パット・ゲルシンガーCEO、SDDC実現に近づくための製品群を発表~VMworld 2013 初日基調講演レポート – クラウド Watch
五味 明子さんによる記事です。
Software Defined Datacenter(SDDC)――。エンタープライズ業界にかかわる人なら、ここ1年ほど、米VMwareとパット・ゲルシンガーCEOが、このキーワードをことあるごとに繰り返していたことをご存じだろう。
ここのところの仮想化対象がマシンレベルから、ネットワーク、インフラ、データセンターレベルまで拡大しています。これらを実現するためのソフトウェアが順次開発されていることはもちろん、以前は専用のハードウェアがなければ実現できなかったことが、CPUの高速化と高度化によってできるようになってきたことも大きいでしょう。それに伴って、ネットワーク機器のソフトウェア比重が増えたこともこうしたソフトウェア定義のインフラ(Software Defined Infrastructure)やデータセンター(Software Defined Datacenter)の後押しをしています。
さらに、これらの取り組みを標準化するための規格がそろってきたことも大きいでしょう。
水平統合派と垂直統合派の綱引きが今後さらに激しくなっていきそうです。