週刊iガイドにみるNTTドコモの戦略あるいはジレンマ

概ね毎週月曜日に更新されるiモード上の「iMenu」には「週刊iガイド」というコンテンツがあります。これはNTTドコモが同社のお知らせやアピールなどを発表するページで、パケット通信料も無料(なぜかFOMAでは有料)で読むことができます。この週刊iガイドはFOMAとその他の機種では内容が異なっています。しかし、細かい差を除いて概ね両者の内容は同じであったと思います。

今回コラムで取り上げたいのは2002年5月27日付けで掲載された週刊iガイドの内容がFOMAとその他でかなり異なっていた、ということに関してです。

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SO504i発表

NTTドコモが「iモード対応携帯電話の新機種を発売」というプレスリリースを出しました。これによればソニーエリクソンモバイルコミュニケーションズ製のSO504iが6月3日(月)から発売になるとのことです。デザインが新しくなり、より多くの層に受け入れられるようになったのではないかと思います。メールの入力などに威力を発揮するPOBoxも引き続き採用されており、ジョグダイヤルとPOBoxに魅力を感じるユーザーにとっては先行機種を見ながら待ちに待った(というほどでもない?)発表でしょう。

これで未発売の機種はP504iだけになりました。

注目のN504iと他の504i各機種比較

昨日29日に発売されたN504iですが、F504iD504iより急ピッチに売れているようです。ただ、入荷量が限られるようで一部の店頭では既に売り切れが発生している模様です。売れ行きが好調な理由はNTTドコモ向け端末として「Nブランド」が定着していることと、現在発売されている504iシリーズの中では価格が安価であることも影響しているでしょう。しかし、外観がほとんど変わっていないため、コアなユーザー以外にはあまり積極的に訴えかける部分が少ないような気がするのも確かです。中身については当然それ相応の変更が加わっており、どこからどうみても新機種なのですが..。NシリーズはNシリーズで外見は完成したものであるという認識によるものなのかもしれません。往年のPC-9800シリーズをふと思い出してしまうのは..。

このあたりのデザインや電話機としての評価は各社のニュースサイトで十分に行われていると思いますので、iアプリを動かすプラットフォームとしてみたときの評価(と言うか感想)を書きたいと思います。

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N504i発表

NTTドコモが「iモード対応携帯電話の新機種を発売」というプレスリリースを出しており、これによればN504iが29日(水)から発売になるとのことです。液晶の解像度が大幅に上がっており、162ドット×216ドットにもなっています。これはP2101Vに次ぐ解像度です。また、シャープ製の2Dフォーマット「E-アニメータ」にも対応しています。これはiアプリでの制御にも対応しており、VisualPresenterクラスで再生を行うことができます。

日本電気はNTTドコモ端末のシェアトップであり、504iにおいても主流の本命とも言われています。しかし、今回は現在同シェア第2位の松下通信工業のP504iも注目度が大変高くなっており、今後のシェア争いが楽しみなところです。

504iの3Dグラフィックス機能

504i向けのiアプリでは、3DグラフィックスAPIがiアプリ拡張APIとして提供されます。公開されているAPIリファレンスを見るとわかるように、3DグラフィックスAPIは2種類存在し、「iアプリコンテンツ開発ガイド for 504i ~ iアプリオプション・iアプリ拡張編 ~ 第1.0版」によればそれぞれを高レベル3DグラフィックスAPI(com.nttdocomo.opt.j3dパッケージ)および低レベル3DグラフィックスAPI(com.nttdocomo.opt.j3d2パッケージ)と呼んでいます。

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504iシリーズ正式発表

NTTドコモiモードの高速化及び機能向上に伴う対応携帯電話機を発売というプレスリリースを発表しました。これによれば、当初発売される機種は三菱電機製D504iと富士通製のF504iの2機種で、発売は24日からとされています。NTTドコモによる両端末の紹介ページは以下の通りです。

すでに富士通ではFM WORLD.NETF504iのページが公開されています。カタログPDFも公開されているので、詳しく知りたい人は要チェックです。なお、これを書いた時点(午前11時半)では三菱電機はまだD504iのページを公開していません。


504iシリーズ共通の特徴かどうかはわかりませんが、D504iとF504iはDoPaによるパケット通信をサポートしています。従来は50xiシリーズではサポートしていなかっただけに目新しさを感じます。このDoPaはiモードの通信速度と同様に下り28800bps、上り9600bpsの通信となっています。なお、DoPaのみの契約はできず、必ずiモードと共に契約しなければならないとされています。


結局、三菱電機は本日中にD504iのページを公開しませんでした。発売後に掲載するのかもしれません。

ezplusの開発ツール公開

KDDIは同社の携帯電話サービスau向けのJavaコンテンツezplusに対応した開発ツール「ezplus開発キット」を5月10日より公開しているとプレスリリースを本日付けで発表しました。これはJフォン向けのツールと同様の構成となっているようで、別途Java 2 SDK, Standard EditionJ2ME Wireless Toolkitを必要とします。(この件で見ていて気が付いたのですが、Java 2 SDK, Standard Editionもマイナーバージョンアップした1.3.1_03が公開になっています。)

インテルのPRページの・・・ん?

インテル株式会社が新たに発表したPentium4のPRを行うページとして「インテル(R)850E チップセットを使用したインテル(R)Pentium(R)4プロセッサ ベース・プラットフォームの10の利点」を公開しているのですが..。何か変です。

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