はじめに
Intel Curie Moduleを搭載する具体的な製品であるArduino 101(あるいはGenuino 101、以下はArduino 101に統一)が発表されたので、これ以上の大きな仕様変動はないと思われます。そこで現時点で公表されている情報からIntel Curie ModuleとArduino 101についてまとめてみたいと思います。
Intel Curie Moduleを搭載する具体的な製品であるArduino 101(あるいはGenuino 101、以下はArduino 101に統一)が発表されたので、これ以上の大きな仕様変動はないと思われます。そこで現時点で公表されている情報からIntel Curie ModuleとArduino 101についてまとめてみたいと思います。
ローマ時間の2015年10月16日、Arduino LLCがMaker Faire Romeにて「Arduino 101」を発表したのにタイミングを合わせる形で、Intel Corporationがエントリー・レベルのMakerと教育分野に最適であるとするArudino 101の情報を掲載しました。
このArduino 101はアメリカにおいての名称で、その他の国においてはGenuino 101という名称となります。これはArduinoの名称、端的にいえば商標登録の問題で現在もめている最中であることに配慮したものと思われます。この問題については「Arduinoの内部分裂について – スイッチサイエンス マガジン」に記載があります(読んでいただければわかるのですが、部外者がどっちがどっちと判断するのは困難ですので、このメモではこのArduino 101が公式だとかどうとかいう表現は念のため避けておきたいと思います)。
本メモでは、2つある名称のうちArduino 101を使用します。適宜必要に応じて読み替えていただければと思います。
2015年2月9日にArduino IDE 1.6がリリースされました。いろいろと改善されているのですが、Intel Edison/Galileo向けのIntel版Arduinoは別枠でメンテナンスされており、同社のボードを使用する開発者は移行することができなかったのですが、約1か月後の3月11日にIntel版のArduino IDE 1.6もリリースされました。
先日のメモで超音波距離センサーHC-SR04を扱うためのArduino IDE 1.5系用のライブラリーを作成しましたが、今回はこれを用いながら8個のHC-SR04を同時に接続して使用してみたいと思います。
マイコンなどの制御で何らかの物体を動かす際には周囲の状況をセンサーで把握する必要が出てくることがよくあります。この際によく利用されるのが距離センサーです。いくつか方式があり、レーザー、可視光、超音波などを使用するものがありますが、今回は超音波を使用する距離センサー「HC-SR04」を使用してみたいと思います。
前回作成したAnalog Devices ADT7410に対応する「ライブラリ」っぽいArduino用スケッチを、実際にArduino開発環境用(Arduino IDE)で使用できる「ライブラリ」としてまとめてみたいと思います。
ここの所寒いですね。どのくらい寒いのか気になるので温度センサーを使ってみたいと思います。というのは冗談で、しばらく前に購入したものの使用できていなかった温度センサーをようやく時間ができて使うことができたので、そのことを書いてみたいと思います。
2015年1月12日追記:Arduino IDE 1.5以降用の「ライブラリ」としてまとめたものは“Arudino開発環境用の「ライブラリ」を作成してみる – 作成した「ライブラリ」の配布”で配布しています。