12月9日付でiモードサイトで公開されているiモード契約者数とそれに占める503iシリーズの端末数が更新されました。それによると、iモード契約件数は29,531,000件、そのうち503iシリーズによる契約が9,600,000件となっています。あと2週間で確実に503iシリーズの契約はは10,000,000件を超えるでしょう。
FOMAに対する評価
一般的なFOMAに対する評価は概ねマイナス傾向のものが多いように感じています。私もFOMAを使用しているのですが、FOMA端末を取り出すと、「え?」とか「物好きですね」とか言われることがそれなりにあります。これは他方式の端末を取り出したときにはあまりない反応で、意外なほどにマイナスな評価がFOMAに対して広まっているなぁ、と感じるところです。
キャリア各社のシェア
電気通信事業者協会(TCA)のデータによれば、NTTドコモ、Jフォンは純増を順調にキープしているものの、KDDIは純減とのことです。しかし、純減のKDDIもcdmaOneだけを見れば純増であり、従来のデジタルを使用していたユーザーがcdmaOneではなく他キャリアへ移動してしまっている感じでしょうか。ツーカーは例によって純減で、今後の見通しが難しい状態にあるようです。NTTドコモのFOMAは3000契約の純増となり、全体で14000契約まで伸びています。これが少ないと見るか多いと見るかは現在の使用可能エリアに対する評価によって大きく異なってきそうですが、私としてはまぁまぁ伸びているように見ています。
PHSではDDIポケットが1200契約の純増ということで、AirH”が定着してきたようです。NTTドコモの契約が増えているのはAirH”を使用するほどではないものの、モバイルでPHSの魅力を感じる人が1台目の契約がNTTドコモであるため、2台目もNTTドコモにしているために増えている感じなのでしょうか。しかし、アステルグループがマイナス7000契約であり、全体としてはマイナス1700契約となっています。今、PHSは苦しい状態にあるのは間違いないと思いますが、データ通信の安定性や音声通話における音質のよさ、価格の安さは十分評価に値すると思います。もう少し注目を集めてもよいのではないかなぁ、と思います。
Generic Connectionフレームワークの実装とiアプリ
iアプリはネットワークとJARファイル、スクラッチパッドへのアクセスにJ2ME CLDCで定められたGeneric Connectionフレームワーク(汎用接続フレームワークとも呼ばれます。)を使用します。このうち、ネットワークに関してはDoCoMoProfile特有のcom.nttdocomo.io.HttpConnection
オブジェクトを使用します。(ちなみに、MIDPではjavax.microedition.io.HttpConnection
を使用しますが、これはMIDPに属するものでCLDCに属するものではありません。)
電池が2個あるということ
ご存知の通り、FOMAにはデフォルトで電池が2個ついてきます。これはFOMAの電池の持ちが非常にタイトで、普通に使っているといろいろと不都合であろうということなのでしょう。というわけで、FOMAを使っている私も電池を2個使っています。
最初は2個も使い分けるなんていやだなぁ、と思っていたのですが、最近は2個あると快適だなぁ、と思うようになりました。当然、ただ単に2個あっても便利でもなんでもなくて、バッテリ単体での充電器を買ってから便利だと思うようになりました。
iアプリ対応端末の台数
書こうと思っていたらZDNet Japan Mobile Channelに先を越されてしまいました(^^;が、iアプリ対応端末は猛烈な勢いで増えています。2001年12月2日付けのデータ(iモード対応端末より、「iMENU→DoCoMoメニュー→ドコモホームページ→関東・甲信越→DoCoMoからのお知らせ→iモード契約者数」とページを選択していくと見ることができます。)で、ドコモグループ全体のiモード契約数が29362000件、このうちiアプリ対応503iシリーズでの契約が9370000件と、とにかく数の上ではダントツです。
iモード契約の約32パーセントがiアプリ対応端末というのですから、もうこれは本当にすごい勢いで普及しているといえます。既にiモードと同様にデファクトスタンダードと言えるかもしれません。今年はあと26日ありますが、ペースが落ちなければ今年中に1000万台を突破するのは間違いないでしょう。
ワームがぞろぞろと..
最近、私のメールボックスにやたらとたくさんワームが送られてくるようになりました。現在流行っているBadtrans.Bというやつです。このページをご覧のみなさんで、ウイルス対策ソフトウェアを入れていらっしゃらない方や、入れていても検出パターンを更新していらっしゃらない方は、ぜひこれを機会に導入するなりパターンを更新するなりすることをお勧めしたいと思います。
Badtrans.Bに関しては、
にて詳しく説明されており、必要に応じて修復するためのツールも公開されています。
J-フォンのAPI
最近J-PHONE Developer Programで公開されたパケット通信対応機種でのAPIと、それ以前に公開されていたJSCLのAPIリファレンスを比較してみると面白いことがわかります。
今日
早いもので、今日はもう12月です。今年も残り1ヶ月を切ってしまったわけです。年々時間が経つのが早く感じます。12月1日からFOMAもエリアが拡大され、西日本地区の一部でもサービスが開始されました。KDDIのezplusフェーズ2対応端末の発売も今日から開始となり、色々と動きのある一日になったといえるでしょう。
携帯電話/PHSの形状
携帯電話/PHSに採用されている形状は、一般的ではないものを除くと
- ストレートタイプ
- 折りたたみタイプ
- フリップタイプ
の3種類に分類できます。このうち、現在最もポピュラーなのが折りたたみタイプであり、次がストレートタイプ、そして最近若干勢いが弱いフリップタイプが続く感じになっているのではないかと思います。