iアプリはネットワークとJARファイル、スクラッチパッドへのアクセスにJ2ME CLDCで定められたGeneric Connectionフレームワーク(汎用接続フレームワークとも呼ばれます。)を使用します。このうち、ネットワークに関してはDoCoMoProfile特有のcom.nttdocomo.io.HttpConnection
オブジェクトを使用します。(ちなみに、MIDPではjavax.microedition.io.HttpConnection
を使用しますが、これはMIDPに属するものでCLDCに属するものではありません。)
「Java」カテゴリーアーカイブ
iアプリ対応端末の台数
書こうと思っていたらZDNet Japan Mobile Channelに先を越されてしまいました(^^;が、iアプリ対応端末は猛烈な勢いで増えています。2001年12月2日付けのデータ(iモード対応端末より、「iMENU→DoCoMoメニュー→ドコモホームページ→関東・甲信越→DoCoMoからのお知らせ→iモード契約者数」とページを選択していくと見ることができます。)で、ドコモグループ全体のiモード契約数が29362000件、このうちiアプリ対応503iシリーズでの契約が9370000件と、とにかく数の上ではダントツです。
iモード契約の約32パーセントがiアプリ対応端末というのですから、もうこれは本当にすごい勢いで普及しているといえます。既にiモードと同様にデファクトスタンダードと言えるかもしれません。今年はあと26日ありますが、ペースが落ちなければ今年中に1000万台を突破するのは間違いないでしょう。
J-フォンのAPI
最近J-PHONE Developer Programで公開されたパケット通信対応機種でのAPIと、それ以前に公開されていたJSCLのAPIリファレンスを比較してみると面白いことがわかります。
今日
早いもので、今日はもう12月です。今年も残り1ヶ月を切ってしまったわけです。年々時間が経つのが早く感じます。12月1日からFOMAもエリアが拡大され、西日本地区の一部でもサービスが開始されました。KDDIのezplusフェーズ2対応端末の発売も今日から開始となり、色々と動きのある一日になったといえるでしょう。
各キャリアのJava
ここのところの発表で日本の携帯電話各キャリアのJavaの方向性が見えてきました。表にすると大体こんな感じでしょうか?
NTTドコモ | KDDI | J-フォン | |
---|---|---|---|
Profile | DoCoMoProfile | MIDP + KDDIP | MIDP + JSCL |
規格公開 | ○ | △ | ○? |
自由公開 | ○ | △ | × |
開発ツール | ◎ | × | ○ |
- NTTドコモのiアプリは規格も完全に公開されており、作成したiアプリを自由に公開することができます。開発ツールもNTTドコモ公式のもの以外にもいくつか公開されており、非常に充実しています。
- KDDIPのezplusは一般公開されている機能は一部で、作成したezplus対応ソフトウェアの公開についても公開されている仕様の範囲内に限って使用可能となっています。開発ツールにはJ2ME Wireless Toolkitを使用しますが、KDDIPによる拡張部分はサポートされていないため、この部分を使用ソフトウェアを作成する場合はこのツールは使えません。
- J-フォンのJavaアプリは仕様が最近公開され、開発ツールも近日中に公開される予定となっていますが、開発したJavaアプリを自由に公開することはできません。また一部使用できる機能にも制限が加わるとの事です。
現状では一番自由なのがNTTドコモのiアプリ、次はKDDIのezplusでしょうか。一番高機能なのはJ-フォンのJavaアプリだといえるでしょう。しかし一番公開に関する制限が強いのもJ-フォンのJavaアプリです。
一般の人という立場で開発を行うつもり方々はどのキャリアの規格に注目していますか?
KDDIのezplus / その2
午後5時前後から色々と公開が始まりました。ezplusの新仕様はもちろん、ezmovie、eznavigation、XHTML、HDML、IPアドレス帯域、各種ツール等、実に色々と公開されています。最初はPDFがない状態で始まり(トップページも画像が変な状態)、現在は更新が終わったようです。ただ、ezplusの別紙2-1のURLがリンクミスとなっています。正しいURLは、http://info.ezweb.ne.jp/factory/tec/spec/pdf/ezplus_APItablewap.pdf
です。
KDDIのezplus
KDDIの携帯電話サービスauが展開するJava対応のサービスezplusが12月1日発売の新端末からPhase.2に移行します。これによって今でのezplusの機能に加え、HTTPによるネットワークアクセス機能やGPSによる位置情報取得機能が追加されます。全ての機能が一般サイトのezplusで使用できるかどうかはわかりませんが、関連する仕様が明日30日からEZweb on the streetで公開されるそうです。また、ezmovieを作成するためのツールも公開されるということで、明日はこのサイトを要チェックです。
JavaOneに合わせての発表なのかどうかわかりませんが、昨日のJ-フォンのJavaアプリに続いてのアナウンスです。
J-フォンのJavaアプリの資料に関してもそのうちまとめたページを作りたいと思います。同様にezplusに関してもまとめたページを今年中には作成して公開したいと考えています。問題は時間の捻出ですが、何とかしたいところです。また、iアプリのAPIリファレンスに関しても今年中に再度大規模な修正を行う予定です。
J-フォンのJavaアプリ
本日、J-フォンがJavaアプリの仕様をJ-PHONE Developer Programにおいて公開しました。まだエミュレータは公開されておらず、仕様を眺めるだけの状態ですが、12月中には必要なツール一式が提供されるようです。最も高機能で手が出せなかったJavaアプリに手を出せる可能性が見えてきました。現状のiアプリやezplusほど、公開する自由が高いわけではありませんが、それでも可能性が見えてきたことは歓迎したいと思います。
え?J-フォンのディスプレイは4インチ?
最初に読んだ時は何も感じなかったのですが、ZDNet Newsによく読むと妙な記事を発見しました。それは日本で気勢を上げるJava陣営という記事です。この記事には「ちなみに日本ではJ-フォンが4インチカラースクリーン搭載…(以下略)」という記述が見受けられます。おやや..。4インチといったら..。すごいでかいですよね。元々4センチか何かで書いてあったんじゃないのかなぁ、と思い、英語の原文の方であるJava peps up phones in Asiaを見てみたのですが、こちらも4インチと書いてあります。どこかで誤解が生じたのでしょうが、4インチというのに誰も疑問を持たなかったのかと思うとちょっとビックリです。
さて、突っ込みはここまでとして、この記事には興味深いことも書かれています。それはNTTドコモがMIDP対応を進めているということが記事の最後の方に書かれていることです。これって、本当なんでしょうか?
KDDI cdmaOne対応C452CAのJavaから見た時計
以前、ezplus向けに自身で作ったMIDletが動くかどうか試すためにアナログ時計を作成してみたところ、C452CAでどうしても時間がずれるという現象が発生し、原因がよくわかりませんでした。しかも、ずれているのは私が実行した場合のみで、それ以外では時間が合っていたらしいのです。その原因が最近わかりました。