以前も「週刊iガイドにみるNTTドコモの戦略あるいはジレンマ」で書きましたが、NTTドコモが提供するiモードサービスのガイド(いわば「お知らせ」)である「週刊iガイド」はPDCではパケット通信料金が無料で見ることができます。これに対して、FOMAではPDCと異なりパケット通信料が無料となりません。しかし、本日の朝9時過ぎに見てみると「iMenu」に「↑パケット通信料(free)」の表示がBLINK表示されているではないですか。
「旧サイトのコラム」カテゴリーアーカイブ
続・FOMAのメール仕様は本当に悪いのか?
先日、このショートコラムで「FOMAのメール仕様は本当に悪いのか?」というものを書いたのですが、ZDNet Mobileが週1度掲載している「Mobile Weekly Top10」において、再度この問題について述べています。
DoCoMoProfile-2.0と標準規格としてのMID Profile
DoCoMoProfile-2.0のAPIリファレンスを見ていて、思わず苦笑してしまった点があります。それはcom.nttdocomo.lang
パッケージにIllegalStateException
クラスが設けられている点です。これはJava 2 Platform, Standard Edition(J2SE)ではjava.lang
パッケージに存在する同名のクラスと同様の目的で使用します。しかしながら、Java 2 Platform, Micro Edition, Connected Limited Device Configuration(CLDC)ではこのクラスは省略されています。このため、DoCoMoProfile-2.0ではこのパッケージに設けたわけですが..。
504iシリーズのJava仕様 ~ 仕様書外の部分 ~
インプレスのケータイWatchの記事「NTTドコモ端末売れ筋ランキング・東京(5月30日~6月5日)」によれば、504iシリーズよりもSH251iの方が売れているようです。iモードユーザーの中でもカメラ付きの端末は待ち望まれていたのだなぁ、と実感できるデータです。
FOMAのメール仕様は本当に悪いのか?
ZDNet Mobileが2002年6月4日付けで「FOMAはメールも第3世代? 人騒がせなFOMAのEメール」という記事を掲載しました。この記事を要約すると、
- NTTドコモのFOMAからDDIポケットのライトEメールへメールが届くと「添付あり」と表示されるが実際には添付が存在せず、接続料金の5円が余計にかかる。
- この原因はFOMAのメールヘッダの
Content-Type
が常にmultipart
であるのが原因である。 - 他のキャリアや一般的なメールソフトで問題なくメールが受信できるのは
Content-Type
を無視しているからだ。 - 可視テキスト(
text/plain
)メールに添付が無いのにContent-Type
にmultipart
をつけるのは誤りである。 - この誤ったヘッダを出すFOMAのメールサーバーを改修すべきだ。
というものです。
P504i発売とP2002発表
P504i発表
NTTドコモが「iモード対応携帯電話の新機種を発売」というプレスリリースを出しました。これによれば松下通信工業製のP504iが6月5日(水)から発売になるとのことです。薄型でキュートな感じで、女性に受けるのではないかと思います。また、最近の大型化した端末では胸ポケットへ入れるのが難しい(違和感がある)ものが多かったのですが、これならば入りそうです。背面のディスプレイをiアプリ上から制御することができたり、比較的前評判の高いiアプリの実行性能等、かなり注目の端末が登場したといえそうです。
週刊iガイドにみるNTTドコモの戦略あるいはジレンマ
SO504i発表
NTTドコモが「iモード対応携帯電話の新機種を発売」というプレスリリースを出しました。これによればソニーエリクソンモバイルコミュニケーションズ製のSO504iが6月3日(月)から発売になるとのことです。デザインが新しくなり、より多くの層に受け入れられるようになったのではないかと思います。メールの入力などに威力を発揮するPOBoxも引き続き採用されており、ジョグダイヤルとPOBoxに魅力を感じるユーザーにとっては先行機種を見ながら待ちに待った(というほどでもない?)発表でしょう。
これで未発売の機種はP504iだけになりました。
注目のN504iと他の504i各機種比較
昨日29日に発売されたN504iですが、F504iやD504iより急ピッチに売れているようです。ただ、入荷量が限られるようで一部の店頭では既に売り切れが発生している模様です。売れ行きが好調な理由はNTTドコモ向け端末として「Nブランド」が定着していることと、現在発売されている504iシリーズの中では価格が安価であることも影響しているでしょう。しかし、外観がほとんど変わっていないため、コアなユーザー以外にはあまり積極的に訴えかける部分が少ないような気がするのも確かです。中身については当然それ相応の変更が加わっており、どこからどうみても新機種なのですが..。NシリーズはNシリーズで外見は完成したものであるという認識によるものなのかもしれません。往年のPC-9800シリーズをふと思い出してしまうのは..。
このあたりのデザインや電話機としての評価は各社のニュースサイトで十分に行われていると思いますので、iアプリを動かすプラットフォームとしてみたときの評価(と言うか感想)を書きたいと思います。