-1600からDDR3-1866にそれぞれ上がり、マイクロアーキテクチャがIvy Bridgeに変わったことによって、デスクトップ/モバイル向けに先行導入された特徴がようやくLGA2011にももたらされた感じです。

ベンチマークについては三門 修太さんによる「1年半ぶりに刷新された「Core i7-4960X Extreme Edition」をベンチマークPC Watch」に出ていますが、想像通りの性能向上具合だと思います。

これまで一般向けと比較して、LGA2011は2世代マイクロアーキテクチャの差が開いてしまっていましたが、ようやく1世代差まで詰めることができたというのが大きいところだと思います。今後も、一般向けの開発が先行するでしょうから、XeonベースのCPUはどうしても遅れ気味になってしまうでしょうね…。

ところで、これは買いだろうか、どうだろうか、という点はなかなか難しいです。

私の場合、プログラムを書くという仕事&趣味があるので、やはりサポートしている命令が多い方がいいような気がするんですよね…。いまならLGA1150なHaswellのIntel TSX-NIがやっぱりほしいと思うし。でも、時々まとめて動画圧縮とかやる時にはこっちのLGA2011のプロセッサーの方がよさそうで。しかし、Haswellに搭載されているAVX2対応のソフトウェアが一般的になればひっくり返る気もするんですよね。悩ましいです。

LGA2011の方がメモリを多く詰めるのがメリット、ということで、このあたりを天秤にかけて選ぶのがよさそうな気がします。

Processor Number Core Speed Package Type Boxed Order Code OEM Order Code
i7-4960X 3.60 GHz LGA2011 BX80633I74960X CM8063301292500

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