Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

java.io
クラス ByteArrayOutputStream

java.lang.Object
  上位を拡張 java.io.OutputStream
      上位を拡張 java.io.ByteArrayOutputStream

public class ByteArrayOutputStream
extends OutputStream

自動的に拡張されるバイト配列として使用できる出力ストリーム機能を提供するクラスです。 出力ストリーム共通の書き込みによって、byte 配列 buf にデータが蓄積されます。 buf の容量が不足する場合、自動的に容量の拡張を行います。

蓄積したデータは toByteArray() メソッドあるいは toString() メソッドで取り出します。

導入されたバージョン:
CLDC 1.0

フィールドの概要
protected  byte[] buf
          書き込まれたデータを保持しています。
protected  int count
          buf のうち、データが書き込み済みのバイト数を保持しています。
 
コンストラクタの概要
ByteArrayOutputStream()
          バッファの初期サイズが 32 バイトのオブジェクトを構築します。
ByteArrayOutputStream(int size)
          指定された初期サイズのバッファを持つオブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 void close()
          出力ストリームをクローズし、関連するリソースをすべて開放します。
 void reset()
          count0 にし、書き込まれたデータを全て破棄します。
 int size()
          バッファに書き込まれたデータのサイズを返します。
 byte[] toByteArray()
          バッファに書き込まれたデータをコピーした新たな byte 配列を生成して返します。
 String toString()
          バッファに書き込まれたデータをデフォルトの文字エンコーディングにしたがって文字列に変換し、その結果を返します。
 void write(byte[] data, int index, int length)
          渡された byte 配列の指定位置から指定された長さのデータをバッファへ書き込みます。
 void write(int data)
          渡されたデータを1バイトのデータとしてバッファへ書き込みます。
 
クラス java.io.OutputStream から継承されたメソッド
flush, write
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

buf

protected byte[] buf
書き込まれたデータを保持しています。


count

protected int count
buf のうち、データが書き込み済みのバイト数を保持しています。

コンストラクタの詳細

ByteArrayOutputStream

public ByteArrayOutputStream()
バッファの初期サイズが 32 バイトのオブジェクトを構築します。


ByteArrayOutputStream

public ByteArrayOutputStream(int size)
指定された初期サイズのバッファを持つオブジェクトを構築します。

パラメータ:
size - バッファの初期サイズを渡します。
メソッドの詳細

write

public void write(int data)
渡されたデータを1バイトのデータとしてバッファへ書き込みます。

定義:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
data - 書き込むデータを渡します。

write

public void write(byte[] data,
                  int index,
                  int length)
渡された byte 配列の指定位置から指定された長さのデータをバッファへ書き込みます。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
data - 書き込むデータを byte 配列で渡します。
index - 書き込むデータの byte 配列内の開始位置を渡します。
length - 書き込むデータの長さを渡します。

reset

public void reset()

count0 にし、書き込まれたデータを全て破棄します。 ただし、バッファのサイズ変更や開放は行いません。 このメソッドを呼び出したあとの書き込みは再度先頭からの書き込みとなります。


toByteArray

public byte[] toByteArray()

バッファに書き込まれたデータをコピーした新たな byte 配列を生成して返します。

戻り値:
書き込まれたデータがコピーされた新たな byte 配列を返します。

size

public int size()

バッファに書き込まれたデータのサイズを返します。 この値はバッファのサイズとは必ずしも等価ではありません。

戻り値:
バッファに書き込まれたデータのサイズを返します。
関連項目:
count

toString

public String toString()

バッファに書き込まれたデータをデフォルトの文字エンコーディングにしたがって文字列に変換し、その結果を返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
文字列に変換されたデータを返します。
導入されたバージョン:
CLDC 1.0.2

close

public void close()
           throws IOException
出力ストリームをクローズし、関連するリソースをすべて開放します。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の close
例外:
IOException - 処理に伴い、出力関係で何らかの障害が発生した場合に throw します。

Unofficial
"CLDC 1.1
+ MIDP 2.0"
API Reference.
(日本語版)

公式仕様書原文の著作権表記等(※):

Mobile Information Device Profile Specification ("Specification")
Version: 2.0
Status: FCS
Release: November 5, 2002

Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc. and Motorola, Inc.
All rights reserved.
※ただしこの API リファレンスは英語仕様を一語一句正確に翻訳したものではなく、一度私が英語の仕様原文を読んだ上で元の意味と構造をなるべく保つように書き起こしたものです。このため一部は完全に異なる説明となっています。また CLDC 1.1 部分は同仕様の範囲外であるため、まったく参考とはしていません。

※仕様書のライセンス上、問題は無いと考えておりますが、万が一問題があるとお考えの関係者の方がいらっしゃいましたらメールにて連絡をいただけると幸いに存じます(第一言語に日本語、第二言語に英語を希望しますが、返信は基本的に日本語で行います)。

この API リファレンスは仕様書の日本語版という位置づけでは作成していませんし、仕様書ほど厳格でもありません。MUST、SHOULD、MAY などの仕様の条件を強調する文を維持していません(反映すらしていない個所もあります)。仮想マシンおよび MIDP の実装のために使用することは避けてください。そのような用途には必ず公式仕様書原文そのものを用いるべきです。
この API リファレンスに記載されている内容は"さかきけい"が Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process が公開している各種公式資料を元に、独自に調査・編集したものであり、Sun Microsystems, Inc や Motorola, Inc、Java Community Process 等とは一切関係ありません。したがってこの API リファレンスに関する問い合わせを関係各社等に対して行うことを固く禁じます。
また、記載された内容には既知か否かに関らず誤りが含まれる可能性があり、一切保証はありません。本 API リファレンスを使用した結果、不利益が生じたとしても"さかきけい"は一切の責任を負いません。
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