Intelの14nmプロセスの歩留り問題は限定的?

Intelに半導体製品の製造委託をしている米国ALTERA日本語設定のブラウザーだと日本法人のページにリダイレクトされます)の日本法人である日本アルテラのハンス・チュアン社長のインタビュー記事が出ています:

この竹本達哉さんの記事によると、ALTERAの製品に関しては遅れるという話は出ておらず、当初の予定通り2013年末に「Stratix 10」などの製品のテストチップ出荷を開始するということで、現状では予定通りのようです。このことから、Intelの14nmプロセスの問題というより、HaswellからBroadwellの改定で変更した何かが歩留りに影響したのかもしれません(電源関係など、非ロジック部分での変更も行われているという話もありますし)。

そのように考えると、IntelのCEOであるBrian M. Krzanichさんによる「Broadwell以外はスケジュールに変更がない」との発言内容と一致するように思えます。

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Intel Iris Pro Graphics 5200のベンチマーク

PC Watchに「マウスコンピューター「LuvBook H」でIris Pro Graphics 5200の性能を検証」という記事が掲載されており、Intel Pro Graphics 5200のベンチマークが掲載されています。なかなかよい結果で、下位のディスクリートGPUを別に搭載する必要が全くなさそうな感じになっています。

一方で高性能な分、消費電力は増えており、バッテリーでの駆動時間はやや短めのようです。

気になるのはやはり重量ですかね…。もう少し軽くないと、持ち運びには厳しいです。構成を変更できるのかと思って、マウスコンピューター該当製品のページを見てみたら、すべて入荷待ち!! 😯 記事本文中には「マウスコンピューターより発売中」って書いてあったのですが、実際にはまだのようです。

表示品質やドライバーの確かさなどではAMD APUにまだ劣る部分もありますが、速度についてはそろそろあまり気にしなくてもよい時代になりそうです。Intelはプロセスを微細化するごとに搭載するGPUのユニットを増設し続けていますから、BroadwellあたりになるとまたGPU性能があがりそうです。

2013年10月23日追記

他にもいくつかベンチマークを取っているサイトがありますので、そちらも紹介します:

2012年のDRAM市場において過去30年間で初めてPC向けシェアが50%を割る

DRAM業界の近況を伝える記事を紹介します:

このR. Colin Johnsonさんの記事の翻訳記事(翻訳・田中留美さん)によると、

IHS iSuppliによれば、これまでDRAM市場において、PCが圧倒的な売上高シェアを占めてきた。しかし、2012年におけるDRAM市場の売上高に占めるPCのシェアは、過去30年間で初めて50%を下回る結果となった。

ということで、なんとついに昨年のPC向けのDRAMのシェアが50%を下回ったそうです。それだけ携帯情報機器のシェアが増えているということでもありますが、それにしても歴史的なことですね。PC向けのシェアが50%を割ったものの、売上高および容量の両方が伸長を続けているということで業界全体としては順調に成長を続けており、その上、最近の平均単価上昇で黒字化が一気に進んだという、DRAM業界にとってうれしいニュースとなったようです(ただし、携帯情報機器はPCほどメモリを搭載しないことから、伸長ペースは現状よりも遅くなる見込みだそうです)。

先日の「火災?でDDR3メモリの値上がり」の時にも書きましたが、下がりすぎた価格を調整しつつ、利益の出るような生産を続けるでしょうから、今後も長い目で見ればDRAMの平均単価の上昇は続くのでしょう。

Appleが昨年~今年販売の“MacBook Air”のSSD交換プログラムを実施

Appleが2012年6月~2013年6月に販売した「MacBook Air」の一部に搭載されている東芝製SSD(64GBと128GB)の交換プログラムを実施するそうです:

ここ数カ月、いろいろなサイトで該当「MacBook Air」の東芝製SSDが突然死するという報告が出ていましたが、この事象を米国Appleが確認したというところなのでしょう。該当するSSDを搭載しているかどうかをAppleの提供するソフトウェアを使用して判定し、該当するのであれば交換プログラムに参加できるとのことです。突然死でデータが取り戻せないということも多いようですので、該当SSDを搭載していることが判明したら、バックアップを早めに取ることをお勧めします。

なお、該当機種であってもSamsung Electronis製のSSDの場合は問題が発生しないそうです。このため、専用のソフトウェアでSSDが該当するものかどうかを判別する必要があるわけです。

CQ出版社の月刊誌「Interface 2013年11月号」を購入

CQ出版社の刊行する月刊誌「Interface」をものすごい久しぶりに購入しました。購入したのは先週で、本屋さんで小さくなってリニューアルされた同誌の2013年11月号をを見かけたのがきっかけです。ぺらぺらとめくってみると、いろいろなARMマイコンボードが掲載されており、また開発環境のつくり方や基本的な知識として必要なものがいい感じにまとまっていたので購入した次第です。

CQ出版社 月刊Interface 2013年11月号

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コードネーム“Lakemont Core”への言及について

先日書いた「Intel Quark Core自体の仕様(コードネームはLakemont Core)」において、

実際どうなのかわかりませんが、現状ではそういう情報をいろいろと検索しても見つけられませんでしたので、「Lakemont Core」が当たりなら、ここでの、この指摘が初出になるかと思います。

と書いていましたが、さらに早く言及している方が見つかりました。その方は2013年10月3日にTwitterで言及しています:

Figure 25 of the dev manual says “Lakemont core”. So now you have a codename.

Twitter – tom_forsyth @TheKanter Figure 25 of the …より引用

TwitterはなかなかGoogleの検索に引っかからないので、これを知ったのは今日だったりします。これを先に知っていればLakemont Coreがコードネームなのかどうか、などと悩まずに済んだんですけどね 🙂

「幾原邦彦の世界」でのお金や押井守監督の話など

マチ★アソビ vol.11」というものが、2013年9月28日から10月14日まで徳島市で開催されて、その中のトークイベントで「幾原邦彦の世界」というのがあり、幾原監督庵野監督らが出演していたとのことです。その中で押井監督について庵野監督が言及している部分があります:

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NVIDIA、V-SYNCに代わるG-SYNCを発表

NVIDIAがV-SYNCのオンとオフそれぞれで発生する問題の解決策として「G-SYNC」というものを発表したという記事を紹介します:

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Windows 8.1において一部USB機器の充電に問題が発生する件

はじめに

昨晩「ソニー製品の一部でWindows 8.1ではUSB充電できなくなるという話」という記事でソニーが自社製品についてWindows 8.1を搭載したパソコンにおいてUSB充電ができなくなるという問題を告知していることを紹介しましたが、これは別にソニー製品に限定した問題ではない模様なので、別途この記事を書くことにしました。

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“Microsoft Visual Studio 2013正式版”がリリースされました

Microsoft Windows 8.1のリリースに合わせてMicrosoft Visual Studio 2013正式版もWebサイトにリリースされました:

同ブログにはこれまでにいろいろと拡張された内容が掲載されていますので、この機会に振り返ってみてみるといいかもしれません:

結構楽しそうな…っていうか、便利そうな機能が増えています。