2000年にデュアルPentiumIIIマシンを組み立ててからしばらく新しいマシンを組み立てていなかったのですが、Pentium 4の比較的安価(最高グレードではないという意味)なCPUにHyper-Threadingが搭載されたのとバス速度が高速化(200MHz QDR)したのがいいきっかけかと思い、久々に1台組み立てました。
主な構成は以下の通りです。
項目 | パーツ |
---|---|
CPU | Intel Pentium 4 2.60C GHz |
Memory | DDR SDRAM 512MB×2(合計1GB) |
M/B | Intel D875PBZ |
Video | NVIDIA GeForce FX 5600 (256MB) |
Audio | Creative Technology SB Live! Platinum |
OS | Microsoft Windows XP Professional SP1 |
音源ボードは従来のをそのまま流用しました。私の使い方では十分すぎるスペックですので(^^;
とりあえず組み立てたらベンチマーク、ということでいくつかやってみました。ただやるだけでは面白くないので、グラフィックボードをGeForce 2 GTS(32MB)、GeForce 4 Ti 4200(128MB)、GeForce FX 5600(256MB)と変えて試しました。結果は次の通りです。
ボード | 3DMark 2001 SE | ゆめりあベンチ | FF XIベンチ | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VGA(それなり) | VGA(綺麗) | VGA(最高) | XGA(それなり) | XGA(綺麗) | XGA(最高) | ||||||||||
1回目 | 2回目 | 1回目 | 2回目 | 1回目 | 2回目 | 1回目 | 2回目 | 1回目 | 2回目 | 1回目 | 2回目 | 1回目 | 2回目 | ||
GeForce 2 GTS | (未計測) | 8918 | 8990 | N/A | N/A | N/A | N/A | 3718 | 3745 | N/A | N/A | N/A | N/A | (未計測) | |
GeForce 4 Ti 4200 | 12252 | 10290 | 10316 | 8949 | 8975 | N/A | N/A | 7070 | 7100 | 5508 | 5543 | N/A | N/A | 5491 | 5473 |
GeForce FX 5600 | 10157 | 7286 | 7289 | 6139 | 6158 | 2019 | 2012 | 5245 | 5263 | 3818 | 3840 | (未計測) | 5626 | 5598 |
こんな感じになりました..。こうしてみると昨年購入したGeForce 4 Ti 4200がかなり健闘していることがわかります。というより、GeForce FX 5600がダメダメなだけですね(^^; DirectX9の機能を使用する場合に限って意味がある感じで、そうでなければGeForce 4 Ti 4200に負けまくっている印象です。特に ゆめりあベンチ のVGA(それなり)でGeForce 2 GTSにすら大幅に差をつけられて負けているのは悲しいところです。
というわけで、DirectX9が必要というわけでなければGeForce 4 Tiシリーズがよさそうです。DirectX9が必要ならATIのRADEON9700/9800シリーズがいいのかもしれません。ATIはドライバの完成度がかなり信頼できないので、今回は選択しませんでしたが..。こういう結果を見るとちょっと考えてしまいそうです。
なお、今回のベンチマークは全てのボードにおいて、NVIDIAが公開しているDETONATOR FX 44.03を用いました。
そういえば途中のドライバ(Windows2000/XP用)からGeForce 2 GTSとGeForce 4 Ti 4200で2048×1536の32ビットモード時に、垂直同期周波数75Hzが選択できなくなっていたのですが、GeForce FX 5600では選択できました。とりあえずこの点はうれしいところです。私はこの制限のために昔のドライバをバージョンアップせずにずっと使いつづけていましたが、これで新しいドライバに移行できます(私の普段の表示環境は2048×1536の32ビット表示をした22インチのディスプレイを2個並べたものだったりします)。